HOYAは、1941年に山中氏によって設立された東洋光学硝子製造所を源流とする日本を代表する光学メーカーです。江戸切子職人の技術を承継したクリスタルガラス製造技術から展開していった非球面光学ガラスレンズ、眼鏡レンズ、HDD用ガラスディスクやLCDフォトマスクといった分野に強みを持ちます。
業績推移(年次)
2020年度の売上高は前年度比増収増益となりました。半導体向けの素材への需要が強含んでいます。

業績推移(四半期)
2021年度第3四半期(10~12月)は、前年同期比増収増益となりました。マスクブランクス、データセンター向けの基板がコンタクトレンズ需要の回復が主因となります。

EPS成長率
2016年度以降、希薄化後EPSは概ね増加傾向にあります。

売上構成
メガネレンズ・コンタクトレンズ・フォートマスクやハードディスク用ガラスディスクが主力となります。
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ヘルスケア
メガネレンズ、コンタクトレンズの開発製造、コンタクトレンズ専門店「アイシティ」の運営を行っています。
メディカル
内視鏡、自動内視鏡洗浄装置、腹腔鏡手術器具、眼内レンズ、アパタイト骨補填材・金属製インプラント、人工骨などの開発製造を行っています。
内視鏡分野の競合には、オリンパス、KARL STORZ、ストライカー、Boston Scientific、Ethicon、富士フィルム、メデトロニック、Richard Wolf、Smith & Nephewなどが挙げられます。
人口骨分野の競合には、メデトロニック、ジョンソン&ジョンソン、バクスター、Smith & Nephew、ストライカー、NuVasive、Allosource、Curasan、Ziacom Medical、Orthofix International、Biomatlanteなどが挙げられます。
エレクトロニクス
半導体製造用マスクブランクス・フォトマスク、液晶パネル製造(FPD)用フォトマスク、ハードディスク用ガラスディスク(サブストレート)の開発製造を行っています。
フォトマスク分野の競合には、大日本印刷、凸版印刷、コンパグラフィックス・フォトマスク・ソリューションズ、SKエレクトロニクス、台湾マスク、日本フィルコン、HTAフォトマスク、PKL、プラズマサーム、マイクロニックス、KLA-テンコール、レーザーテック、LGイノテックなどが挙げられます
映像
光学ガラス・光学レンズ、色ガラスフィルター、UV照射システム、印刷用LED-UV照射器、レーザー発振器などの開発製造を行っています。
その他
音声合成ソフトウェアの開発を行っています。
マスクブランクス・フォトマスクと露光過程
フォトマスクは、ガラス基板(マスクサブスレート)に遮光膜を覆ったマスクブランクスに回路パターンを形成したものです。ウエハーへ回路をリソグラフィ(露光)する際の原版となります。

マスクブランクス・フォトマスク
直近のM&A(合併買収)
医療機器やレンズ周辺でのM&Aを積極的に行っています。
2013年 セイコーエプソンのメガネレンズ開発事業を買収
2013年 自動内視鏡洗浄装置メーカーのWassenburgを買収
2017年 クラウド型音声読み上げサービスのReadSpeakerを買収
2017年 Performance Opticsを買収
2019年 眼科医療機器メーカーMid LabsとFritz Ruckを買収
直近1年間の株価リターン
2022年05月18日の前営業日終値までの過去1年間の株価パフォーマンスを、インデックス(MSCIオールカントリー)の同期間のパフォーマンスと比較しています。
為替は現地通貨建(為替調整前)で計算をしております。
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