ユニバーサルミュージックは、米国に本拠を置く世界最大の音楽レコード会社です。日本のパナソニック傘下、シーグラムや仏コングロマリットのVivendi (ビベンディ)傘下を経て、2021年9月に上場をしました。2011年にEMI Groupのレコード事業を買収しました。2019年に中国のテンセント等のコンソーシアムが10%の株式を取得しています。
業績推移(年次)
2021年度は、音楽配信が好調で、前年同期比増収増益となりました。またユニバーサルミュージック株式の60%をビベンディ株主に分配し、UMG株式をユーロネクスト・アムステルダムに上場しました。スティング、ニール・ダイアモンドなどのカタログも買収しています。
2021年第4四半期(10-12月)も、音楽配信や出版事業の事業が好調で、営業利益率も17.9%へと増加しました。

EPS成長
2021年度は、希薄化後EPSが減少しました。

売上構成
音楽レコーディングと音楽出版が主力セグメントとなっています。
-1.png)
M&A(合併買収)
同業種間のM&Aを積極的に行っています。
1995年 シーグラムがMCAレコードをパナソニックより買収
1996年 MCAレコードがユニバーサルミュージックへの社名変更
1998年 当時の6大メジャーの一角のポリグラムとユニバーサルミュージックが経営統合
2000年 ユニバーサルミュージックとビベンディが経営統合し、ヴィヴェンディ・ユニバーサルが誕生
2006年 ユニバーサルミュージックがBMGの音楽出版部門を買収
2019年 ビベンディがユニバーサルミュージックの持ち分の10%を中国のテンセントへ売却
2021年 ユニバーサルミュージックが株式を公開
株主構成
ビベンディグループや同社オーナーが引続き大株主として残っています。