調味料業界の世界市場シェアの分析

調味料業界の世界市場シェアや市場規模の情報について分析をしています。クラフトハインツ、味の素、マコーミック、キャンベル等の主要調味料メーカー概要も掲載しています。

調味料業界の世界市場シェア(2019年)

最新業界別売上高世界ランキング第7巻」に記載の調味料メーカー各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の順位となります。

1位 クラフトハインツ 30%
2位 ユニリーバ 29%
3位 マコーミック 25%
4位 味の素 10%
5位 キッコーマン 6%

調味料業界の世界市場シェアランキング1位はケチャップで有名なクラフト・ハインツ、2位はユニリーバ、3位はマコーミック、4位は味の素となります。

市場規模

当サイトでは、調査会社等の公表データを参考にし、調味料メーカー業界の2019年の世界市場規模を215億ドルとして市場シェアを計算しております。参照にしたデータは以下の通りです。調査会社のスタティスタによると、2019年の世界の同業界の市場規模は115億ドルとなります。2025年にかけて年平均3.89%での成長が見込まれる業界です。一方、調査会社のグランドビューリサーチによると、2019年の同業界の規模は138億ドルです。2027年にかけて6.3%での成長を見込みます。調査会社のピーエスマーケットリサーチによると、2017年の同市場規模は215億ドルです。2023年までに年平均6%での成長を見込みます。

調味料とは?
調味料は主に砂糖系、塩系、酢系、醤油系、味噌系、酒系、油系、ソース系、だし系、香辛料系、ハーブ系等に分類されます。

世界の主要な調味料メーカーの一覧

ユニリーバ

Unilever(ユニリーバ)はイギリスとオランダに本拠を置く世界を代表する消費財大手メーカーです。イギリスの石鹸会社のリーバ・ブラザーズとオランダのマーガリン会社のマーガリン・ユニが1930年に合併して誕生しました。紅茶、アイスクリーム、食品、化粧品やパーソナルケア分野において強力なブランドを保有しています。

Kraft Heinz(クラフトハインツ)

Kraft Heinz(クラフトハインツ)は、旧クラフトフーズの北米事業を引き継いだ会社です。北米に特化しています。クラフトチーズ、冷凍食品や飲料等を展開しています。2015年にバフェット氏率いるパークシャー・ハサウェイや投資ファンド傘下のトマトケチャップ等で有名な食品メーカーHeinz(ハインツ)と経営統合しクラフトハインツ誕生しました。パスタソースはClassicoを軸に展開しています。事業構成としては、調味料・ソース事業、チーズ・乳製品事業、常温保存食事業、肉・魚食品、冷蔵・冷凍食品に分かれます。

2015年に米食品大手のクラフト・フーズと米HJハインツが経営統合。
統合後の新会社の規模は食品業界でも大手となる。
統合後の新会社(クラフトハインツ)の株主は旧クラフトの株主が49%、ハインツ株主が51%。パークシャーハザウェイと3Gキャピタルは合計で100億ドルの現金出資も同時に行う。プレミアムはクラフトの前日終値株価に26%を乗せた水準。
1869年創業のハインツはトマトケチャップに強み。グローバル展開にも成功している。
クラフトフーズは、旧クラフトフーズがモンデリーズとクラフトフーズに分社化されて誕生。北米を中心にチーズや冷凍食品に注力している。
本件統合の理由の一つには、北米中心のクラフトとグローバル展開するハインツの地域補完性があげられる。また製品に重複が少なく補完性もあり、コスト削減メリットもある。
1988年 フィリップモリスがクラフトフーズを買収
1989年 クラフトフーズとゼネラルフーズが経営統合
2000年 クラフトフーズとナビスコが経営統合
2005年 クラフトフーズがお菓子事業をWim Wrigley Jr社に売却
2006年 デルモンテがクラフトフーズからペット事業を買収
2006年 英United Biscuits社の南欧ビスケット事業を買収
2007年 アルトリアグループ(旧フィリップモリス)がクラフトフーズを分社化
2007年 クラフトフーズがダノンのビスケットとシリアル事業を買収
2008年 Post Cereals事業をRalcorp Holdings社へ売却
2009年 クラフトフーズが英食品大手のキャドバリー社を買収
2010年 クラフトフーズがネスレに米冷凍食品事業を売却
2012年 クラフトフーズがモンデリーズ・インターナショナルへ社名変更
2012年 米食品事をクラフトフーズとして分社化
2014年 コーヒー事業をJaccobs Douwe Egbertsへ事業統合
2014年 ベトナムKinh Do社のスナック事業を買収
2015年 味の素ジェネラルフーズの持分を味の素に売却
2015年 新クラフトフーズとハインツが経営統合

味の素
日本を代表する調味料メーカーです。アミノ酸をベースに各種調味料を展開しています。冷凍食品や医薬品原料にも強みを持ちます。

McCormick(マコーミック)
米国に本拠を置くスパイスメーカー大手です。ブラックペッパーやソルト、ドレッシング等にて世界展開しています。

キッコーマン
日本を代表する醤油メーカーです。デルモンテとトマトケチャップも展開しています。

日系の調味料メーカー
味の素以外の調味料メーカーとしては、マヨネーズ国内最大手のキューピー、しょうゆ最大手のキッコーマン、即席ルウ最大手のハウス食品、パスタソース・お酢最大手のミツカン、トマト加工最大手のカゴメ、スパイス最大手のヱスビー食品、ソース最大手のブルドッグソース、液体調味料大手のアリアケジャパン等があげられます。

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