ディズニーの市場シェアと事業内容の分析

ディズニーの市場シェアと事業内容の分析

ウォルトディズニーは1923年に設立された米国を代表するメディアエンターテイメント会社です。ミッキーマウスやディズニーランドで有名です。ディズニー映画は圧倒的な人気を保ち、映画配給の分野でも大手です。4大テレビ放送局のABCもグループ会社です。映画制作会社の分野では、2006年にPixar、2009年にMarvel Entertainment、2011年にLucasfilmをM&Aで買収しています。2017年にFox Entertainment(フォックス・エンターテイメント)を含む21世紀フォックス社の買収をしました。2019年にHuluの完全子会社化を発表し、ケーブルテレビ向けとインターネット向けのコンテンツ動画配信を強化しています。

業績推移(年次)

2022年度
売上高は前年度比22.70%増の82,722百万ドルになりました。営業利益は前年度比87.35%増の5,866百万ドルになりました。営業利益率は7.09%になりました。動画配信サービスの会員数増加やテーマパークの復調もあり、前年度比増収増益になりました。

2021年度
前年度比増収増益となりました。有料動画配信の契約収入や広告収入の増加が、映画収入、劇場興行収入及び商品販売収入の減少を上回りました。

ディズニーの業績推移
ディズニーの業績推移

業績推移(四半期)

2022年第4四半期(7-9月)
売上高は前年同期比8.72%増の20,150百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-0.33%の605百万ドルになりました。営業利益率は3.0%になりました。動画配信サービス「ディズニープラス」への先行投資が減収要因となりました。

2022年第3四半期(4-6月)
売上高は前年同期比26.33%増の21,504百万ドルになりました。営業利益は前年同期比65.28%増の2,390百万ドルになりました。営業利益率は11.1%になりました。動画配信事業は引き続き赤字ですが、ディズニー+(プラス)の料金を4割引き上げる発表をしました。

2022年第2四半期(1-3月)
売上高は前年同期比23.29%増の19,249百万ドルになりました。営業利益は前年同期比36.14%増の1,405百万ドルになりました。営業利益率は7.3%になりました。

2022年第1四半期(10-12月)
売上高が前年同期比34%増の218億1900万ドルとなりました。動画配信事業の好調に加え、テーマパーク事業の収益が急回復し増収増益になりました。

2021年第4四半期(7ー9月)
前年同期比増収増益でした。テーマパーク関連事業が戻っていませんが、有料コンテンツ配信サービスは好調に推移しています。

ディズニーの四半期業績推移

ディズニーの四半期業績推移

EPS・1株配当・配当性向の推移

2022年度
希薄化後EPSは前年度比57.66%増の1.75ドルになりました。1株当たりの配当は前年度比-50.00%の0.88ドルになりました。配当性向は50.29%になりました。

ディズニーのEPS・1株配当・配当性向の推移

ディズニーのEPS・1株配当・配当性向の推移

売上構成

有料テレビ、広告、動画配信、テーマパーク運営事業が主力となります。

ディズニーの売上構成(2021年度)
ディズニーの売上構成(2021年度)

事業セグメント分析

メディア事業

CATV有料会員、広告、コンテンツ販売が含まれます。主な収入は、民放放送大手であるABCでの広告やケーブルテレビの有料番組であるディズニー、ESPN、Freeform、FX、ナショナルジオグラフィック等からの課金となります。

テーマパーク事業

世界のディズニーランドやディズニーシーで発生する、入園料、園内の飲食、ディズニーキャラクターグッズの販売、テーマパークのフランチャイズが主な収入となります。

映画事業

ウォルトディズニーピクチャーズ、21世紀フォックススタジオ、Marvel、Lucasfilm、Pixarといったスタジオで制作した映画を配給する事業となります。

動画配信事業

Disney+、Disney+Hotstar、ESPN+やHuluといったプラットフォームを通じて動画配信を行う事業となります。

直近のM&A(合併買収)

コンテンツの拡充とコンテンツ配信プラットフォーム獲得を目指したM&Aを行っています。

発表年買手対象会社企業価値通貨売上高倍率
2019ディズニーHulu275億ドルNA
2017ディズニー21世紀フォックス841億ドル3
2009ディズニーMarvel38億ドル5.7
売上高倍率は企業価値/直近対象会社売上高で計算 ©業界再編の動向

直近1年間の株価リターン

ウォルトディズニーとインデックスの株価リターン比較

2022年11月27日の前営業日終値までの過去1年間の株価パフォーマンスを、インデックス(MSCIオールカントリー)の同期間のパフォーマンスと比較しています。
為替は現地通貨建(為替調整前)で計算をしております。
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市場シェア

株主提案

ディズニーへのアクティビストからの書簡と株価への影響の分析

2020年10月7日、ディズニーの少数持ち分を有する米国アクティビストファンドのサードポイントが、公開書簡を通じ、「ディズニーは現在行っている年間配当の支払いを株主に対して行うよりも、当該配当原資を用いてDisney+やストリーミングサービス等への投資を強化し、NetflixやAmazonといったTech giantと呼ばれる企業に対抗できるようなポジショニングを形成すべきである」という旨のメッセージをディズニー経営陣に伝えています。
市場シェア

映画制作業界の世界市場シェアの分析

映画制作業界の世界市場シェアと市場規模の情報について分析をしています。ワーナー、フォックス、ソニー・ピクチャーズ、ユニバーサル・ピクチャーズ、パラマウント・ピクチャーズ等世界の主要な映画会社の動向も掲載しています。
市場シェア

クルーズ運航会社の世界市場シェアの分析

クルーズ運航会社の世界シェアと市場規模について分析をしています。カーニバル、ロイヤルカリビアン、MSCクルーズ、ノルウェージャンクルーズライン等のクルーズ運航会社大手の動向も掲載しています。