ジェイビルの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

ジェイビル(Jabil)は、James Golden氏とBill Morean氏によって1966年に設立された米国に本拠を置く電子機器受託製造(EMS)大手です。創業者のファーストネームが社名の由来です。デルやGM向けの生産受託で成長しました。家電や車向けの電子基盤の受託でも存在感を示します。主要顧客には、アマゾン、アップル、シスコ、ゴープロ、HP、インジェニコ、キーサイトテクノロジーズ、エリクソン、ネットアップ、ノキアネットワークが含まれ、アップルが最大顧客になっています。

業績推移(年次)

2022年度
売上高は前年度比14.32%増の33,478百万ドルになりました。営業利益は前年度比31.66%増の1,389百万ドルになりました。営業利益率は4.15%になりました。

2021年度
前年度増収増益となりました。アップルやアマゾン向けの電子機器の受託製造が伸びています。

ジェイビルの業績推移

ジェイビルの業績推移

業績推移(四半期)

2022年9ー11月
売上高は前年同期比12.47%増の9,635百万ドルになりました。営業利益は前年同期比3.43%増の362百万ドルになりました。営業利益率は3.8%になりました。

2022年6ー8月
売上高は前年同期比21.87%増の9,030百万ドルになりました。営業利益は前年同期比54.38%増の409百万ドルになりました。営業利益率は4.5%になりました。

2022年3ー5月
売上高は前年同期比15.43%増の8,328百万ドルになりました。営業利益は前年同期比30.89%増の317百万ドルになりました。営業利益率は3.8%になりました。

ジェイビルの四半期業績推移

ジェイビルの四半期業績推移

事業構成

電機・自動車などの電子機器製造受託のEMS事業と軍用や航空機用の機器の製造受託が主力事業です。

ジェイビルの売上構成(2022年度)

ジェイビルの売上構成(2022年度)

直近のM&A(合併買収)

製造受託分野の強化や新規分野への参入を目指したM&Aを行っています。

2006年 Celetronixを買収
2007年 Taiwan Green Point Enterprisesを買収
2013年 Nyproを買収
2015年 Clothing+を買収
2016年 Inalaを買収
2021年 リサイクル紙包装パッケージメーカーのEcologic Brandsを買収

市場シェア

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