配線器具業界の世界市場シェアの分析

配線器具業界の世界市場シェアや市場規模の情報について分析をしています。ハッベル、イートン、シュナイダー、ルグラン、パナソニックやABB等世界大手配線器具メーカーの動向も掲載しています。

世界市場シェア

最新業界別売上高世界ランキング第4巻」に記載の配線器具メーカー各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の順位となります。

1位 ルグラン 26%
2位 ハッベル 24%
3位 パナソニック 15%

配電器具の世界1位はフランスのルグラン、2位は米国のハッベル、3位は日本のパナソニックとなります。日米欧のメーカーが市場上位となっています。他に、イートン、ABBなどが産業向けの高電圧配線器具を手掛けており大手メーカーです。

市場規模

パナソニックによればソケット、スイッチプレート、ブレーカー、ソケット、照明スイッチ等を含む配線器具業界の2014年の市場規模は8600億円です。2018年まで年率5%の成長を見込みます。調査会社のマーケッツアンドマーケッツによれば、2020年の照明スイッチの市場規模は66億ドルです。2025年まで年平均8.9%で成長する予定です。当サイトでは、市場シェア算定する際の配線器具の市場規模を110億ドルと推計しています。

世界の主要配線器具メーカー

Eaton(イートン)

Eaton(イートン)は、米国に本拠を置く油圧機器、自動車部品、無停電電源、避雷針、エンジン制御機器、火災報知器等を手がけるメーカーです。自動車部品分野ではトランスミッション等を手掛けています。低電圧機器事業にも強みを持ちます。

Schneider(シュナイダー)
フランスのパリに本拠を置く重電大手です。事業構成はエネルギーマネジメント事業とオートメーション事業です。エネルギーマネジメント事業では、低電圧から高電圧までの機器を手掛けています。

ABB(エービービー)

ABB(エービービー)は、スイスに本拠を置く重電・重工業大手です。ABBはAsea Brown Boveri(アセア・ブラウン・ボベリ)の略です。1988年にスウェーデンのアセアとスイスのブラウン・ボベリが経営統合して誕生しました。アセアとブラウン・ボベリは1890年代に創業された両国を代表する老舗重電メーカーです。発電・送変電機器と自動化機器やソフトウェア事業に強みを持ちます。原子力発電と火力発電における発電機器事業は、それぞれWestinghouse(ウェスティングハウス)とAlstom(アルストム)に売却し撤退しました。2018年にGEよりエレクトリフィケーション事業を行うGEインダストリアルソリューションを買収しました。2020年は電力システムやパワーグリッド事業を日立に売却し、事業ポートフォリオの入れ替えを行っています。さらに詳しく

Legrand(ルグラン)
フランスを代表する電機機器メーカーです。投資ファンドであるKKR/ウェンデル買収後、現在は上場しています。特に低電圧機器に強みを持ちます。フランスに加えイタリアに強みを持ちます。配線機器であるスイッチやソケット以外にも、データセンター向け機器も取り扱っています。

売上高(百万ユーロ)と営業利益率(%)の推移
2015年 4,810(19.4)
2016年 5,019(19.4)
2017年 5,521(20.0)
2018年 5,997(20.2)
2019年 6,622(20.0)

Hubbell(ハッベル)
1888年に創業された米国を代表する電気配線器具メーカーです。家庭や商業施設向けのコンセントやプラグ等の分野で強みを持ちます。また送電線向けの碍子、ヒューズ等の高圧機器にも強みを持っています。

パナソニック
配線器具は同社の祖業です。アタッチメントプラグから同社の歴史が始まりました。インドのアンカーエレクトロニクス、トルコのヴィコエレクトリックを買収してグローバル展開をしております。