Johnson & Johnson(ジョンソン&ジョンソン)は、1887年にジョンソン三兄弟によって創設された米国に本拠を置く世界最大級の日用品・医療機器メーカーです。医療・衛生用品のバンドエイドや綿棒、スキンケア用のベビーローション、オーラルケアのリステリン、一般医薬品、整形外科のインプラント、外科関連の手術器具では圧倒的な強みを有しています。
2019年度
売上高は82,059百万ドルで、前年度比1%増となりました。営業利益は20,970百万ドルになりました。営業利益率は26%になりました。販売量は4%増加しましたが、販売価格が低下したことと為替の不利な影響を受けました。
2020年度
売上高は82,584百万ドルで、前年度比1%増となりました。営業利益は19,914百万ドルになりました。営業利益率は24%になりました。販売量は4%増加しましたが、販売価格が低下したことと為替の不利な影響を受けました。
2021年度
売上高は78,740百万ドルで、前年度比5%減となりました。営業利益は20,943百万ドルになりました。営業利益率は27%になりました。
2022年度
売上高は79,990百万ドルで、前年度比2%増となりました。営業利益は21,013百万ドルになりました。営業利益率は26%になりました。販売量は7%増加しましたが、販売価格が低下したことと為替の不利な影響を受けました。
2023年度
売上高は85,159百万ドルで、前年度比6%増となりました。営業利益は22,009百万ドルになりました。営業利益率は26%になりました。売上の増加は販売量が7%増加したことが要因です。
2022年第4四半期(10ー12月)
売上高は23,706百万ドルになりました。営業利益は5,588百万ドル、営業利益率は24%になりました。
2023年第1四半期(1ー3月)
売上高は24,746百万ドルになりました。営業利益は6,650百万ドル、営業利益率は27%になりました。
2023年第2四半期(4ー6月)
売上高は25,530百万ドルになりました。営業利益は6,824百万ドル、営業利益率は27%になりました。
2023年第3四半期(7ー9月)
売上高は21,351百万ドルになりました。営業利益は4,309百万ドル、営業利益率は20%になりました。
2023年第4四半期(10ー12月)
売上高は21,395百万ドルになりました。営業利益は4,132百万ドル、営業利益率は19%になりました。
希薄化後EPSは前年度比15%減の5.2ドルになりました。1株当たりの配当は前年度比6%増の4.7ドルになりました。配当性向は90%になりました。
セグメントは、革新的医療セグメント、医療技術セグメントに分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。
革新的医療セグメント
免疫学(関節リウマチ、乾癬性関節炎、炎症性腸疾患、乾癬など)、感染症(HIV/AIDSなど)、神経科学(気分障害、神経変性障害、統合失調症など)、腫瘍学(前立腺がん、血液悪性腫瘍、肺がん、膀胱がんなど)、心血管および代謝(血栓症、糖尿病、黄斑変性症など)、肺高血圧症(肺動脈高血圧など)の治療分野に重点を置いています。 この部門の医薬品は、処方箋使用のために小売業者、卸売業者、流通業者、病院、医療専門家に直接販売されています。
医療技術セグメント
整形外科、外科、眼科分野のカテゴリで使用される医療製品を製造しています。
2006年 ファイザーの一般医薬品部門を買収
2015年 カーディナル・ヘルスに心臓・血管系機器部門コーディスを売却
2016年 アボットの眼科治療子会社を買収
2017年 スイスのアクテリオンを買収
2018年 ドクターシーラボを買収
2019年 XBiotechの治験化合物ベルメキマブ事業を買収
2019年 癌を含む膀胱疾患のための開発を専門とするバイオテクノロジー企業TARIS Biomedicalの買収を発表
2020年 新薬の開発を行うMomenta Pharmaceuticalsの買収を完了
2021年 コンシューマーヘルスケア部門のスピンオフを発表
2022年 心臓の回復と置換技術に重点を置いた心臓血管サポート装置を開発・製造するAbiomedの買収を完了 2023年
非弁膜症患者の左心耳 (LAA) の除去に注力する非公開医療機器会社であるLaminarの買収を完了