マイクロソフトの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

マイクロソフトは、1975年にビル・ゲイツとポール・アレン氏によって設立されたソフトウェア会社です。オペレーションシステムのウィンドウズやドキュメントソフトのワード、計算ソフトをエクセルなどパソコンなどで必須のソフトを開発販売しています。ゲームの分野ではハードのゲーム機Xboxとネットワーク課金によって事業を成長させています。クラウドサーバーはAzureで展開しています。ソフトの販売から、クラウド型のサブスクリプションサービスへの移行も順調です。モバイル分野ではオペレーションシステムではグーグルのアンドロイドとアップルのiOSに差をつけられています。

業績推移(年次)

GAFAに押されていた時期もありましたが、2016年以降営業利益率や売上高ともに右肩上がりでの再成長を遂げています。

2022年度
売上高は前年度比17.96%増の198,270百万ドルになりました。営業利益は前年度比19.14%増の83,282百万ドルになりました。営業利益率は36.9%になりました。

マイクロソフトの業績推移(年次)

マイクロソフトの業績推移(年次)

業績推移(四半期)

2022年10-12月
売上高は前年同期比1.97%増の52,747百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-8.30%の20,395百万ドルになりました。営業利益率は38.7%になりました。

2022年7-9月
売上高は前年同期比10.60%増の50,122百万ドルになりました。営業利益は前年同期比6.34%増の21,518百万ドルになりました。営業利益率は42.9%になりました。クラウドサーバー、Office、ウィンドウズ、ゲーム、サーフェスなどへの強い需要が継続しています。

マイクロソフトの四半期業績推移

マイクロソフトの四半期業績推移

EPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

2022年10-12月
希薄化後EPSは前年同期比-11.29%の2.20ドルになりました。1株当たりの配当は前年同期比9.68%増の0.68ドルになりました。配当性向は30.91%になりました。

マイクロソフトのEPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

マイクロソフトのEPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

売上構成

クラウドサーバー運営、オフィスなどのソフトウェア、ウィンドウズが3本柱です。

マイクロソフトの売上構成(2022年度)

マイクロソフトの売上構成(2022年度)

サーバー

サーバー事業にはAzure、SQL Server、Windows Server、Visual Studio、System Center、GitHubが含まれます。

Office

Microsoft 365サブスクリプション、 Office、Exchange、SharePoint、Microsoft Teams、Office 365 Security and Compliance、および Skype for Business、 Skype、Outlook.com、OneDriveなどの事業が含まれます。

ウィンドウズ

Windows オペレーティングシステムに関連する事業が含まれます。

ゲーム

Xboxハードウェア、Xbox Liveやコンテンツサービスが含まれます。

リンクドイン

リンクドインのサービス、Talent Solutions、Learning Solutions、Marketing Solutionsなどを含みます。

検索連動広告

 Bingに掲載する広告事業です。

サーフェス

サーフェスやアクセサリの販売事業です。

コンサルティング

 プレミアサービスやコンサルティングサービスが含まれます。

 過去のM&A

コミュニケーションのスカイプ、SNSのリンクトイン、音声入力のニュアンスコミュニケーション、ソフト開発プラットフォームのGitHub、2022年にはゲームソフト開発大手のアクティビジョン・ブリザードなどを買収しています。競争力や成長力のあるソフトウェア会社の買収であるため、企業価値に対する売上高倍率も7~13倍のレンジとなっています。

マイクロソフトの買収マルチプル(企業価値売上高倍率)

マイクロソフトの買収マルチプル(企業価値売上高倍率)

市場シェア

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