ファナックの市場シェア・業績推移・事業構成・株価パフォーマンスの分析

ファナックの市場シェア・業績推移・事業構成・株価パフォーマンスの分析

ファナックは、1972年に設立された日本を代表する産業ロボット・ファクトリーオートメーション大手です。産業用ロボットでは世界4強の一角を占め、産業用ロボットの累積販売台数では世界最大と言われています。工作機械用FA装置にも強く、中国市場の拡大を狙い上海電気集団と組みNC装置などの設備投資を拡大しています。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比32.96%増の733,008百万円になりました。営業利益は64.76%増の183,240百万円になりました。主力事業であるFA、ロボット、ロボマシン、サービスで幅広い需要回復の追い風が吹いています。

2020年度
中国事業の拡大を受け、前年度比増収増益となりました。営業利益率も20.2%へと回復しました。

ファナックの業績推移

ファナックの業績推移

業績推移(四半期)

2022年第2四半期(7-9月)
売上高は前年同期比23.09%増の204,565百万円になりました。営業利益は7.20%増の44,739百万円になりました。営業利益率は21.87%になりました。旺盛なロボット需要もあり、前年同期比増収増益になりました。一方で、中国経済の減速は不安材料となります。

2022年第1四半期(4-6月)
売上高は前年同期比14.18%増の211,563百万円になりました。営業利益は-3.64%の49,603百万円になりました。営業利益率は23.45%になりました。

2021年第4四半期(1-3月)
売上高は前年同期比9.49%増の192,758百万円になりました。営業利益は-4.80%の44,368百万円になりました。引き続き需要回復という追い風が吹いていますが、サプライチェーンの混乱による輸送費増や部材価格の上昇によって、前年同期比増収減益になりました。

2021年第3四半期(10-12月)
NCシステムへの需要が中国や欧米でも増加し、ロボットもIT 関連、EV、重機、建機向けに好調でした。その結果、前年同期比増収増益になりました。

2021年第2四半期(7ー9月)
工作機械市場の回復、特に自動車向けの回復を受け、前年同期比増収増益となっています。

ファナックの四半期業績推移

ファナックの四半期業績推移

ESP成長

2020年度は好調な業績によって希薄化後EPSも前年度比増加しました。

ファナックの希薄化後EPSの推移

ファナックの希薄化後EPSの推移

業績予想と進捗率

今期の売上高は805,700百万円、営業利益は181,700百万円、営業利益率は22.55%、1株配当は未定です。業績を下方修正しました。

2022年第2四半期(7-9月)
売上高の業績予想に対するの進捗率は51.65%です。営業利益の業績予想に対する進捗率は51.92%です。営業利益率は予想より0.12%上回っています。

事業構成

セグメントは大きくロボット、ファクトリーオートメーションと工作機械事業へと分かれます。

ファナックの事業構成(2021年度)

ファナックの事業構成(2021年度)

ファクトリーオートメーション
マシニングセンタ用、旋盤用、パンチプレス用、ナノCNC、一般産業機械用CNCといったCNCシステムやサーボモータの開発製造を行っています。

ロボット
協働ロボット、スカラロボット、アーク溶接ロボット、パレタイジングロボット、塗装ロボットなどの製造開発を行っています。

ロボマシン
小型切削加工機、電動射出成形機、ワイヤカット放電加工機、超精密ナノ加工機などの開発製造を行っています。

M&A(合併買収)の動向

自前での技術開発が基本戦略となっており、M&A(合併買収)は積極的に行っていません。

2003年 光和電装の買収
2018年 ライフロボティクスの買収

株価パフォーマンス

ファナックとインデックスの株価パフォーマンス比較

2022年11月27日の前営業日終値までの過去1年間の株価パフォーマンスを、インデックス(MSCIオールカントリー)の同期間のパフォーマンスと比較しています。
為替は現地通貨建(為替調整前)で計算をしております。
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市場シェア

市場シェア

産業用ロボット業界の世界市場シェアの分析

産業用ロボット業界の世界市場シェア、市場規模と再編について分析しています。産業用ロボットの2020年の世界市場シェアのランキングは、1位ABBの8.4%、2位ファナックの8.3%、3位コマウの6.3%となります。