ASMLの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

ASMLは、1984年に設立されたオランダに本拠を置く半導体製造装置メーカーです。半導体露光装置(ステッパー)分野では、EUV(極端紫外線)露光装置に強く、ニコン・キャノンを凌ぎ世界最大手です。極端紫外線を発するフッ化アルゴン(ArF)エキシマレーザーやArF液浸の技術開発に定評があります。

業績推移(年次)

2021年度は、売上高が前年度比33%増の186億ユーロ、営業利益が同66%増の70億円と増収増益になりました。世界的に半導体の需給が逼迫を背景に成長を続けています。

ASMLの業績推移
ASMLの業績推移

業績推移(四半期)

2022年第1半期(1-6月)
売上高は前年同期比6.93%増の8,965百万ユーロになりました。営業利益は-5.27%の2,747百万ユーロになりました。営業利益率は30.6%になりました。

2021年第2半期(7-12月)
前年同期比増収減益になりました。需要は強いものの、原材料費などの増加が減益の主因です。

ASMLの半期業績推移

ASMLの半期業績推移

EPS成長

2021年度は、好調な業績を背景に希薄化後EPSが増加しました。

ASMLの希薄化後EPSの推移
ASMLの希薄化後EPSの推移

売上構成

露光装置が主力事業となっています。

M&A(合併買収)

露光装置開発技術獲得のためのM&Aを積極的に行っています。

2012年 米国のサイマーを買収
2016年 電子ビーム式最大手である台湾の漢民微測科技(エルメス・マイクロビジョン)を買収
2020年 ドイツのベルライナー・グラス・グループを買収

市場シェア

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