マキタの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

マキタは、1915年に牧田茂三郎氏によって設立された牧田電機製作所を源流とする電動工具メーカーです。穴あけ・締付け・切断・研磨に強く、Makitaブランドで国内シェアは圧倒的です。スタンレー・ブラック・アンド・デッカー、ボッシュと世界シェア首位を競っています。家庭・園芸用機器にも強みを持ちます。1991年に独ドルマ―(Dolmar)の買収を行っています。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比21.52%増の739,260百万円になりました。営業利益は2.70%増の91,249百万円になりました。営業利益率は12.34%になりました。

2020年度
売上高は前年度比増収増益となりました。電動工具での巣ごもり特需が追い風となりました。

マキタの業績推移

マキタの業績推移

業績推移(四半期)

2022年度第2四半期(7~9月)
売上高は前年同期比9.52%増の195,970百万円になりました。営業利益は-71.86%の6,691百万円になりました。営業利益率は3.41%になりました。円安やインフレによって原材料の調達コストや販管費が増加した結果、前年同期比増収減益になりました。

2022年度第1四半期(4~6月)
売上高は前年同期比5.42%増の195,348百万円になりました。営業利益は-46.35%の15,228百万円になりました。営業利益率は7.80%になりました。

2021年度第4四半期(1~3月)
売上高は前年同期比15.13%増の192,429百万円になりました。営業利益は-18.74%の18,495百万円になりました。営業利益率は9.61%になりました。

2021年度第3四半期(10~12月)
前年同期比増収減益となりました。輸送費と原材料費の上昇が減益の主因となっています。

マキタの四半期業績推移

マキタの四半期業績推移

EPS・1株配当・配当性向の推移

希薄化後EPSは前年度比4.44%増の238.54円になりました。1株当たりの配当は前年度比4.35%増の72.00円になりました。配当性向は30.18%になりました。

マキタのEPS・1株配当・配当性向の推移

マキタのEPS・1株配当・配当性向の推移

業績予想

今期の売上高は740,000百万円、営業利益は40,000百万円、営業利益率は5.41%、、1株配当は未定です。増収減益を見込みます。10月28日に業績の下方修正を発表しました。

2022年度第2四半期(7~9月)
売上高の業績予想に対するの進捗率は52.88%です。営業利益の業績予想に対する進捗率は54.80%です。営業利益率は予想より0.20%上回っています。

売上構成

電動工具と園芸用・家庭用製品が主力となります。

マキタの売上構成

マキタの売上構成

電動工具
インパクトドライバ、ハンマドリル、マルノコ、ディスクグラインダ、ネジカッタ、鉄筋結束機、トリマ、レーザー墨出し器、高圧エア釘打、高圧ピンタッカ、エアコンプレッサなどを開発製造しています。

園芸用・家庭用製品
芝刈機、草刈機、チェンソー、ブロワなどの園芸用機器、充電式運搬車、充電式チェンソー、充電式高圧洗浄機、噴霧器、充電式保冷温庫、充電式ファンジャケット、充電式フラッシュライト、集塵機(充電式背負クリーナ、充電式集じん機、充電式クリーナ、ロボットクリーナ)、家庭用・DIY機器などを開発製造しています。

直近のM&A(合併買収)

内部成長を重視し、M&Aは余り行っておりません。

1991年 ドイツのドルマ―(Dolmar)を買収
2019年 エアコンプレッサー(空気圧縮機)を手掛ける尼寺空圧工業を買収

市場シェア

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