三菱マテリアルは、1871年の九十九商会の炭鉱事業を源流とする三菱グループの中核を担う非鉄金属メーカーです。1990年に三菱金属と三菱鉱業セメントが経営統合し誕生しました。銅開発、セメント、超硬工具、伸銅事業が現在の主力となっております。業歴が長く多くの事業に関わってきており、事業の分社化をし誕生した会社には、シリコンウェハ大手のSUMCO、製缶大手のユニバーサル製缶等があります。超硬分野では、2014年に日立工具を買収し、事業の拡大を図っております。2021年にアルミ事業をアポロへ売却しました。
業績推移(年次)
2020年度は、金属事業は銅価格の上昇もあり増収でしたが、金属事業以外が減収となり、全体では減収となりました。

三菱マテリアルの業績推移
業績推移(四半期)
2020年12月期以降は営業利益率の改善が見られます。

三菱マテリアルの四半期業績推移
売上構成
金属事業、高性能製品、セメント、加工事業が事業セグメントになります。サブセグメントの事業構成は以下の通りになります。銅鉱山の開発を手掛ける金属事業の売上高が最も大きいくなります。
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三菱マテリアルの売上構成(2020年度)
セグメント | 製品詳細 |
---|---|
金属 | 鉱山開発・製錬(銅、金、銀)、硫酸 |
高機能製品 | 銅加工品(押出や圧延) |
電子材料 | xEV材料、半導体関連、多結晶シリコン、電子デバイス |
セメント | セメント、骨材、生コンクリート |
加工 | 超硬工具 |
環境 | 地熱開発 |
主なM&A
2014年 日立工具を買収
2020年 宇部興産とセメント事業を統合
2021年 SUMCO株式の売却
2021年 アルミ事業をアポロへ売却
株価パフォーマンス
類似会社やインデックスと三菱マテリアルの株価パフォーマンスを比較すると以下の通りとなります。
2022年07月03日の前営業日終値までの過去1年間の株価パフォーマンスを、インデックス(MSCIオールカントリー)の同期間のパフォーマンスと比較しています。
為替は現地通貨建(為替調整前)で計算をしております。
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