メタプラットフォームズの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

メタプラットフォームズ(フェイスブック、Facebook)は、2004年にマークザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)氏によって設立された実名型ソーシャルネットワークサービス(SNS)運営会社です。匿名が主流だった当時のWebメディアで実名による会員登録をした会員同士がつながる仕組みを導入し、新しいエコシステムを生み出しました。画像共有アプリのインスタグラムや通話アプリのWhatsAppを買収し、文章以外のコンテンツでの繋がりも強化しています。2021年にメタバースへ本格参入するためにメタプラットフォームズへと社名を変更しています。

業績推移(年次)

2021年度は前年度比増収増益となりました。フェイスブックやインスタグラムの利用や一人当たり広告収入が増加したことが主因です。

メタプラットフォームズの業績推移
メタプラットフォームズの業績推移

業績推移(四半期)

2022年度第3四半期(7~9月)
売上高は前年同期比-4.47%の27,714百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-45.66%の5,664百万ドルになりました。営業利益率は20.4%になりました。

2022年度第2四半期(4~6月)
売上高は前年同期比-2.94%の28,222百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-32.42%の8,358百万ドルになりました。営業利益率は29.6%になりました。広告収入が減少し、四半期ベースで初の減収となりました。

2022年度第1四半期(1~3月)
売上高は前年同期比6.64%増の27,908百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-25.08%の8,524百万ドルになりました。営業利益率は30.5%になりました。フェイスブックの1日当たりアクティブユーザーは19億6000万人となり、直前四半期の19億2900万人から増加を維持しました。

2021年度第4四半期(10~12月)
前年同期比増収減益となりました。広告事業の売上高は前年同期比+19.9%の327.94億ドルでしたが、メタバース関連事業のマイナス33.04億ドルの営業損失が響きました。

メタプラットフォームズの四半期業績推移

メタプラットフォームズの四半期業績推移

EPS成長率(年次)

2019年度以降、希薄化後EPSは概ね増加傾向にあります。

メタプラットフォームズのEPSの推移
メタプラットフォームズのEPSの推移

EPS成長率(四半期)

2022年度第3四半期(7~9月)
希薄化後EPSは前年同期比-49.07%の1.64ドルになりました。

2022年度第2四半期(4~6月)
希薄化後EPSは前年同期比-31.86%の2.46ドルになりました。

2022年度第1四半期(1~3月)
希薄化後EPSは前年同期比-17.58%の2.72ドルになりました。

メタプラットフォームズの四半期EPSの推移

メタプラットフォームズの四半期EPSの推移

売上構成

フェイスブックなどのSNSでの広告掲載が主力事業となります。

メタプラットフォームズの売上構成(2021年度)
メタプラットフォームズの売上構成(2021年度)

ファミリーオブアップス事業
フェイスブック、インスタグラム、メッセンジャーとWhatsAppにおいて各種広告を掲載しています。

リアリティラボ事業
VRハードウェア、ソフトウェア、コンテンツとFacebook Portalビデオ通話デバイスの開発販売を行っています。

直近のM&A(合併買収)

SNSプラットフォームの強化やメタバース領域でのM&Aを行っています。

2012年 インスタグラムを買収
2014年 WhatsAppを買収
2014年 Oculus VRを買収

株主構成

議決権に差があるClassAとClassBというデュアルクラス株式を発行しています。議決権が少ないClassAは上場していますが、ClassBは非上場です。マークザッカーバーグ氏はClassBを通じて議決権の過半を維持しています。
毎年1株当たり1票の議決権を求めた株主提案が株主総会で否決されることが恒例となっています。

市場シェア

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