ネイバーの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

ネイバーは、1997年にサムスングループのベンチャー企業として設立された韓国のポータルサイト運営会社です。検索サービスに関しては、韓国内ではグーグルを上回る市場シェアを獲得しています。日本の旧ライブドアを買収し、LINEが誕生しました。現在もソフトバンクとならぶZホールディングスの主要株主です。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比28.53%増の6,817,600百万ウォンになりました。営業利益は6.15%増の1,312,400百万ウォンになりました。営業利益率は19.25%になりました。前年度比増収増益となりました。eコマース、コンテンツ、フィンテックなど検索サービス以外の事業が成長しています。

ネイバーの業績推移

ネイバーの業績推移

業績推移(四半期)

2022年7~9月
売上高は前年同期比19.11%増の2,057,332百万ウォンになりました。営業利益は-5.58%の330,243百万ウォンになりました。営業利益率は16.05%になりました。

2022年4~6月
売上高は前年同期比22.98%増の2,045,781百万ウォンになりました。営業利益は0.16%増の336,151百万ウォンになりました。営業利益率は16.43%になりました。

2022年1~3月
売上高は前年同期比23.09%増の1,845,222百万ウォンになりました。営業利益は4.48%増の301,787百万ウォンになりました。営業利益率は16.36%になりました。

2021年度第4四半期(10~12月)
前年同期比増収減益となりました。コンテンツ&フィンテックを含む全事業部門が堅調に推移しました。

ネイバーの四半期業績推移

ネイバーの四半期業績推移

売上構成

サーチエンジン、コマースとフィンテックに加え、コンテンツやクラウドが主軸となります。

ネイバーの売上構成(2021年度)
ネイバーの売上構成(2021年度)

サーチプラットフォーム
文章、画像や動画などの検索サービスを提供するサーチエンジンに各種広告を掲載しています。

コマース
eコマースにおける物販サービスを提供しています。有料会員やLive Commerce(ライブコマース)にも取り組んでいます。

フィンテック
出店する中小企業向けに独自の信用格付けシステムに基づくローンを提供しています。

コンテンツ
Webtoon、音楽、V LIVE、Snowなどのコンテンツサービスを提供しています。

クラウド
「NAVER Works」「Clova」などのクラウドサービスを提供しています。

直近のM&A(合併買収)

カバーするコンテンツの拡充を目指したM&Aを行っています。

2010年 ライブドアを買収
2019年 LINEとヤフージャパンが経営統合
2021年 小説創作プラットフォームであるWattpadを買収

株主構成

韓国の公的年金基金である国民年金公団が筆頭株主です。Naver創業者の李海珍氏も大株主となっています。

ネイバーの株主構成(直前期末時点)
ネイバーの株主構成(直前期末時点)出所:マーケットスクリーナー

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