Oras Invest(オラス・インベスト)の概要と投資先一覧

Oras Invest(オラス・インベスト)は、1945年にフィンランドでKosti Oras氏等によって創業された鉄工所をルーツに持つファミリーオフィース系の投資会社です。1999年にUponor社の筆頭株主となったのを皮切りに、上場会社の最大株主となるPIPS型の投資や非上場会社の買収を加速させています。投資資金は全てファミリーの財産から拠出されているため、投資先の企業に対して、中長期的な観点から、投資先の経営に積極的に関与・コミットメントするアプローチが特徴となっています。下図の通り、同社はUponor社に加え、Kemira社、 Tikkurila社、Oras Groupの株式を保有しています。2019年時点の投資評価は882百万ユーロとなります。

オラス 投資先一覧

オラス 投資先一覧
出所:同社

財務ハイライト
下図からも、同社の投資戦略が、金融機関からの借り入れでレバレッジを欠けて投資を行うのではなく、ファミリーの資産を活用した投資であることが伺えます。投資先の好業績を受けて、2018年から比較して2019年は純資産の額が増加しています。

オラスインベストの財務ハイライト

オラス投資先の評価

オラス投資先の評価
出所:同社

連絡先
住所:Isometsäntie 2, 26101 Rauma, Finland
電話番号:+358 (0)10 2868 100

オラス・インベストの投資先が掲載されているセクターの一覧

再編候補

M&Aや再編対象となる家電メーカーの分析

M&Aや業界再編が予想される家電メーカーの概要を作成しています。音響機器、コーヒーメーカー、空調、照明といった分野の会社は、今後保有する投資ファンドがIPOやM&Aを通じてエグジットをする可能性があります。
再編候補

化学業界でM&Aや再編対象となる会社の分析

化学業界の今後M&Aや再編の要となる投資ファンドが保有している会社について概要を作成しています。ポリ塩化ビニル樹脂、添加剤、機能性材料、インク、潤滑剤といった分野で、投資ファンドによる売却の動きが予想されます。
再編候補

水処理機器業界でM&Aや再編対象となる会社の分析

今後M&Aや再編対象となる水処理機器会社について概要を作成しています。水処理薬、バイオガス処理、灌漑サービス、フィルターといった分野では、投資ファンドによるM&Aの動きが予想されます。