アプライドマテリアルズの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

Applied Materials(アプライドマテリアルズ)は、1967年に設立された米国に本社を置く世界最大級の半導体製造装置メーカーです。世界に約100カ所の拠点を持ちます。成膜装置、イオン注入装置、エッチング装置といった半導体製造装置分野で圧倒的な存在感を示します。日本の東京エレクトロンとの経営統合は実現しませんでした。自社で強みをもつ回路の成膜分野でのシナジーを求め、2019年に日立国際電気から分社化したKOKUSAI ELECTRICの買収を発表しましたが、2021年に断念をしました。

業績推移(年次)

2022年度
売上高は前年度比11.80%増の25,785百万ドルになりました。営業利益は前年度比13.05%増の7,788百万ドルになりました。営業利益率は30.20%になりました。

2021年度
引続き経済のデジタル化が加速し、世界的な半導体の需要増が継続したことから、前年度比大幅な増収増益となりました。

アプライドマテリアルズの業績推移

アプライドマテリアルズの業績推移

業績推移(四半期)

2022年8-10月
売上高は前年同期比10.22%増の6,749百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-0.99%の1,994百万ドルになりました。営業利益率は29.5%になりました。

2022年2ー4月
売上高は前年同期比11.88%増の6,245百万ドルになりました。営業利益は前年同期比19.95%増の1,894百万ドルになりました。営業利益率は30.3%になりました。

2022年11ー1月
売上高は62億7,000万ドルでした。営業利益は19億8,000万ドル、営業利益率は31.5%となりました。半導体への強い需要を受けて、四半期ベースで過去最高の売上高を記録しました。

2021年8ー10月
半導体への旺盛な需要を受け、売上は61億2,000万ドル、営業利益は売上高の32.9%に当たる20億1千万ドルと前年同期比増収増益となりました。

アプライドマテリアルズの四半期業績推移

アプライドマテリアルズの四半期業績推移

EPS・1株配当・配当性向の推移(年次)

2022年度
希薄化後EPSは前年度比16.07%増の7.44ドルになりました。1株当たりの配当は前年度比8.70%増の1.00ドルになりました。配当性向は13.44%になりました。

アプライドマテリアルズのEPS・1株配当・配当性向の推移

アプライドマテリアルズのEPS・1株配当・配当性向の推移

EPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

2022年8ー10月
希薄化後EPSは前年同期比-2.12%の1.85ドルになりました。1株当たりの配当は前年同期比8.33%増の0.26ドルになりました。配当性向は14.05%になりました。

アプライドマテリアルズのEPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

アプライドマテリアルズのEPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

売上構成

半導体製造装置とディスプレイ製造装置が事業の柱となります。

アプライドマテリアルズの売上構成

アプライドマテリアルズの売上構成

半導体システム事業
半導体システムは、デバイス構造へのパターン転写、トランジスタや配線の製造、計測・検査・レビュー、完成したICダイを接続するパッケージング技術など、集積回路(IC)製造に使用されるさまざまな製造装置の開発、製造、販売を手がけています。

国際サービス
半導体製造装置と工場のパフォーマンスと生産性を最適化する統合ソリューションを提供します。

ディスプレイ
テレビ、モニター、ノートパソコン、パーソナルコンピュータ、電子タブレット、スマートフォン、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)向けに高解像度ディスプレイ、薄型・軽量・曲面・フレキシブルディスプレイ技術製造用製品の開発製造を行っています。

直近のM&A(合併買収)

同業他社との製品補完を狙った経営統合や買収を仕掛けていますが、独占禁止法上の問題もあり断念しています。

2013年 東京エレクトロンとの経営統合を発表
2015年 東京エレクトロンとの経営統合を断念
2019年 Kokusai Electricの買収を発表
2021年 Kokusai Electricの買収を断念

市場シェア

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