歯磨き粉業界の世界市場シェアと市場規模の情報について分析をしています。世界大手歯磨き粉メーカーでもあるコルゲート・パーモリーブ、P&G、ユニリーバの動向も掲載しています。
【歯磨き粉とは】
歯磨き粉はフッ素、研磨剤、湿潤剤、香料などを含みます。フッ素は虫歯予防に効果があり、研磨剤は歯垢を取り除きます。さらに、抗菌成分や歯を白くする成分も含まれることがあります。
歯磨き粉は、使用者のニーズに応じて商品も多様化しており、歯周病予防や知覚過敏の改善を目指した製品、歯のホワイトニング効果を重視した製品などがあります。近年では、自然派やオーガニック成分を強調した製品が増加しており、環境への配慮からプラスチックフリーやエコパッケージを採用するブランドも登場しています。
歯磨き粉業界は競争が激しく、機能性だけでなく、ブランドや成分の差別化が求められる市場となっています。
【市場シェア】
歯磨き粉業界の2023年度の売上高⇒参照したデータの詳細情報を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして、2023年の歯磨き粉業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はコルゲート・パーモリーブ、2位はP&G、3位はユニリーバとなります。
歯磨き粉メーカーの世界市場シェアと業界ランキング(2023年)
順位 | Company name (English) |
企業名 | 市場シェア |
---|---|---|---|
1位 | Colgate Palmolive | コルゲート・パーモリーブ | 41.10% |
2位 | P&G | P&G | 20.00% |
3位 | Uniliver | ユニリーバ | 3.79% |
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歯磨き粉業界の世界シェアランキング1位は米国のコルゲート社です。2位は日用品・医薬品の世界最大手の米P&Gで、2社を合わせると6割以上のシェアを占めています。3位のユニリーバが4%弱で、いかにコルゲートとP&Gのシェアが大きいかがわかります。
歯磨き粉シェアの高い企業は歯磨き粉を専業で行うのではなく、歯磨き粉以外にも日用品や食品などを幅広く取り扱っている点が特徴です。
その他にも、グラクソスミスクライン、Church & Dwight、ライオン、Tom’s of Maine、DR Harris、サンスターなどが大手メーカーと考えられますが、情報開示が行われてないためランキングに掲載しておりません。
【市場規模】
当データベースでは、2023年の歯磨き粉業界の市場規模を166.6億ドルとしております。参照した各種調査データは次の通りとなります。調査会社マーケットリサーチフューチャーによると、2023年の同業界の市場規模は166.6億ドルです。2024年から2032年にかけて年平均4.19%で成長し、規模は242.4億ドルへと拡大することを見込んでいます。⇒参照したデータの詳細情報
年 | 市場規模 | 成長率見込み |
---|---|---|
2023年 | 166.6億ドル | – |
2024年 | 174.6億ドル | 4.8% |
2032年 | 242.4億ドル | 4.19% |
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さらに業界に詳しくなるためのお薦め書籍や関連サイト
【M&Aの動向】
2005年 P&GがOral-Bを保有していたGillette Companyを買収
2019年 ユニリーバがP&GのオーラルケアブランドであるFluocarilとParogencylを買収
2020年 コルゲート・パーモリーブがオーラルケアのHelloを買収
【会社の概要】
コルゲート・パーモリーブ(Colgate-Palmolive)
コルゲート・パルモリーブは、1806年に設立された米国に本拠を置くトイレタリー用品大手です。コルゲートブランドは歯磨き粉の代名詞となっています。オーラルケアの歯ブラシ、マウスウォッシュに加え、パーソナルケア、ホームケア、ペットニュートリションの分野でも強いです。パーソナルケアの分野では液体石鹸、石鹸、ボディウォッシュが、ホームケアの分野では柔軟剤、食器用洗剤は世界トップクラスです。ペットニュートリションはヒルズ(Hill’s)ブランドで展開し、主に動物病院で販売されています。さらに詳しく
Procter & Gamble(P&G)
P&G(プロクター&ギャンブル)は、米国に本拠を置く世界最大級の日用品メーカーで、1837年にウィリアム・プロクター氏とジェームズ・ギャンブル氏によって設立されました。日用品業界屈指の商品開発力・マーケティング力を誇っています。取り扱っている分野は、トイレタリー、ファミリーケア、ファブリックケア、ホームケア、ヘアケア、スキンケア、オーラルケアといった広範囲の消費財で、いずれもブランド力のある商品を展開しているのが特徴です。さらに詳しく
Unilever(ユニリーバ)
Unilever(ユニリーバ)は、イギリスに本拠を置く世界を代表する消費財大手メーカーです。イギリスの石鹸会社のリーバ・ブラザーズとオランダのマーガリン会社のマーガリン・ユニが1930年に合併して誕生しました。紅茶、アイスクリーム、食品、化粧品やパーソナルケア分野において強力なブランドを保有しています。紅茶事業は2021年11月に売却を発表しました。さらに詳しく
グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)
1999年にスミスクライン・ビーチャムとグラクソ・ウエルカムが経営統合して誕生した英国に本拠を置く大手製薬メーカーです。中枢系の医薬品に強みを持ちます。医薬品、ワクチンとコンシューマヘルスケアが事業の柱となっています。コンシューマヘルスケアの歯磨き粉では、アクアフレッシュ(Aquafresh)センソダイン(Sensodyne、日本名シュミテクト)や抗炎症剤「ボルタレン」などが主力製品です。2018年に米ファイザーと一般用医薬品(大衆薬)事業の統合を発表、GSKコンシューマヘルスケアが誕生しました。飲料事業(ルコゼード、ライビーナ)をサントリー食品に、抗がん剤事業をノバルティスに160億ドルで売却しました。さらに詳しく
日本国内では、ライオン、花王、サンスター、アース製薬、第一三共が多数の歯磨き粉ブランドを展開しています。今後のグローバル展開が期待されます。
参照したデータの詳細情報について
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