即席めん業界の世界市場シェアの分析
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即席めん業界の世界市場シェアの分析

即席めん・インスタントヌードル・カップラーメン業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。 
康師傅 、ノムシン、日清食品、東洋水産、インドフードといった主要な即席麺メーカーの概要や動向も掲載しています。

さらに業界に詳しくなるためのお薦め書籍と関連サイト

日清食品創業者 安藤百福 一日一得
食品飲料業界の市場シェア・売上高ランキング・市場規模の分析
世界ラーメン協会

【市場シェア】

即席めん業界の2025年度の売上高⇒参照したデータの詳細情報を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして、2025年の即席めん業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位は康師傅、2位は日清食品、3位はインドフードとなります。

即席めん業界の市場シェア(2025年) ©2026 Deallab

順位 Company name(English) 企業名(日本語) 市場シェア
1位 Master Kong 康師傅(カンシーフ) 6.43%
2位 Nissin Foods 日清食品 5.39%
3位 Indofood インドフード 5.24%
4位 TOYO SUISAN KAISHA, LTD 東洋水産 3.42%
5位 Nong Shim ノンシム 3.12%
6位 Uni-President Enterprises Corporation 統一企業(ユニプレジデント) 2.38%
7位 SANYO FOODS Co.,Ltd. サンヨー食品 1.80%
即席めんの世界市場シェアと業界ランキング(2025年) ©2026 Deallab

世界ラーメン協会(WINA)の発表によると、2025年におけるインスタントラーメンの世界総需要は1,242.1億食に達し、過去最高を更新しました。
国・地域別の需要量を見ると、首位の中国(香港含む)が432.7億食と全体の約3割以上を占めて不動の1位を維持しており、次いでインドネシア(145.4億食)、インド(96.0億食)、ベトナム(82.3億食)、日本(59.5億食)、米国(52.4億食)が続いています。
特にインドは前年比8.9%増と世界最大の伸び率を記録したほか、日本市場でも物価高を背景とする手軽さやコストパフォーマンスの高さが再評価され、需要の増加傾向が見られます。

2025年の世界市場シェアにおいては、巨大な国内市場を基盤とする中国の康師傅(カンシーフ)が首位を堅持しています。同社は全国網羅型の流通網を活かしつつ、消費の二極化に対応したハイエンド商品の拡充や生産ラインの自動化を進めています。

2位の日清食品は、北米や欧州での生産能力強化を推進するとともに、「完全メシ」をはじめとする高タンパク・健康志向のプレミアム領域を世界展開しています。

3位のインドフードは、主力ブランド「Indomie」の知名度と原材料の自社調達力を強みに、東南アジアだけでなく中東やアフリカ市場での現地生産と供給網を大幅に拡充しています。

4位の東洋水産は、北米市場における「Maruchan」ブランドの強固な顧客基盤を背景にインフレ下での需要を捉え、現地工場の増設による供給力強化を推進しています。

5位のノンシムは、「辛ラーメン」を中心に世界的なK-FOODブームの波に乗り、北米での成長に加えて欧州拠点を新設するなど急速に海外展開を拡大させています。

6位の統一企業(ユニプレジデント)は台湾や中国本土でスープにこだわった高付加価値商品を軸に収益性を高めており、7位のサンヨー食品は「サッポロ一番」の国内基盤と北米市場での安定供給を維持しています。

当業界は特定の超巨大企業による独占ではなく、各地域・各国のローカルブランドや新興メーカーが市場の大部分を分け合う構造が続いています。

【市場規模】

当データベースでは、2025年の即席めん業界の市場規模を647億ドルとしております。

参照した各種調査データは次の通りとなります。
調査会社フォーチュンビジネスインサイツによると、2025年の同業界の市場規模は647億ドルです。2026年から2034年にかけて年平均6.3%で成長し、規模は1,117億ドルへと拡大することを見込んでいます。

市場規模 成長率見込み
2025 647億ドル
2026 685億ドル
2034 1,117億ドル 6.3%

即席めん業界の市場規模の成長予想 ©2026 Deallab

【M&Aの動向】

2015年 日清食品HD、ブラジルの味の素との合弁会社(Nissin-Ajinomoto Alimentos)を完全子会社化(南米即席めん市場の基盤強化)

2019年 日清食品HD、英国食品大手 Premier Foods の株式を追加取得(同社が展開する即席めんブランド「Batchelors」等の欧州製造・販売網を強化)

2020年 Indofood(インドネシア)、Pinehill Companyを買収(中東・アフリカ地域での即席めん巨大製造・販売網を獲得)

【即席めんメーカーの動向】

康師傅ホールディングス(Master Kong / 頂新国際集団傘下)

台湾出身の魏氏兄弟によって創業された頂新国際集団(Ting Hsin International Group)の傘下に位置する、中国最大規模の総合飲料・食品企業です。自社ブランド「康師傅(カンシーフー)」により、中国本土における即席めんおよび清涼飲料市場でトップクラスの市場シェアを維持しています。主要株主として日本のサンヨー食品と資本・業務提携を結んでおり、生産技術や商品開発における協働を行ってきた経緯を持ちます。さらに詳しく

日清食品ホールディングス(Nissin Foods Holdings)

1958年に創業者の安藤百福が世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明して以来、業界をリードし続ける日本のグローバル食品メーカーです。「カップヌードル」をはじめとする世界的ブランドを擁し、アジア、北米、中南米、欧州などグローバル展開を強力に推進しています。2017年には中国・香港事業を統括する香港日清(Nissin Foods Company Limited)を香港証券取引所メインボードに上場させ、巨大な中国市場における経営意思決定の迅速化と事業基盤の強化を果たしました。さらに詳しく

インドフード(PT Indofood Sukses Makmur Tbk)

インドネシアの巨大財閥サリム・グループ(Salim Group)の中核をなす総合食品メーカーです。主要事業部門である食品製造会社「PT Indofood CBP Sukses Makmur Tbk(ICBP)」を通じて即席めん事業を展開しており、代表的ブランドである「Indomie(インドミー)」をはじめ、「Pop Mie」「Sarimi」「Sakura」などを保有しています。国内での圧倒的なシェア基盤に加え、中東、アフリカ、欧州など世界数 megastars の国々へ輸出および現地生産・供給網を拡大しています。さらに詳しく

東洋水産(Toyo Suisan Kaisha, Ltd.)

1953年に水産物の調達・加工・販売を目的として創業された日本の大手食品メーカーです。社名の由来である水産事業や冷蔵倉庫事業のノウハウを基盤としながら、現在では「マルちゃん」ブランドを中心とする即席めん事業が収益の柱となっています。日本国内での確固たる市場地位に加え、北米(米国・メキシコ)市場において現地法人「Maruchan, Inc.」等を通じて非常に高い市場シェアと強固な供給ネットワークを構築しています。さらに詳しく

農心(Nongshim Co., Ltd.)

1965年に辛春浩(ロッテグループ創業者・辛格浩の実弟)によって創業された韓国最大手の即席めん・スナック菓子メーカーです(旧社名:ロッテ工業)。主力ブランドである「辛ラーメン」や「ノグリ」「チャパゲティ」などを擁し、韓国国内市場で首位を堅持しています。近年は北米・欧州・中国などグローバル市場への投資を加速させており、K-FOODを代表する世界的ブランドとして世界各地で成長を続けています。さらに詳しく

統一企業(Uni-President Enterprises Corp.)

1967年に台湾で設立された台湾最大の総合食品・流通コングロマリットです。即席めん事業においては台湾国内での圧倒的シェアに加え、中国本土の子会社を通じて「湯達人」などの高価格帯・高品質スープのインスタントラーメンを展開し、康師傅と並ぶ主要プレイヤーとして市場を牽引しています。自社グループ内のコンビニエンスストア(セブン-イレブン台湾等)や物流網を活かした統合的な販売体制に強みを持ちます。さらに詳しく

サンヨー食品(Sanyo Foods Co., Ltd.)

1953年に富士製麺として創業して以来、「サッポロ一番」ブランドをはじめとする袋麺・カップ麺のロングセラー商品を多数展開する日本の大手即席めんメーカーです。国内市場における確固たる基盤に加え、1981年には「ワンタンメン」等で知られるエースコックと業務提携を締結。海外においては中国の康師傅への資本参加のほか、米国市場等においても自社ブランドでの製品展開を行っています。さらに詳しく

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