ファストフードや飲食店業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。
マクドナルド、ヤム・ブランズ、スターバックス、レストランブランズなど、世界大手ファストフード企業の事業規模・成長動向・ブランド戦略についても整理し、2025年時点のグローバル市場構造を明らかにします。
なお、本記事では、直営店とフランチャイズ店を含む「システムワイド売上(全店舗売上)」を基準に市場規模を比較しています。
システムワイド売上を公式開示している企業はその数値を使用し、公式開示がない企業については、企業売上・店舗数・業態特性を総合して市場規模を推定しています。
【ファストフードや飲食店業界の世界市場シェア】
ファストフードや飲食店業界の2025年度の売上高⇒参照したデータの詳細情報を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして、2025年のファストフードや飲食店業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はスターバックス、2位はインスパイヤーブランヅ、3位はマクドナルドとなります。
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| 順位 | Company name(English) | 企業名(日本語) | 市場シェア |
| 1位 | McDonald’s | マクドナルド | 14.80% |
| 2位 | Starbucks | スターバックス | 3.96% |
| 3位 | Inspire Brands | インスパイヤーブランヅ | 3.56% |
| 4位 | Domino’s Pizza | ドミノ・ピザ | 2.14% |
| 5位 | The Wendy’s Company | ウェンディーズ | 1.49% |
| 6位 | Chipotle Mexican Grill | チポテールメキシカングリル | 1.27% |
| 7位 | Restaurant Brands International (RBI) | レストラン・ブランズ・インターナショナル | 1.00% |
| 8位 | Yum! Brands | ヤム・ブランズ | 0.87% |
| 9位 | ZENSHO | ゼンショーホールディングス | 0.85% |
| 10位 | Jollibee Foods Corporation | ジョリビー | 0.57% |
| 11位 | CKE Restaurants | CKEレストランズ | 0.14% |
| 12位 | Jack in the Box Inc. | ジャック・イン・ザ・ボックス | 0.13% |
| 13位 | Haidilao | ハイディラオ | 0.09% |
1位は、マクドナルド(McDonald’s)です。システムワイド売上は前年比7%増の1,390億ドルに達し、世界最大級の飲食チェーンとしての市場規模をさらに拡大しました。
2025年は「デジタル戦略」「ロイヤルティプログラム」「価格戦略」が成長を牽引した年となり、ロイヤルティプログラムは急成長し、売上は前年比20%増、アクティブ会員数は2億1,000万人(前年比19%増)に達しています。
グローバル比較売上は3.1%増となり、米国、海外運営市場、国際ライセンス市場のすべてでプラス成長を記録しました。
2位は、スターバックス(Starbucks)です。
2025年は「Back to Starbucks」戦略が本格的に稼働し、店舗運営の再構築とグローバル成長の回復が中心となった一年となりました。通期売上は前年比5%増となり、ブランドとして安定した成長を維持しています。2025年第4四半期時点で世界の店舗数は40,990店に達し、規模をさらに拡大しました。
北米では、14,000人の店舗リーダーを集めた大規模研修イベント「LE25(Leadership Experience 2025)」を開催し、接客品質や店舗オペレーションの改善を進めています。
3位は、インスパイヤーブランズ(Inspire Brands)です。
2025年は、傘下ブランドが公式に多数の新商品やキャンペーンを展開し、グループ全体で成長が確認された一年となりました。
Arby’sでは「Steak Nuggets」などの新商品が公式に発表され、主要イベントで大きな話題を呼びました。
Buffalo Wild Wingsでは「Pick 6 for $19.99」や「Bottomless Appetizers」などの大型値引き施策を展開し、テイクアウト特化型店舗であるBWW GOが公式に200店舗を突破するなど、ブランドの拡大が続いています。
Dunkin’は創業75周年を迎え、各地で記念キャンペーンを実施しました。これらの取り組みにより、2025年は複数ブランドが同時に成長した年となり、グループ全体の市場規模を押し上げたことが公式情報から読み取れます。
【ファストフードや飲食店業界の世界市場規模】
当データベースでは、2025年のファストフードや飲食店業界の市場規模を9,390億ドルとしております。
参照した各種調査データは次の通りとなります。
調査会社imarcによると、2025年の同業界の市場規模は9,390億ドルです。2034年にかけて年平均3.93%で成長し、規模は1兆3,422億ドルへと拡大することを見込んでいます。
| 年 | 市場規模 | 年平均成長率 |
| 2025 | 9,390億ドル | – |
| 2034 | 1兆3,422億ドル | 3.93% |

【M&Aの動向】
2019年 マクドナルドが顧客体験向上のためDynamicYieldを買収
2019年 マクドナルドが音声AIシステムを手掛けるスタートアップApprenteを買収
2021年 マクドナルド、Dynamic YieldをMastercardへ売却
2021年 ジョリビーがビーン&ティーリーフを買収
2021年 ジョリビーが添好運を完全買収
2021年 ヤム・ブランズがDragontailを買収
2021年 ヤム・ブランズがTictukTechnologiesを買収
2021年 Panera Brands が Caribou Coffee と Einstein Bros Bagels を統合(グループ再編)
2023年 ゼンショーがロッテリアを買収
2024年 レストラン・ブランズ・インターナショナルがキャロルズ・レストラン・グループを完全買収
2024年 ジョリビーが韓国のコンポーズコーヒーを買収
2024年 ドミノ・ピザ・グループは、ショアカル・リミテッドの残りの85%の株式を取得
2025年 レストラン・ブランズ・インターナショナル、中国におけるバーガーキングの展開計画を発表
【会社の概要】
McDonald’s Corporation(マクドナルド)
マクドナルドは、世界約120カ国で展開する最大級のファストフードチェーンです。直営店とフランチャイズ店を合わせて約39,000店舗を運営し、「Accelerating the Arches」戦略のもと、マーケティング(価値訴求)、店舗デジタル化、ドライブスルー強化などに注力しています。2025年にはシステムワイド売上が約1,390億ドル、グローバル比較売上が3.1%増と発表されており、価格戦略とロイヤルティプログラムが成長を牽引しています。さらに詳しく
Starbucks Corporation(スターバックス)
スターバックスは1971年にシアトルで創業した国際的コーヒーチェーンで、世界で3万店超の店舗を展開しています。店内飲食、テイクアウト、ドライブスルー、デリバリーに加え、モバイルアプリやリワードプログラムを軸としたデジタル戦略を強化しています。環境面では持続可能なコーヒー調達やリユーザブルカップの推奨を掲げ、プラントベースドリンクや地域限定メニューなど商品開発も積極的です。さらに詳しく
Inspire Brands(インスパイヤーブランヅ)
インスパイヤーブランズは2018年設立の米国レストラン企業で、Arby’s、Buffalo Wild Wings、SONIC、Dunkin’、Baskin-Robbins、Jimmy John’sなど複数ブランドを傘下に持つマルチブランドグループです。世界で3万3,000店以上を展開し、年間30億件超のトランザクションを処理するほか、米国デジタル売上は110億ドル超と公表されています。さらに詳しく
Domino’s Pizza, Inc.(ドミノ・ピザ)
ドミノ・ピザは1960年創業の宅配ピザチェーンで、約90カ国に1万7,000店以上を展開しています。デリバリーとテイクアウトに特化し、オンライン注文、モバイルアプリ、AIによる需要予測、ドローンや自動運転車による配送実験など、デジタルイノベーションを積極的に推進しています。さらに詳しく
The Wendy’s Company(ウェンディーズ)
ウェンディーズは米国拠点のファストフードチェーンで、ハンバーガーやチキンサンドイッチを主力としています。約30カ国で6,500店以上を展開し、「フレッシュビーフ」など品質訴求を前面に出したブランド戦略を採用しています。サステナビリティや動物福祉への取り組みも公式サイトで強調されています。さらに詳しく
Chipotle Mexican Grill(チポテール・メキシカン・グリル)
チポテールは米国発のファストカジュアルチェーンで、メキシコ料理をベースにしたカスタマイズ可能なブリトーやボウルを提供しています。店舗は主に北米に集中し、近年はデジタル注文、キッチン自動化技術、サステナビリティ(食材のトレーサビリティや環境配慮)を経営の柱としています。さらに詳しく
Restaurant Brands International(レストラン・ブランズ・インターナショナル/RBI)
RBIは、Burger KingとTim Hortonsの合併により2014年に設立されたカナダ拠点の多国籍外食企業です。現在はBurger King、Tim Hortons、Popeyes、Firehouse Subsなどを傘下に持ち、世界で約2万7,000店以上を展開しています。多くの店舗がフランチャイズ運営で、モバイルアプリやオンライン注文、ロイヤルティプログラムを通じたデジタル戦略を強化しています。さらに詳しく
Yum! Brands, Inc.(ヤム・ブランズ)
ヤム・ブランズは1997年設立の米国外食企業で、KFC、Pizza Hut、Taco Bellなどを世界中で展開しています。フランチャイズモデルを中心に、各国の嗜好に合わせたメニュー開発を行い、デリバリーやデジタル注文プラットフォームへの投資を拡大しています。Habit Burger Grill買収などを通じてブランドポートフォリオも拡充してきました。さらに詳しく
Zensho Holdings Co., Ltd.(ゼンショーホールディングス)
ゼンショーは日本拠点の総合外食グループで、すき家、なか卯、ココス、ビッグボーイ、ジョリーパスタ、はま寿司など多様なブランドを運営しています。国内外で幅広い価格帯・業態を展開し、アジアを中心に海外出店も進めています。食品製造・物流まで含めた垂直統合型のビジネスモデルが特徴です。さらに詳しく
Jollibee Foods Corporation(ジョリビー)
ジョリビーはフィリピン発のファストフード企業で、フライドチキンやバーガーを中心に、ファミリー層向け店舗を展開しています。近年はThe Coffee Bean & Tea Leafや添好運などの買収を通じてブランドポートフォリオを拡大し、北米・アジア・中東など国際展開を加速しています。さらに詳しく
CKE Restaurants(CKEレストランズ)
CKEはCarl’s Jr.とHardee’sを運営する米国の外食企業です。主に北米・中東などでバーガーチェーンを展開し、ボリューム感のあるメニューやドライブスルー業態が中心です。フランチャイズモデルを通じて国際展開を進めています。さらに詳しく
Jack in the Box Inc.(ジャック・イン・ザ・ボックス)
ジャック・イン・ザ・ボックスは米国西海岸を中心に展開するファストフードチェーンで、バーガー、タコス、ブレックファストメニューなど幅広い商品を提供しています。フランチャイズ比率が高く、深夜営業やドライブスルーに強みを持つブランドです。さらに詳しく
Haidilao International Holding Ltd.(ハイディラオ)
ハイディラオは中国発の火鍋チェーンで、卓越した接客サービスと豊富なスープ・具材の選択肢が特徴です。中国国内に多数の店舗を持つほか、アジア、ヨーロッパ、北米などにも進出しています。待ち時間の無料サービス(ネイル、スナックなど)やデジタル予約・オペレーションシステムを通じて顧客体験を差別化しています。さらに詳しく
