JR東日本の市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

JR東日本(東日本旅客鉄道)は1987年に旧国鉄が民営化されて誕生した日本最大の鉄道運行会社です。首都圏と東日本を地盤にしています。駅周辺の開発事業、駅ナカの物販、Suicaを活用した決済事業など非鉄道事業の育成にも力を注いでいます。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比12.15%増の1,978,967百万円になりました。営業利益は72.25%増の-181,922百万円になりました。営業利益率は-9.19%になりました。移動制限も緩和を受け、前年度比増収増益になりましたが、引続き営業赤字を計上しています。

2020年度
売上高は新型コロナウィルスによるリモートワークの浸透で、運輸部門が落ち込み、減収減益となりました。

東日本旅客鉄道の業績推移

東日本旅客鉄道の業績推移

業績推移(四半期)

2022年第2四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比25.43%増の557,455百万円になりました。営業利益は24,903百万円になりました。営業利益率は4.47%になりました。

2022年第1四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比28.66%増の557,618百万円になりました。営業利益は40,518百万円になりました。営業利益率は7.27%になりました。

2021年第4四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比8.26%増の496,173百万円になりました。営業利益は52.61%増の-139,693百万円になりました。営業利益率は-28.15%になりました。旅客輸送が復調で、前年同期比増収増益ですが、営業利益率はマイナスとなっています。

東日本旅客鉄道の四半期業績推移

東日本旅客鉄道の四半期業績推移

EPS・1株配当・配当性向の推移

希薄化後EPSは前年度比-83.57%の-251.69円になりました。1株当たりの配当は前年度と同額の100.00円になりました。

東日本旅客鉄道のEPS・1株配当・配当性向の推移

東日本旅客鉄道のEPS・1株配当・配当性向の推移

四半期EPS推移

2022年第2四半期(7ー9月)
希薄化後EPSは21.69円になりました。

東日本旅客鉄道の希薄化後EPS(四半期)の推移

東日本旅客鉄道の希薄化後EPS(四半期)の推移

業績予想

2022年度業績予想
売上高は2,453,000百万円、営業利益は153,000百万円、営業利益率は6.24%、1株配当は100円を見込みます。2021年度比増収増益、配当は同額です。

2022年第1四半期(4ー6月)の進捗率
売上高の業績予想に対する進捗率は45.46%です。営業利益の業績予想に対する進捗率は42.76%です。営業利益率は予想より-1.77%となっています。

事業構成

運輸、流通サービス、不動産ホテル事業が主軸となります。

東日本旅客鉄道の売上構成(2021年度)

東日本旅客鉄道の売上構成(2021年度)

運輸
東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、山手線、中央本線、総武本線、東海道本線、東北本線、常磐線、信越本線、羽越本線などの運行

流通サービス
ecute、コンビニのnewdaysやKIOSKなどの展開

不動産ホテル
グラントウキョウタワー、東京ビルディング、サピアタワー、JPタワー、メトロポリタンプラザビル、JR新宿ミライナタワー、JR新宿ミライナタワーなどのオフィスビルの開発管理や東京ステーションホテル、メトロポリタンホテルズ、ホテルメッツなどのホテルの開発運営

市場シェア

EN