SaaS業界の市場シェア・売上高ランキング・市場規模の分析

SaaS業界の世界市場シェア・売上高ランキング・市場規模について分析をしています。マイクロソフト、IBM、オラクル、アドビ、セールスフォース、SAP、シスコといったSaaS大手の概要や動向も記載しています。

SaaSとは

Software as a Service(ソフトウェアアズアサービス、サーズ)の略です。文書作成、ファイル作成、表計算、会計、財務、ERPといったソフトウェアをクラウド上で提供するサービスの総称です。派生形の用語として、サーバーをクラウドサーバーとして提供するIaaS(Infrastructure as a Service、インフラストラクチャーアズアサービス)、開発者向けのミドルウェアをクラウド上で提供するPlatform as a Service(PaaS、プラットフォームアズアサービス)などへ細分化できます。

世界シェア

SaaS運営会社の2021年度の売上高を分子に、後述する市場規模を分母にして、2021年のSaaS業界の世界市場シェアを簡易に計算すると、1位はマイクロソフト、2位はオラクル、3位はSAPとなります。⇒参照したデータの詳細情報

SaaS運営会社の市場シェア(2021年)

順位会社名市場シェア
1位マイクロソフト27.14%
2位オラクル17.48%
3位SAP14.80%
4位セールスフォース12.49%
5位アドビ7.45%
6位Google4.52%
7位シスコ4.19%
8位IBM3.02%
SaaS運営会社の市場シェア(2021年)

SaaS業界の市場シェア(2021年)
SaaS業界の市場シェア(2021年)

マイクロソフト、オラクル、SAP、セールスフォースがSaaS分野の大手4社となります。

1位のマイクロソフトはビジネス用ソフトウェア(ワード、エクセル、パワーポイント)や基幹OSであるWindowsのSaaSを推進しており首位となっております。

2位はデータベース管理ソフトに強みを持つオラクルです。

3位は企業向けのERPに強いドイツのSAPです。

4位はCRMアプリケーションのSaaS提供を切り開いてきたセールスフォースです。各社ともに強みとするソフトウェアの領域が異なることが特徴です。

市場規模

当サイトでは、2021年のSaaS業界の世界市場規模を2122億ドルと推計しています。推計にあたり参照した統計や調査データは以下の通りとなります。

調査会社のビジネスリサーチカンパニーによると、2021年の同業界の市場規模は2122億ドルです。2022年にかけて年平均13.4%の成長を見込みます。

また調査会社のスタティスタによると、2020年の同市場規模は1570億ドルです。前年比11.3%での成長となっています。⇒参照したデータの詳細情報

マイクロソフトのOffice365に代表される販売方法の変化(Officeソフトウェアの切り売りからSaaS型のサブスクリプションサービスへの移行)は今後も継続し、さらにパブリックやプライベートクラウドを通じての人工知能(AI)サービス、機械学習、既存のサービスのデジタル化の進展はSaaSにとっても追い風となります。

市場規模成長率
2020年2122億ドル13.4%
2021年1570億ドル11.3%
SaaS業界の市場規模 ©ディールラボ

売上高ランキング

2021年度10-12月四半期売上高をベースとしたクラウドサーバー提供会社のランキングでは、1位マイクロソフト、2位SAP、3位オラクルとなっています。
オラクルとSAPの2位争いが熾烈です。4位のセールスフォースも急成長しています。⇒参照したデータの詳細情報

SaaS業界の売上高ランキング(四半期ベース)
SaaS業界の売上高ランキング(四半期ベース)
*2021年9ー11月の売上高
**2021年11ー1月の売上高
その他は2021年10-12月の売上高

SaaS運営会社の概要

マイクロソフト

1975年にビル・ゲイツとポール・アレン氏によって設立されたソフトウェア会社です。オペレーションシステムのウィンドウズやドキュメントソフトのワード、計算ソフトをエクセルなどパソコンなどで必須のソフトを開発販売しています。ゲームの分野ではハードのゲーム機Xboxとネットワーク課金によって事業を成長させています。クラウドサーバーはAzureで展開しています。ソフトの販売から、クラウド型のサブスクリプションサービスへの移行も順調です。モバイル分野ではオペレーションシステムではグーグルのアンドロイドとアップルのiOSに差をつけられています。さらに詳しく

IBM

IBMは、1911年に設立された世界を代表する米国に本拠を置くIT会社です。ハードウェア主流のメインフレーム事業からソフトウェア・ITソリューション会社へと変貌を遂げています。シンクパット(ThinkPad)ブランドのパソコン、ハードディスク、プリンター事業等は売却しました。現在は、クラウドサービス、ITサービス、コンサルティング、ソフトウェア、ハードウェア、コグニティブ・コンピューティング(AI事業)に注力をしています。さらに詳しく

オラクル

Oracle(オラクル)は、1977年にラリー・エリソン氏によって設立された米国に本拠を置くデータベース管理ソフトウェア世界大手です。2010年にサンマイクロシステムズを買収しハードウェアにも強みを持ちます。オペレーティングシステム(Solaris、Oracle Linux)、Javaアプリケーション開発用のフレームワーク、オラクルクラウド、サーバー等のハードウェアなどを展開しています。さらに詳しく

Adobe(アドビ)

Adobe(アドビ)は、1982年に設立された米国に本拠を置くソフトウェア会社です。文書フォーマットとして幅広く使われているアドビPDF、画像作成・編集ファイルとして評判が高いPhotoshop等をSaaS型で展開しています。サイト構築からマーケティング管理までの行うデジタルエクスペリエンス事業も強化しています。さらに詳しく

Salesforce(セールスフォース)

1999年にマーク・ベニオフ氏によって設立された米国に本拠をおくクラウド型のCRMアプリケーション提供大手です。営業支援サービスのSales Cloud、カスタマーサービスのService Cloudなどが有名です。2020年にSlack(スラック)運営会社の買収に合意しました。さらに詳しく

SAP

1972年に設立されたドイツに本拠をおくビジネス向けソフトウェアの開発大手です。基幹システムパッケージであるERPに強みを持ちます。経費精算のコンカー、人材管理、調達管理といったサービスをSaaS型で提供しています。

Cisco(シスコ)

Cisco Systems(シスコシステムズ)は、1984年にスタンフォード大の学生によって設立されたネットワーク機器大手です。中興の祖であるジョンチェンバース(John Chambers)氏の強いリーダーシップのもとで、法人向けネットワーク機器を強化し、法人向けのスイッチ、ネット接続用ルーター、電話会議やビデオ会議システムで世界最大手となりました。SaaS型でWebex等のビデオ会議システムを提供しています。M&Aにも積極的です。さらに詳しく

Google

アルファベット(グーグル)は、1998年にラリーペイジ氏とセルゲイブリン氏によって設立された検索・メディア大手です。世界中の情報を検索可能にする壮大なアジェンダを掲げ、良質なコンテンツが上位表示される精度の高い検索サービスで世界を席巻しました。上位表示に広告も織り交ぜる検索連動広告、UIに優れたGmail、動画共有のユーチューブ、スマホの基幹システムAndroidに加え、クラウドコンピューティングのGoogle Cloud Platform、SaaS型のGoogle Workspaceといったクラウドサービスも提供しています。個人情報保護や掲載するデータへの使用料支払いといった観点から逆風も吹いています。社名をグーグルからアルファベットに変更しました。さらに詳しく

参照したデータの詳細情報について


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