水処理機器業界でM&Aや再編対象となる会社の分析

今後M&Aや再編対象となる水処理機器会社について一覧表を作成しています。水処理薬、バイオガス処理、灌漑サービス、フィルターといった分野では、投資ファンドによるM&Aの動きが予想されます。
なお、本記事の作成日以降にM&Aによって下記会社が買収されている可能性もありますことを予めご了承下さい。

水処理業界で今後再編やM&Aが予想される会社

社名:Evoqua
本社所在地:米国
買収後の株主:AEAインベスターズ
Evoqua Water Technologies(エヴォクア・ウォーター・テクノロジーズ)は、北米を中心とした地方自治体や工場向けに上水及び廃水処理サービスを提供する会社です。2014年1月に AEAインベスターズがSiemens Water Technologies(シーメンス・ウォーター・テクノロジーズ)から640百万ユーロで買収しました。産業廃水への嫌気性・好気性・バイオガス処理、水再利用、農業向け灌漑サービス、ろ過フィルターの提供等を行っております。Evoquaは「発展する」のevokeと「水」のAquaの合成語です。2017年11月にニューヨーク証券取引所に上場を果たしました。

社名:ENEXIO
本社所在地:ドイツ
買収後の株主:Triton Partners
ENEXIO(エネクシオ)は、ドイツに本拠を置く発電所向けの冷却タワー用の通気孔、エリミネーター、水処理器等のメーカーです。Triton Partnersが、2015年に食品加工業界向けの設備を提供するGEA Groupより買収しました。

社名:Sigura
本社所在地:米国
買収した年:2019年
買収後の株主:プラチナムエクイティ
Sigura(シグラ)は、住宅用プールや工業用の水処理薬メーカーです。プラチナムエクイティが2019年にLonzaから6.3億ドルで買収をしました。

社名:USALCO
本社所在地:米国
買収した年:2020年
買収後の株主:HIGキャピタル
USALCOは、水および廃水処理プロセスで使用されるアルミニウムベースの化学物質を供給しています。HIGキャピタルが2020年4月に330億ドルで買収をしました。

社名:Kemira
本社所在地:フィンランド
買収後の株主:オラス・インベスト
Kemira(ケミラ)は、フィンランドに本拠を置く水処理用薬品製造大手の会社です。2019年の売上高は約27億ユーロ、営業利益は2.2億ユーロとなっています。特に製紙・パルプ業界向けに強く、Coagulants(凝固剤)、サイズ剤、Pulp Bleaching(パルプ漂白剤)、ポリマー剤等を製造販売しています。同分野における競合会社としては、Solenis、Kemira、Nouryon、Ecolab、Kurita(栗田工業)社が挙げられます。オラス・インベストが2007年から投資を行っています。現在の持ち分比率は20%となっています。

社名:Culligan(カリガン)
本社所在地:米国
買収した年:2021年
買収後の株主:BDT Capital Partners
Culligan International Group(カリガンインターナショナルグループ)は、1936年に設立された米国に本拠をおく軟水化および浄化装置を住宅、商業施設に販売する会社です。アドベントインターナショナルが2016年に買収しました。買収時の推定企業価値は915億ドルです。2021年にBDT Capital Partnersが買収しました。

社名:Evac
本社所在地:スウェーデン
買収後の株主:ブリッジポイント
船舶向けの水処理機器メーカーです。

社名: DESOTEC
本社所在地: ベルギー
買収した年: 2021年
買収後の株主: ブラックストーン、EQT
DESOTECは活性炭技術をベースにした移動式浄化ソリューションを大気排出、バイオガス、浄化、廃水、化学薬品など、幅広い産業用途向けに提供しています。2021年にブラックストーンがEQTから買収しました。