広告収入を主な収益源とする検索サイト、ソーシャルネットワークサービス、動画プラットフォーム、EC検索広告企業の市場シェアと市場規模について分析を行っています。
アルファベット、メタプラットフォームズ、マイクロソフト、バイトダンス、テンセント、百度、アリババ、LINEヤフー、X(旧:ツイッター)、ネイバー、ヤンデックスといった大手Webメディア運営会社の概要も掲載しています。
【Webメディア(検索サイト・SNS)とは】
当データベースでは、Webメディアを「インターネット上で文章や動画などのコンテンツを提供し、広告収入を得る」業態と定義しています。検索サイトは、第三者が作成したコンテンツを整理しキーワードに連動した広告を掲載するWebメディアとなります。SNSも会員同士がコンテンツを共有し、広告を掲載して収益を得るモデルですのでWebメディアとなります。
ほかにも新聞や出版会社が展開する電子新聞や電子出版、テレビ会社が展開する動画サービスなどもWebメディアですが、有料会員による購読料やWeb媒体以外における広告収入を事業の基盤の柱としており本市場シェアの対象からは外しております。
新聞や出版業界の市場シェアは以下をご参照下さい。
【Webメディア(検索サイト・SNS)業界の世界市場シェア+ランキング】
Webメディア(検索サイト・SNS)業界の2025年度の売上高⇒参照したデータの詳細情報を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして、2025年のWebメディア(検索サイト・SNS)業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はアルファベット(Google)、2位はメタプラットフォームズ(Facebook、Instagramなど)、3位はバイトダンスとなります。
※Webメディア(検索サイト・SNS)業界の市場シェアとランキング(2025年)
業界の市場シェア(2025年).png)
| 順位 | Company name (English) |
企業名(日本語) | 市場シェア |
| 1位 | Alphabet | アルファベット(グーグル) | 25.05% |
| 2位 | Meta | メタプラットフォームズ | 18.79% |
| 3位 | ByteDance | バイトダンス | 17.59% |
| 4位 | Amazon | アマゾン | 6.43% |
| 5位 | Alibaba | アリババ | 4.46% |
| 6位 | Microsoft | マイクロソフト | 3.00% |
| 7位 | Tencent | テンセント | 2.01% |
| 8位 | Baidu | 百度 | 1.13% |
| 9位 | Yandex | ヤンデックス | 0.67% |
| 10位 | LY Corporation(ZHD) | LINEヤフー(旧:Zホールディングス) | 0.44% |
| 11位 | Pinterst | ピンタレスト | 0.40% |
| 12位 | NAVER | ネイバー | 0.27% |
| 13位 | X(Twitter) | X(旧:ツイッター) | 0.17% |
| 14位 | Weibo corporation | ウェイボー | 0.17% |
2025年のWebメディア業界は、生成AI検索の普及、ショート動画広告の拡大、EC検索広告の台頭が同時に進み、検索・SNS・動画・ECが融合する構造へと急速に変化しました。
1位は、Alphabet(アルファベット)です。
Google を中心に検索市場で圧倒的なシェアを維持しています。検索広告が主力で、生成AIによる新しい検索体験が広告価値を高めています。YouTube も動画SNSとして成長し、ショート動画広告が収益を押し上げています。検索と動画の両面でデジタル広告市場を牽引しています。
2位は、Meta(メタプラットフォームズ)です。
Facebook と Instagram を中心に、SNS広告市場で強い存在感を保っています。AIによる広告最適化が進み、Reels 広告が大きく伸びました。膨大なユーザーデータを活用したターゲティングが強みで、WhatsApp のビジネスメッセージ広告も収益拡大に貢献しています。
3位は、ByteDance(バイトダンス)です。
TikTok と Douyin を軸に、SNSと検索を融合したプラットフォームとして急成長しています。検索広告が大幅に伸び、SNS企業でありながら検索領域でも存在感を高めています。ショート動画広告では Meta と並ぶ主要プレーヤーとなり、広告売上は世界トップクラスに達しています。
4位は、Amazon(アマゾン)です。
Eコマースにおける商品検索を中心に広告事業が急成長しています。検索結果やレビューに自然に組み込まれた広告が高い効果を発揮し、広告売上は世界上位に位置しています。2025年はAIによる商品検索の高度化が進み、広告の成果がさらに向上しました。
5位は、Alibaba(アリババ)です。
Taobao・Tmall のEC検索広告が主要な収益源です。Customer Management Revenue(CMR)が中心で、中国市場では商品検索広告が非常に大きな規模を持っています。近年ライブコマースとの連携が進み、検索広告と動画広告の統合が特徴となりました。
6位は、Microsoft(マイクロソフト)です。
Bing を中心に検索広告市場で安定したシェアを維持しています。AI検索(Copilot Search)の導入でトラフィックが増加しました。LinkedIn も収益を支えていますが、広告の中心は Bing の検索広告で、Google に次ぐ検索企業としての地位を確保しています。
【Webメディア(検索サイト・SNS)業界の世界市場規模】
当データベースでは、2025年のWebメディア(検索サイト・SNS)業界の市場規模を1兆577億ドルとしております。参照した各種調査データは次の通りとなります。
調査会社フォーチュンビジネスインサイツによると、2025年の同市場規模は5,679億ドル、2026年から2035年にかけて年平均13.2%で成長し、2035年には1兆6,929億ドルに達すると予測されています。
| 年 | 市場規模 | 成長率見込み |
| 2025 | 1兆577億ドル | – |
| 2026 | 1兆1,954億ドル | – |
| 2034 | 3兆1,827億ドル | 13.2% |
業界の市場規模の成長予想-5.png)
【M&Aの動向】
2006年 グーグルがユーチューブを買収
2011年 フェイスブックがBeluga(メッセンジャー)を買収
2012年 フェイスブックがインスタグラムを買収
2013年 ヤフーがTumblrを買収
2014年 フェイスブックがWhatsAppを買収
2016年 マイクロソフトがLinkedInを買収
2017年 ベライゾンがヤフーを買収
2021年 アポログローバルがヤフーなどのメディア事業をベライゾンから買収
2022年 イーロンマスク氏がツイッターを買収
2023年 Yahoo!・LINE・ZHD合併、「LINEヤフー(LY Corporation)」誕生
2025年 ベンディング・スプーンズ、Yahoo!からAOLを買収
さらに業界に詳しくなるためのお薦め書籍と関連サイト
オウンドメディアのつくりかた 「自分たちでつくる」ためのメディア運営
ネット広告がわかる基本キーワード70
広告代理店・広告業界の世界市場シェアの分析
【会社の概要】
Alphabet(アルファベット)
アルファベットは、1998年にラリーペイジ氏とセルゲイブリン氏によって設立された検索・メディア大手です。世界中の情報を検索可能にする壮大なアジェンダを掲げ、良質なコンテンツが上位表示される精度の高い検索サービスで世界を席巻しました。上位表示に広告も織り交ぜる検索連動広告、UIに優れたGmail、動画共有のYoutube、スマホの基幹システムAndroidに加え、クラウドコンピューティングのGoogle Cloud Platform、SaaS型のGoogle Workspaceといったクラウドサービスも提供しています。個人情報保護や掲載するデータへの使用料支払いといった観点から逆風も吹いています。社名をグーグルからアルファベットに変更しました。さらに詳しく
Meta(メタプラットフォームズ(フェイスブック、Facebook)
メタプラットフォームズは、2004年にマークザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)氏によって設立された実名型ソーシャルネットワークサービス(SNS)運営会社です。匿名が主流だった当時のWebメディアで実名による会員登録をした会員同士がつながる仕組みを導入し、新しいエコシステムを生み出しました。画像共有アプリのインスタグラムや通話アプリのWhatsAppを買収し、文章以外のコンテンツでの繋がりも強化しています。2021年にメタバースへ本格参入するためにメタプラットフォームズへと社名を変更しています。さらに詳しく
Amazon(アマゾン)
アマゾンは1994年に設立されたeコマース運営会社です。書籍のオンライン販売が祖業です。在庫リスクをおい、書籍~家電まで幅広い商品を取り扱います。eコマース以外にも領域を拡大し、クラウドサービス、電子書籍端末、音楽・メディアの配信サービス等も展開しています。
クラウドサービスはAWSで展開しています。低コストのクラウドサービスであることから、AWSとITのアイディアさえあれば、いつでもだれでもどこでもほぼコストゼロでIT起業が可能な環境になったとも言われています。
音楽配信は2007年にサービスを開始しました。アマゾンの有料会員プログラムであるアマゾンプレミアムでも利用できる手軽さが受け、会員数を増加させました。楽曲数を拡充させてAmazonMusic Unimitedも展開しています。さらに詳しく
Microsoft(マイクロソフト)
Microsoftは、1975年にビル・ゲイツとポール・アレン氏によって設立されたソフトウェア会社です。オペレーションシステムのウィンドウズやドキュメントソフトのワード、計算ソフトをエクセルなどパソコンなどで必須のソフトを開発販売しています。ゲームの分野ではハードのゲーム機Xboxとネットワーク課金によって事業を成長させています。クラウドサーバーはAzureで展開しています。ソフトの販売から、クラウド型のサブスクリプションサービスへの移行も順調です。モバイル分野ではオペレーションシステムではグーグルのアンドロイドとアップルのiOSに差をつけられています。さらに詳しく
Tencent(テンセント)
テンセント(腾讯)は、馬化騰(マー・フアテン)氏によって1998年に設立された中国のインスタントメッセンジャー・オンラインSNSアプリ最大手です。ソーシャルゲームでも中国最大です。SNSアプリの総合化を進め、テンセントのアプリはアリババグループのアリペイと並び決済等でも活用されています。の買収や出資も積極的に行っており、2016年にスウェーデンのSupercellを買収、またアクティビジョン・ブリザードやユービーアイソフト、フォートナイトで有名なEpic Games、音楽レーベル大手のユニバーサルミュージック等へも出資を行っています。さらに詳しく
Baidu(百度)
Baidu(百度、バイドゥ)は、2000年に李彦宏(Yanhong Li)氏によって中国で設立された検索サービスです。中国政府のグーグルへのメディア規制もあり、中国の検索の最大手となりました。動画サイト(iQ1Y1、愛奇芸)、モバイル検索、音声アシスタント、ネット旅行代理店、自動運転技術(アポロ計画)など、数億人規模の利用者を基盤として独自のエコシステムを構築しています。さらに詳しく
LY Corporation(ZHD)(LINEヤフー)
LINEヤフー(旧:Zホールディングス他)は、ヤフージャパンとLINEが経営統合して誕生したWebメディアとeコマース運営会社です。ヤフージャパンはポータルサイトとしてインターネット黎明期から日本で定着しています。ラインは国産初の対話アプリ&ソーシャルネットワークサービスでアジアを中心とした海外でも展開しています。さらに詳しく
X(Twitter)(エックス 旧:ツイッター)
X(旧:Twitter)は、2006年にジャックドーシー氏によって設立されたソーシャルネットワークサービスです。140文字以内のコミュニケーションの手軽さが受け、短文投稿型Webメディアとして成長しています。2022年にイーロンマスク氏が買収をしました。さらに詳しく
Alibaba(アリババ)
アリババ(阿里巴巴、Alibaba)は、馬雲(ジャックマー)氏によって設立された中国のeコマース最大手です。C2Cのタオバオ(淘宝網)はB2CのTモール(天猫)などを展開しています。クラウド分野ではアリクラウドを展開しています。アリババピクチャーズやアリヘルスなどの子会社上場にも積極的です。アリペイ等の決済分野は別法人で展開しています。さらに詳しく
Yandex(ヤンデックス)
Yandexは、ロシアの検索サイト運営会社です。ロシア国内では検索サービスで最大シェアを獲得しています。さらに詳しく
NAVER(ネイバー)
Naver(ネイバー)は、1997年にサムスングループのベンチャー企業として設立された韓国のポータルサイト運営会社です。検索サービスに関しては、韓国内ではグーグルを上回る市場シェアを獲得しています。日本の旧ライブドアを買収し、LINEが誕生しました。現在もソフトバンクとならぶZホールディングスの主要株主です。さらに詳しく
Pinterst(ピンタレスト)
Pinterstは、文章ではなく画像共有をするWebメディアを提供しています。ファッション、料理やガーデニングといった分野に強みを持っています。収益源は広告収入です。さらに詳しく
Weibo corporation(ウェイボー)
Weibo(微博)は、中国の北京に本社を置くソーシャルメディア企業です。2009年8月に新浪(Sina Corporation)の一部門として設立され、2012年に現在の名称に変更されました。政府の規制の厳しい中国で最も普及しているSNSで、台湾・香港など、主に中国語圏の国でも多くのユーザーを保有しています。中国では、X(旧Twitter)・Instagram・Facebook・YouTube・LINEの利用は禁止されていますが、それらに類似性の高いツールになっています。さらに詳しく
ByteDance(バイトダンス)
ByteDance(バイトダンス)は、2012年に張一鳴(Zhang Yiming)氏によって設立された中国発のテクノロジー企業です。AIを活用したレコメンド技術を強みに、ニュースアプリ「Toutiao(今日頭条)」で急成長し、その後ショート動画プラットフォーム「TikTok」および中国版「Douyin(抖音)」を展開することで世界的なSNS企業へと発展しました。2017年には米国の動画SNS「Musical.ly」を買収し、TikTokに統合したことでグローバル市場での存在感を一気に高めました。さらに詳しく
