デルの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析


マイケル・デル氏によって設立された米国に本拠をおくITソリューションプロバイダーです。BTO方式に基づく個人向けPCの直販モデルで世界を席巻しました。2013年に投資ファンドのシルバーレイクとMBOを実施しました。2015年にデータストレージや仮想化技術に強みを持つEMC等を買収し、サーバー等のハードウェアとソフトウェアの総合ITベンダーとして2018年に再上場を果たしました。

業績推移(年次)
2021年度
売上高は前年度比16.76%増の101,197百万ドルになりました。営業利益は26.43%増の4,659 百万ドルになりました。営業利益率は4.60%になりました。コア事業が好調で、継続的に増収増益となりました。

2022年度
売上高は前年度比1.09%増の102,301百万ドルになりました。営業利益は23.87%増の5,771百万ドルになりました。営業利益率は5.64%になりました。ISGが過去最高の収益を達成しました。

2023年度
売上高は前年度比13.56%減の88,425百万ドルになりました。営業利益は6.24%減の5,411百万ドルになりました。営業利益率は6.12%になりました。AI最適化サーバーの需要が好調となり、ストレージ需要は季節変動を上回る伸びを示しました

2024年度
売上高は前年度比8.08%増の95,567百万ドルになりました。営業利益は15.27%増の6,237百万ドルになりました。営業利益率は6.53%になりました。ISGの成長に牽引され増収となりました。

2025年度
売上高は前年度比18.80%増の113,538百万ドルになりました。営業利益は30.66%増の8,149百万ドルになりました。営業利益率は7.18%になりました。AI最適化サーバーの受注額は640億ドルを超え、年間出荷額は250億ドル以上となりました。

デルの業績推移

デルの業績推移

業績推移(四半期)
2024年第4四半期(11ー1月)
売上高は前年同期比7.23%増の23,931百万ドルになりました。営業利益は2,159百万ドル、営業利益率は9.02%になりました。ISGの成長に牽引され増収となりました。

2025年第1四半期(2ー4月)
売上高は前年同期比5.10%増の23,378百万ドルになりました。営業利益は1,165百万ドル、営業利益率は4.98%になりました。AI最適化サーバーへの前例のない需要増となりました。

2025年第2四半期(5ー7月)
売上高は前年同期比18.98%増の29,776百万ドルになりました。営業利益は1,773百万ドル、営業利益率は5.95%になりました。AIサーバー出荷台数は過去最高の82億ドルを記録し上半期の出荷額は100億ドルに達し、2025年度通期の出荷額を上回りました。

2025年第3四半期(8ー10月)
売上高は前年同期比10.83%増の27,005百万ドルになりました。営業利益は2,119百万ドル、営業利益率は7.85%になりました。AIサーバーの出荷増に牽引され増収となりました。

2025年第4四半期(11ー1月)
売上高は前年同期比39.48%増の33,379百万ドルになりました。営業利益は3,092百万ドル、営業利益率は9.26%になりました。AI最適化サーバーの受注額は640億ドルを超え、年間出荷額は250億ドル以上となりました。

デルの四半期業績推移

デルの四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移
希薄化後EPSは前年度比36.05%増の8.68ドルになりました。1株当たりの配当は前年度比17.98%増の2.10ドルになりました。配当性向は24.19%になりました。

デルのEPS・1株配当・配当性向の推移

デルのEPS・1株配当・配当性向の推移

※2021年度(FY22)の数値について
EPS 6.22ドル:VMwareスピンオフに伴う一時的な会計上の利益(非継続事業利益)が含まれています。
現金配当 0ドル:この年は現金配当に代わり、VMware株式を株主に割り当てる「特別配当」という形で大規模な還元を実施したため、現金実績は0となっています。このスピンオフを経て、翌年度より現在の現金配当フェーズへ移行しました。

業績予想
2027年1月
今期の売上高は140,000百万ドルを見込みます。

売上構成
セグメントは、サーバー&ネットワーク、ストレージ、法人向けサービス、個人向けサービスに分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。

デルのセグメント別売上構成(2025年度)

デルのセグメント別売上構成(2025年度)

サーバー&ネットワーク事業
各種サーバー、例えば人工知能や機械学習のワークロードに最適化された高性能なラック型、ブレード型、タワー型、ハイパースケール型のサーバーを提供しています。

ストレージ事業
次世代ストレージソリューション(オールフラッシュアレイ、スケールアウトファイル、オブジェクトプラットフォームなど)を含む各種ストレージを提供しています。

法人向けパソコン事業
法人向けのハードウェア(デスクトップ、ワークステーション、ノートブックなど)を提供しています。

個人向けパソコン事業
個人向けのハードウェア(デスクトップ、ワークステーション、ノートブックなど)を提供しています。

M&A情報


2014年 クラウド テクノロジー分野のCloudscaling Group社、Maginatics社、Spanning Cloud Apps社の3社を買収
2016年 EMC Corporation の買収を完了
2019年 アクセス管理、リスク管理、不正防止などのデジタルリスクを総合的に管理する機能を提供するRSAの売却を決定
2019年 VMwareがPivotal Softwareを買収
2020年 VMwareがCarbon Blackを買収
2021年 クラウドプラットフォームを提供するBoomi社の売却を決定
2021年 VMwareをスピンオフ
2023年 AI主導監視ソリューションのプロバイダーである Moogsoft を買収する最終契約を締結したと発表

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