シャッター業界の世界市場シェアの分析

シャッター業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。世界のシャッターメーカー大手であるアッサアブロイ、三和ホールディングス、ハーマン、文化シャッター、SKBシャッター、東洋シヤッターについての動向も分析しています。

シャッター業界の世界市場シェア(2020年)

「最新業界別売上高世界ランキング第10巻」に記載のシャッター会社各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2020年のシャッター業界の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の順位となります。

1位 三和ホールディングス 6.82%
2位 アッサアブロイ 4.65%
3位 文化シャッター 2.86%
4位 ハーマン 1.82%
5位 東洋シヤッター 0.35%

(参考) SKBシャッター

市場規模

当サイトでは、各調査会社等の公表データを参考にし、シャッター業界の2020年の世界市場規模を600億ドルとして市場シェアを計算しております。参照にしたデータは以下の通りです。調査会社のリサーチアンドマーケッツによると、2025年までに同業界の市場規模は699億ドルに到達すると推計しています。2020年から2025年の年平均成長率は3.5%なので、逆算すると2020年の規模は588億ドルとなります。⇒参照したデータの詳細情報

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主要なシャッターメーカー

アッサアブロイ

Assa Abloy(アッサ・アブロイ)は、スウェーデンに本拠を置く世界最大級の錠前・ドアメーカーです。スウェーデンのセキュリティ大手企業のSecuritas ABからAssa(アッサ)社が独立し、その後フィンランドのAbloy(アブロイ)社と1994年に経営統合をして誕生しました。アブロイの創設者はディスクタンブラー錠を発明したことでも有名です。

米国の大手錠前メーカーのYale lock社等を買収し事業を拡大しています。事業構成は、設置場所は住宅向けと商業施設向けで区分されます。また商品構成では、従来型の1)機械錠・鍵・錠前事業、2)急成長中の電気錠(エレクトニックセキュリティ)・スマートロック事業、3)自動ドア及びシャッター事業、4)耐火ドアやセキュリティ(ロック)付ドア事業が主力となっています。

アッサアブロイの売上構成2019年

売上構成2019年
出所 同社AR

株主構成:

同社はストックホルム証券取引所に上場していますが、Investment AB Latour(インベストメントABラトゥール)とMelker Schörling AB(メルカー・ショーリング)が議決権ベースで大株主として存在します。Investment AB Latour(インベストメントABラトゥール)はGustaf Douglas氏によって運用されている投資会社です。Melker Schörling AB(メルカー・ショーリング)はMelker Schörling氏によって運用されている投資会社です。

1994年 セキュリタス(Securitas AB)が分社化
2000年 セキュリティ大手の北米HID Globalを買収
2000年 鍵大手のYale locksを買収
2001年 豪鍵大手のLockwoodを買収
2002年 自動ドア大手のBesam ABを買収
2006年 北米のセキュリティ関連会社のFargo Electronicsを買収
2010年 産業用ドア大手のCardo ABを買収
2011年 産業用ドア大手のAlbany Doors Systemを買収
2013年 中国のドア・サッシ大手のPan Pan Doorを買収
2019年 自動ドア大手のスイスagta recordを買収

三和ホールディングス

日本のシャッター最大手です。三和シヤッター工業が中核企業です。1996年に米国のオーバーヘッドドア、2003年にドイツのノボフェルムの買収を通じて、北米と欧州の事業を拡大しています。

Hörmann(ハーマン)

ドイツに本拠を置くシャッター会社です。ヘルマン家が保有する非公開会社です。日本では文化シャッターと高速シャッター分野で提携しています。

文化シヤッター

1955年に設立されたシャッターメーカーです。軽量、重量、オーバースライディングドアなど幅広いシャッターを開発製造しております。不二サッシに出資をし、建材事業の拡大を図っています。

SKB Shutters(SKBシャッターズ)

マレーシアに本拠を置くシャッター会社です。ローラーシャッターを得意とします。ラッキングシステムやストレージも手掛けています。

東洋シヤッター

1955年に設立された大阪府に本拠を置くシャッター会社です。ドイツのハーマンと資本提携をしています。

業界構造

シャッター業界は、住宅、商業店舗、倉庫等へ取り付けられます。輸送コストがかかる商品であるため、各地に数多くの非公開のシャッター会社が存在し、業界1位の三和ホールディングスでもシェアは10%以下と非常に分散的な業界構造となっています。地域特性にあったシャッターを効率的に販売及びメンテナンスできるグローバルな流通網と今後ますますニーズが高まってくるであろうセキュリティ対策を施した自動シャッターへの技術的な対応が重要な成長戦略のための要素となります。