三井物産の市場シェア・業績推移・売上構成の分析

三井物産の市場シェア・業績推移・売上構成の分析

三井物産は、1876年に益田孝や三井家が創業した貿易会社を源流とする日本を代表する総合商社です。他商社に比べて資源やエネルギー分野に強いことに特徴があります。金属資源、機械・インフラ、化学品、鉄鋼製品、エネルギー、生活産業、次世代・機能推進といった事業を展開しています。関連会社には、日鉄物産、本州化学工業、DM三井製糖ホールディングス、かどや製油、フィード・ワン、スターゼン、富士製薬工業、りらいあコミュニケーションズなどがあります。

業績(年次)

2021年度
売上総利益は前年同期比44.35%増の1,141,371百万円になりました。当期利益は前年同期比118.58%増の914,722百万円になりました。当期利益率は80.1%になりました。資源やエネルギー価格が好調に推移した結果、過去最高益となりました。

三井物産の年次業績推移
三井物産の年次業績推移

業績推移(四半期)

2022年第2四半期(7-9月)
売上総利益は前年同期比22.88%増の318,485百万円になりました。当期利益は前年同期比23.78%増の264,104百万円になりました。当期利益率は82.9%になりました。

2022年第1四半期(4-6月)
売上総利益は前年同期比16.85%増の313,430百万円になりました。当期利益は前年同期比43.78%増の275,000百万円になりました。当期利益率は87.7%になりました。原油や天然ガス価格が堅調に推移し、増収増益になりました。

2021年第4四半期(1-3月)
売上総利益は前年同期比44.53%増の351,588百万円になりました。当期利益は前年同期比106.17%増の281,466百万円になりました。当期利益率は80.1%になりました。

三井物産の四半期業績推移

三井物産の四半期業績推移

EPS・1株配当・配当性向の推移

希薄化後EPSは前年度比-7.51%の1,629.41円になりました。1株当たりの配当は前年度比181.85%増の561.38円になりました。配当性向は34.45%になりました。会社予想の今期の当期利益は8000億円です。

三井物産のEPS・1株配当・配当性向の推移

三井物産のEPS・1株配当・配当性向の推移

利益構成

金属資源やエネルギー、機械インフラが主力になります。

三井物産の当期利益内訳
三井物産の当期利益内訳

主なM&A

  • 2022年 アイルランドの再生可能エネルギー事業者Mainstream Renewable Powerに出資
  • 2022年 オーストラリアの植林資産運用会社ニューフォレスツに追加出資
  • 2018年 マレーシアの民間病院グループIHHに出資
  • 2018年 豪州のガス田開発会社AWEを買収

市場シェア

株主提案

総合商社の業績進捗率の定期レビュー

総合商社といわれる三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、豊田通商、双日の四半期決算毎の業績進捗率をレビューし、業績の上方修正や下方修正の可能性について分析をしています。
市場シェア

臨床検査会社の世界市場シェアの分析

臨床検査業界の世界市場シェア、市場規模、業界ランキングを分析しています。臨床検査会社の主要企業である、LabCorp(ラボコープ)、Sonic Healthcare (ソニック・ヘルスケア)、Quest Diagnistics(クエスト・ダイアグノスティクス)、Synlab(シンラボ)、H.U.グループなどの概要や動向も記載しています。
市場シェア

オイルメジャー・石油開発業界の世界市場シェアの分析

原油、石油やガスを開発生産する企業(オイルメジャー)の世界市場シェア、埋蔵量や業界再編について分析をしています。サウジアラムコ 、ガスプロム 、ペトロブラス、イラン国営石油、 シノペックといった世界大手石油ガス開発会社の概要や動向も掲載しています。