グローバルサプライチェーン圧力指数(GSCPI)は、2022年1月から米国ニューヨーク連邦準備銀行(NY連銀)が公表を始めた指数です。
GSCPIは、Baltic Dry Index(BDI)とHarpex indexの海上輸送コスト、およびBLSのアジア・欧州・米国間の航空輸送コスト指数、中国、ユーロ圏、日本、韓国、台湾、英国、米国7カ国の製造業のPMI(Purchasing Managers' Index)を用いて測定しています。
平均はゼロとし、値が大きくなるほどサプライチェーンが逼迫している状況を示す形となります。
2022年11月
中国のサプライチェーンが長期化した結果、世界のサプライチェーン圧力は緩やかに上昇しています。
2022年10月
10月の上昇は、台湾の物流やアジア向け航空貨物の増加、英国の受注残増によって、上昇しました。
全体としては、世界のサプライチェーンの圧力が弱まりつつあるトレンドとなっています。
2022年9月
9 月の世界のサプライチェーン圧力は減少し、5 ヶ月連続で緩和されました。特にコンテナ船の傭船市場における価格下落が影響をしています。
2022年7月
サプライチェーンの圧力は7月に低下し、緩和が継続したています。ただし、歴史的な数値の高さは継続しています。
2022年5月
5月のグローバル・サプライ・チェーン圧力は前月比低下しました。歴史的な数値の高さは継続しています。
2022年4月
グローバルのサプライチェーン圧力は、2021年12月以来初めて上昇しました。GSCPIの構成要素の大半が低下しましたが、中国とユーロ圏の納期と英国の受注残がプラスに寄与しました。今後については、地政学的緊張の高まりが短期的にサプライチェーン圧力を高める可能性があります。