スターバックスの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

1971年に設立されたコーヒーチェーンです。中興の祖であるハワード・シュルツ氏によって世界展開を果たしました。ライセンス商品の販売はネスレと提携し、買収を通じて茶葉系店舗も展開しています。

業績推移(年次)

2018年度
売上高は前年度比10.42%増の24,720百万ドルになりました。営業利益は6.08%減 の3,883百万ドルになりました。営業利益率は15.71%になりました。直営店舗での収益増加が主要因です。

2019年度
売上高は前年度比7.24%増の26,509百万ドルになりました。営業利益は5.01%増の4,078百万ドルになりました。営業利益率は15.38%になりました。直営店舗、ライセンス店舗ともに収益が増加しています。

2020年度
売上高は前年度比11.28% 減の23,518百万ドルになりました。営業利益は61.7%減の1,562百万ドルになりました。営業利益率は6.64%になりました。コロナウイルスによる直営店舗での収益減少が主要因です。

2021年度
売上高は前年度比23.57%増 の29,061百万ドルになりました。営業利益は211.97%減の4,872百万ドルになりました。営業利益率は16.77%になりました。コロナウイルスの収束により、直営店舗での収益が増加しました。

2022年度
売上高は前年度比10.98%増の32,250百万ドルになりました。営業利益は5.22%減の4,618百万ドルになりました。営業利益率は14.32%になりました。直営店の増加、直営店での収益増加が主要因です。

スターバックスの業績推移
スターバックスの業績推移

業績推移(四半期)

2022年第2四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比14.51%増の7,636百万ドルになりました。営業利益は949百万ドル、営業利益率は12.43%になりました。北米、世界店舗どちらも収益が増加しました。

2022年第3四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比6.74%増の8,150百万ドルになりました。営業利益は1,296百万ドル、営業利益率は15.90%になりました。中国での売上は減少しましたが、北米での売上は増加していました。

2022年第4四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比3.24%増の8,414百万ドルになりました。営業利益は1,196百万ドル、営業利益率は14.21%になりました。中国での売上は減少しましたが、北米での売上は増加していました。

2023年第1四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比3.56%増の8,714百万ドルになりました。営業利益は1,253百万ドル、営業利益率は14.38%になりました。中国での売上は減少しましたが、その他全地域での売上は増加しています。

2023年第2四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比0.07%増の8,720百万ドルになりました。営業利益は1,328百万ドル、営業利益率は15.22%になりました。全地域で売上が増加しました。

スターバックスの四半期業績推移

スターバックスの四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移

希薄化後EPSは前年度比3.08%減の2.83ドルになりました。1株当たりの配当は前年度比8.89%増の1.96ドルになりました。配当性向は69.26%になりました。

希薄化後EPSの推移
希薄化後EPSの推移

売上構成

3つの営業セグメントに分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。

スターバックスの地域別売上構成
スターバックスの地域別売上構成

北米
直営店舗とライセンス店舗を運営しています。
全地域(北米を除く)
直営店舗とライセンス店舗を運営しています。中国が最も大きな市場です。
チャンネル開発
焙煎豆やコーヒー、フラペチーノ、ティバーナ、ダブルショットなどの製品を店舗やライセンス店以外で販売しています。

M&A情報

茶系飲料の強化を狙ったM&Aを行っています。

2013年 茶葉販売のTeavana(ティバーナ)を買収
2017年 紅茶飲料のTazo Teaをユニリーバへ売却

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