自動ドア業界

自動ドア業界の世界市場シェア、市場規模について分析をしています。アッサアブロイ、ナブテスコ、ドルマカバ、スタンレー等主要な自動ドアメーカーの一覧も掲載しています。

世界市場シェア

最新業界別売上高世界ランキング第2巻」に記載の自動ドア各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の順位となります。

1位 アッサ・アブロイ 12.5%
2位 ドルマカバ 3.8%
3位 ナブテスコ 3.1%
4位 スタンレー・ブラック・アンド・デッカー 1.3%
5位 ブーンイダム 0.9%

自動ドア業界の世界1位はスウェーデンのアッサアブロイ社です。2位はスイスのドルマカバ、3位は日本のナブテスコです。4位のスタンレーBDまで含めてると、錠前・スマートロックと自動ドアとの間の親和性が考えられます。

市場規模

調査会社のアライドマーケットリサーチによれば、2018年の自動ドア業界の市場規模は、世界で224億ドルです。2019年~2016年で年平均7.8%の成長が見込まれます。
調査会社360マーケットアップデーツによれば、2020年の同業界の規模は43億ドルです。2021年~2026年で年平均1.8%の成長を見込みます。
当サイトでは、市場シェア算定にあたって、224億ドルを市場規模として採用しております。

世界の主要な自動ドアメーカー概要

ASSA ABLOY(アッサ・アブロイ)

Assa Abloy(アッサ・アブロイ)は、スウェーデンに本拠を置く世界最大級の錠前・ドアメーカーです。スウェーデンのセキュリティ大手企業のSecuritas ABからAssa(アッサ)社が独立し、その後フィンランドのAbloy(アブロイ)社と1994年に経営統合をして誕生しました。アブロイの創設者はディスクタンブラー錠を発明したことでも有名です。

米国の大手錠前メーカーのYale lock社等を買収し事業を拡大しています。事業構成は、設置場所は住宅向けと商業施設向けで区分されます。また商品構成では、従来型の1)機械錠・鍵・錠前事業、2)急成長中の電気錠(エレクトニックセキュリティ)・スマートロック事業、3)自動ドア事業、4)セキュリティ(ロック)付ドア事業が主力となっています。

アッサアブロイの売上構成2019年

売上構成2019年
出所 同社AR

株主構成:

同社はストックホルム証券取引所に上場していますが、Investment AB Latour(インベストメントABラトゥール)とMelker Schörling AB(メルカー・ショーリング)が議決権ベースで大株主として存在します。Investment AB Latour(インベストメントABラトゥール)はGustaf Douglas氏によって運用されている投資会社です。Melker Schörling AB(メルカー・ショーリング)はMelker Schörling氏によって運用されている投資会社です。

1994年 セキュリタス(Securitas AB)が分社化
2000年 セキュリティ大手の北米HID Globalを買収
2000年 鍵大手のYale locksを買収
2001年 豪鍵大手のLockwoodを買収
2002年 自動ドア大手のBesam ABを買収
2006年 北米のセキュリティ関連会社のFargo Electronicsを買収
2010年 産業用ドア大手のCardo ABを買収
2011年 産業用ドア大手のAlbany Doors Systemを買収
2013年 中国のドア・サッシ大手のPan Pan Doorを買収
2019年 自動ドア大手のスイスagta recordを買収

ナブテスコ

日本を代表する自動ドアメーカー。鈴木商店を源流とするナブコと帝人製機が経営統合をして誕生しました。自動ドアでは国内最大手です。「NABCO」「GILGEN」というブランドで建物用自動ドア、特殊用途向け自動ドア、産業用自動ドア自動ドアを日米欧アジアで展開しています。自動ドア以外にも鉄道車両用機器のブレーキ装置、産業用ロボット関節、ドア開閉装置等に強みを持ちます。2011年にはスイスのカバより自動ドア事業(ギルゲン・ドア・システム(Gilgen Door Systems))を買収しています。

Dorma+Kaba(ドルマカバ)

ドアや鍵等を手掛けるドイツのドルマとスイスのカバが2015年に経営統合して誕生しました。セキュリティ付きのドア、鍵、スマートキー、認証エントランス等で事業を展開しています。

Stanley Black & Decker(スタンレーブラック&デッカー)

Stanley Black & Decker(スタンレー・ブラック&デッカー)は米国を代表する世界最大級の電動工具メーカーです。2010年にStanley Works(スタンレー・ワークス)とBlack & Decker(ブラック・アンド・デッカー)が経営統合をして誕生しました。赤と黒でコーディネートされた電動ドリルは有名です。NYSEに上場しています。電動工具、錠前・鍵・セキュリティ、インダストリアルファスニングの3つの事業部門から構成されます。

スタンレーブラックデッカーの事業構成

事業構成
出所:同社AR

電動工具事業では、釘打ち機、エア工具、電動ドリル等を手掛けています。ボッシュやマキタとともに世界大手メーカーです。

錠前・鍵事業部門はスタンレーブランドで展開し、特に産業向けの電気錠(エレクトニックセキュリティ)事業に強みを持ちます。2019年のスタンレーセキュリティの売上構成(地域、顧客、商品別)は下図の通りとなります。

2019年のスタンレーセキュリティの売上構成(地域、顧客、商品別)

2019年のスタンレーセキュリティの売上構成(地域、顧客、商品別)
出所:同社AR

その他の事業としては、芝刈り機では、ハスクバーナ、トロ、ジョン・ディア、リョービと並ぶ業界大手の一角です。自動ドア事業でも世界上位に位置します。

1980年 Mac Toolsを買収
2012年 ドアノブ、シャワ等住宅設備等を手掛けるホームセンター部門をスペクトラム・ブランズへ売却
2016年 アーウィンやレノックスブランドを展開するニューウェル・ブランズの工具部門のニューウェル・ツールを買収
2017年 クラフツマンをシアーズホールディングスから買収

Boom Edam(ブーンイダム)

オランダに本拠を置くドアメーカーです。回転ドアに強みを持ちます。

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