プログラマブルロジックコントローラー業界の世界市場シェアの分析
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プログラマブルロジックコントローラー業界の世界市場シェアの分析

プログラマブルロジックコントローラー(PLC)業界の世界シェア、市場規模や再編について分析をしています。シーメンス、ABB、シュナイダーエレクトリック、ロックウェルオートメーション、三菱電機、オムロンといったプログラマブルロジックコントローラー会社の概要や動向も掲載しています。

なお、日本国内でシェアの高いキーエンスは、該当セグメントにおける数値の抽出が困難なため、本ランキング対象外としています。

【プログラマブルロジックコントローラーとは】

プログラマブルロジックコントローラはPLCとも呼ばれ、制御機能を実行するハードウェアとソフトウェアの機能を持つ、小型産業用コンピュータのことです。

PLCは、CPUと入出力インタフェースシステムの2種類の仕組みから成り、CPUはPLCの動作をコントロールします。入出力システムは装置と接続され、装置から入力データを読み込み、内蔵のメモリにある制御プログラムを実行し、動作します。

【プログラマブルロジックコントローラー業界の世界市場シェア】

プログラマブルロジックコントローラー業界の2025年度の関連セグメント全体の売上高⇒参照したデータの詳細情報を分子に、またランキング上位6社の売上高合計値を市場規模を分母にして、2025年のプログラマブルロジックコントローラー業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はシーメンス、2位はABB、3位はシュナイダーエレクトリックとなります。

プログラマブルロジックコントローラー業界の市場シェア(2025年) ©2026 Deallab

順位 Company name
(English)
企業名(日本語) 市場シェア
1位 Siemens AG シーメンス 39.85%
2位 ABB ABB 18.11%
3位 Schneider Electric SE シュナイダーエレクトリック 15.73%
4位 Rockwell Automation Inc. ロックウェルオートメーション 11.77%
5位 Mitsubishi Electric Corporation 三菱電機 9.61%
6位 Omron Corporation オムロン 4.93%
プログラマブルロジックコントローラーの世界市場シェアと業界ランキング(2025年) ©2026 Deallab
※関連セグメント全体の売上から抽出

1位は、シーメンス(Siemens)です。
ドイツに本社を置く世界最大手の多国籍電子・電気機器製造会社で、産業用自動化分野において圧倒的な存在感を放っており、2025年も業界のトップランナーとして市場を牽引しています。
近年は、従来のハードウェア型PLCに加え、PCやクラウド上で動作する「インダストリアル・エッジ」や仮想PLC(Industrial Edge Management)の展開を本格化させています。製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)とIT・OT(運用技術)の融合を強力に推し進め、欧州やアジア市場を中心に強固なシェアを維持しています。

2位は、ABBです。
スイスに本社を置く電力技術と産業オートメーションの世界的なリーディングカンパニーで、ロボット技術やプロセスオートメーションに強みを持っています。
PLC「AC500シリーズ」を中心とした、機械やプラントの安全性・サイバーセキュリティを強化したソリューションが堅調です。特に、温室効果ガス削減に向けたエネルギー効率化ニーズが高まるなか、風力発電や船舶、大型化学プラントといったインフラ・プロセス産業向けの高度な制御システムにおいて、大きな強みを発揮しています。

3位は、シュナイダーエレクトリック(Schneider Electric)です。
フランスに本社を置き、エネルギー管理と産業オートメーションをグローバルに展開する多国籍企業です。特定のハードウェアに依存しないオープンな標準規格(IEC 61499)に準拠した次世代ソフトウェア定義PLC「EcoStruxure Automation Expert」を強力に普及させています。
工場の新設や改修においてベンダーフリーで柔軟なシステム構築を求める大手製造業からの支持を集め、安定した成長を見せています。

4位は、ロックウェルオートメーション(Rockwell Automation)です。
産業オートメーションとデジタルトランスフォーメーション技術に特化した、アメリカを代表する企業で、北米市場において絶大なシェアを誇っています。
米国マイクロソフト社とのパートナーシップをさらに深め、同社のエッジ・ソフトウェア(FactoryTalk)とクラウド(Azure)のシームレスなデータ連携を推進しました。これにより、自動車や製薬工場の製造現場からデータをノーコードでクラウドに集約・分析できる環境を提供し、スマートファクトリー化の需要を確実に取り込んでいます。

5位は、三菱電機です。
信頼性の高いFA(ファクトリーオートメーション)機器を世界中に提供する、日本を代表する総合電機メーカーです。特に日本国内およびアジア圏において圧倒的な強みを持っています。
主力である「MELSECシリーズ」を中心に、現場のIoT化を加速させる「e-F@ctory」ソリューションを展開しています。また、世界的なEV(電気自動車)製造ラインの拡充や二次電池工場向けに、同社の高性能なサーボアンプやインバーターとPLCを高度に同期・連携させる環境対応型の制御システムを広く納入しています。

6位は、オムロン(OMRON)です。
独自の「センシング&コントロール+Think」技術を軸に、高度な製造現場の自動化を支える京都本社の電子機器メーカーです。同社の「Sysmac自動化プラットフォーム」は、ロボット、センサー、安全コンポーネントを同一ネットワーク(EtherCAT)上で高速かつ高精度に同期制御できる点が強みです。
製造業における深刻な人手不足への対応として、AI技術を組み込んで機械の異常予兆を検知するPLCの提案や、省配線・省スペース化を徹底したコンパクトPLCの展開により、生産性向上ニーズに細かく応えています。

【市場規模】

当データベースでは、2025年のプログラマブルロジックコントローラー業界の市場規模を127億ドルとしております。参照した各種調査データは次の通りとなります。

調査会社フォーチュンビジネスインサイツによると、2025年の同業界の市場規模は126.6億ドルです。2026年から2034年にかけて年平均6.2%で成長し、規模は134.5億ドルから218.3億ドルへと拡大することを見込んでいます。

調査会社モルドールインテリジェンスによると、2025年の同業界の市場規模は127.9億ドルです。2026年から2031年にかけて年平均4.24%で成長し、規模は133.3億ドルから164億ドルへと拡大することを見込んでいます。

調査会社グローバルマーケットインサイツによると、2025年の同業界の市場規模117億ドルです。2026年から2031年にかけて年平均11.4%で成長し、規模は129億ドルから218億ドルへと拡大することを見込んでいます。

市場規模 成長率見込み
2025 127億ドル
2026 135億ドル
2034 218億ドル 6.2%

プログラマブルロジックコントローラー業界の市場規模の成長予想 ©2026 Deallab

【M&Aの動向】

2023年 ロックウェル・オートメーション、自律型ロボットのリーダーであるクリアパス・ロボティクスとその産業用製品であるオットー・モーターズを買収
2023年 ロックウェル・オートメーション、Verve Industrial Protectionを買収
2024年 シーメンス、ebm-papstの産業用ドライブ技術事業を買収
2024年 三菱電機、フランス空調事業会社AIRCALOを買収
2024年 シュナイダーエレクトリックは、先進的な液体冷却ソリューションの主要グローバルプロバイダーであるモティベアコーポレーションを買収

【会社の概要】

シーメンス(Siemens AG)

シーメンス(Siemens AG)は、ドイツのミュンヘンに本拠を置く大手総合電機メーカーで、産業、インフラ、輸送、ヘルスケアに重点を置く多国籍テクノロジーコングロマリットです。

ヨーロッパ最大の工業製造会社であり、産業オートメーションと産業ソフトウェアの世界的マーケットリーダーとしての地位を確立しています。物理世界とデジタル世界を融合させる「デジタルツイン」などの先進技術を核に、リソース効率の高い工場や持続可能なインフラの実現に向けたデジタル変革をグローバルに牽引しています。さらに詳しく

ABB

ABBは、スイスに本社を置くエレクトリフィケーション(電気化)とオートメーションのグローバルテクノロジーリーダーです。

140年以上の歴史を有し、世界100カ国以上に約110,000人の従業員を擁しています。エンジニアリングとデジタル化の専門知識を結びつけることで、製造業やプロセス産業の効率性、生産性、持続可能性を向上させ、優れた成果を生み出す「Engineered to Outrun」をミッションに掲げています。さらに詳しく

シュナイダーエレクトリック(Schneider Electric)

シュナイダーエレクトリックは、デジタルオートメーションとエネルギー管理を専門とするフランスの多国籍企業です。

欧州会社(ソシエタス・ユーロペイア)として登録されており、フォーチュン・グローバル500にも選出されています。独自の「EcoStruxure」プラットフォームを通じ、住宅、ビル、データセンター、インフラ、産業全体の生産性とエネルギー効率を最大化するデジタルソリューションを提供しています。さらに詳しく

ロックウェルオートメーション(Rockwell Automation)

ロックウェルオートメーションは、1903年に創業されたプロセス&ファクトリーオートメーション大手です。産業オートメーションとデジタルトランスフォーメーション(DX)技術を提供するアメリカのリーディング企業です。

ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、世界100カ国以上に顧客を抱えています。主力ブランドである「Allen-Bradley」のハードウェアをはじめ、「FactoryTalk」ソフトウェアや「LifecycleIQ Services」を展開し、製造業のスマートファクトリー化を強力に支援しています。さらに詳しく

三菱電機

三菱電機は、1921年に神戸造船所の電気機械製造部門から分離独立して設立された、日本を代表する総合電機メーカーです。

三菱グループの一員として、長年培った技術力をベースに、エレベーターやエスカレーター、高級家電、空調設備をはじめ、宇宙システム(人工衛星)、社会インフラ、そして工場自動化(FA)システムにいたるまで、幅広い分野で高信頼性の製品・ソリューションを世界中へ提供しています。さらに詳しく

オムロン(OMRON)

オムロンは、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を軸に、オートメーションの進化を探求する京都本社の電子機器メーカーです。

社名の「オムロン」は、創業の地である京都の「御室(おむろ)」に由来しています。製造現場の自動化を支える制御機器(制御・FA事業)をはじめ、ヘルスケア、電子部品、社会システムなど多岐にわたる事業を展開し、独自の自動化技術で社会的課題の解決に貢献しています。さらに詳しく

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