川崎重工業は、1896年(明治11年)に松方正義の支援によって川崎正蔵氏によって設立された100年以上もの歴史をもつ日本を代表する宇宙防衛・重電大手メーカーです1919年には、船舶部を分離し川崎汽船を設立、1950年には製鉄部門を分離して川崎製鉄(JFE)が設立されました。現在は、船舶海洋、車両、航空宇宙、ガスタービン・機械、プラント・環境、モーターサイクル&エンジン、精密機械の7つの事業を抱える総合重工業となっています。
2018年度
売上高は前年度比1.30%増の15,947億円になりました。営業利益は14.48%増の640億円になりました。営業利益率は4.01%になりました。
2019年度
売上高は前年度比2.92%増の16,413.3億円になりました。営業利益は3.06%減の620.6億円になりました。営業利益率は3.78%になりました。2019年末以降には、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大した影響で輸送需要が減退しているなどから、航空宇宙システム事業、船舶海洋事業を中心に減少となりました。
2020年度
売上高は前年度比9.31%減の14,884.8億円になりました。営業利益は108.55%減の-53億円になりました。営業利益率は-0.36%になりました。精密機械・ロボット事業、船舶海洋事業の増加はあったものの、航空宇宙システム事業、車両事業の減少により減少となりました。
2021年度
売上高は前年度比0.83%増の15,008.7億円になりました。営業利益は228.09%減の458億円になりました。営業利益率は3.05%%になりました。
2022年度
売上高は前年度比14.97%増の17,256億円になりました。営業利益は28.62%減の823.5億円になりました。営業利益率は4.77%になりました。精密機械・ロボット事業などでの減益はあったものの、パワースポーツ&エンジン事業、航空宇宙システム事業、エネルギーソリューション&マリン事業での増益などにより、前年と比べて増益となった。
2022年第2四半期(6ー9月)
売上高は前年同期比7.64%増の4,094億円になりました。営業利益は8.1億円、営業利益率は0.20%になりました。
2022年第3四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比22.07%増の436.5億円になりました。営業利益37億円、営業利益率は0.01%になりました。
2022年第4四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比46.63%増の6,869億円になりました。営業利益は433.5億円、営業利益率は6.31%になりました。
2023年第1四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比15.70%増の4,053.4億円になりました。営業利益は102.5億円、営業利益率は2.53%になりました。
2023年第2四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比4.27%減の3,640億円になりました。営業利益は-328.4億円、営業利益率は9.02%減となりました。
希薄化後EPSは前年度比212.56%減の130.26円になりました。配当性向は69.09%になりました。
2023年3月、通期の業績を450億円に上方修正しました。今期の売上高は1,720,000百万円、営業利益は45,000 百万円、営業利益率は38.2%、1株配当は70円を見込みます。
セグメントは、4つに分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。
パワースポーツ&エンジン
二輪車、オフロード四輪車(SxS、ATV)、パーソナルウォータークラフト(PWC)「ジェットスキー」、汎用ガソリンエンジン等の製造・販売を行っています。
航空宇宙システム
鉄道車両、除雪機械等の製造・販売を行っています。
エネルギーソリューション&マリンカンパニー
エネルギー関連機器・システム、舶用推進関連機器・システム、プラント関連機器・システム、船舶等の製造・販売を行っています。
精密機械・ロボット
油圧機器、産業用ロボット等の製造・販売を行っています。
車両
鉄道車両、除雪機械等の製造・販売を行っています。
その他
商業、販売・受注の仲介・斡旋、福利施設の管理等を行っています。