Stanley Black & Decker(スタンレー・ブラック&デッカー)は米国を代表する世界最大級の電動工具メーカーです。2010年にStanley Works(スタンレー・ワークス)とBlack & Decker(ブラック・アンド・デッカー)が経営統合をして誕生しました。赤と黒でコーディネートされた電動ドリルは有名です。NYSEに上場しています。電動工具、インダストリアルファスニングの2つの事業部門から構成されます。なお、スタンレーワークスは、1843年に米国コネチカット州でフレデリック・スタンレーが設立した老舗です。
業績推移(年次)
2021年度
売上高は前年度比19.60%増の15,617百万ドルになりました。営業利益は前年度比22.72%増の1,749百万ドルになりました。営業利益率は11.20%になりました。

スタンレー・ブラック・アンド・デッカーの業績推移
業績推移(四半期)
2022年第1四半期(1-3月)
売上高は前年同期比19.54%増の4,448百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-62.71%の230百万ドルになりました。営業利益率は5.2%になりました。

スタンレー・ブラック・アンド・デッカーの四半期業績推移
売上構成

スタンレー・ブラック&デッカーの2021年度売上構成
電動工具事業では、釘打ち機、エア工具、電動ドリル、インパクトレンチ、ドライバー等を手掛けています。ボッシュやマキタとともに世界大手メーカーです。
その他の事業としては、芝刈り機では、ハスクバーナ、トロ、ジョン・ディア、リョービと並ぶ業界大手の一角です。自動ドア事業でも世界上位に位置します。
過去の主要なM&A
1980年 Mac Toolsを買収
2012年 ドアノブ、シャワ等住宅設備等を手掛けるホームセンター部門をスペクトラム・ブランズへ売却
2016年 アーウィンやレノックスブランドを展開するニューウェル・ブランズの工具部門のニューウェル・ツールを買収
2017年 クラフツマンをシアーズホールディングスから買収
2021年 芝刈り機大手のMTDホールディングスとExcel Industriesを買収
2021年 Securitas ABに鍵事業を売却