車いす業界の世界市場シェアの分析

車いす業界の世界市場シェアや市場規模の情報について分析をしています。インバケア、サンライズ、ペルモビール、オットーボックといった世界大手車いすメーカーの動向も掲載しています。

車いす業界の世界市場シェア(2020年)

最新業界別売上高世界ランキング第9巻」に記載の車いすメーカー各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2020年の車いす業界の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の順位となります。

1位 インバケア 23%
2位 オット―ボック 19%
3位 サンライズメディカル 14%
4位 ペルモビール 12%

地域では、北米と欧州が福祉機器の市場では大きいため、北米のインバケア、欧州オット―ボック、サンライズメディカル、ペルモービルが世界でも上位に位置します。日本は非公開の車いすメーカーが多数ある分散的な市場となっていますが、今後の人口構成を考えると今後再編の動きがあるかもしれません。

市場規模

当サイトでは、各調査会社等の公表データを参考にし、車いす業界の2020年の世界市場規模を40億ドルとして市場シェアを計算しております。参照にしたデータは以下の通りです。
調査会社のグランドビューリサーチによると、2019年の同業界の市場規模は25億ドルです。2026年にかけて年平均7.6%での成長を見込みます。調査会社のフォーチュンビジネスインサイツによると、2018年の同市場規模は47.3億ドルです。2026年にかけて年平均7%での成長を見込みます。WHOによれば、世界の人口の約15%程度が移動補助を必要としています。北米が最大の市場で、近年電動車椅子の割合が高まってきています。⇒参照したデータの詳細情報

世界の主要な車いすメーカーの一覧

Invacare(インバケア)

1885年に設立された北米に本拠を置く伝統ある福祉機器メーカーです。主要な製品は介護用ベッド、患者用リフト、歩行器や手動・電動車いすとなっています。

Sunrise Medical(サンライズメディカル)

Sunrise Medical(サンライズメディカル)は、ドイツに本拠を置く車いす製造の世界大手です。ドイツや北米を中心に世界展開しています。手動車いすに強みを持ちます。ノルディックキャピタルが買収しました。

Permobil(ペルモビール)

1963年に設立されたスウェーデンに本拠を置く車いす大手です。電動車いすの分野では世界最大級です。スウェーデン有数の富裕ファミリーであるWallenberg家のファンドのInvestor ABの傘下にあります。2018年に電動車いすの状況(充電や移動距離、場所)が管理できるMyPermobilを開始し、車いすのコネクテッドサービスを開始しました。2019年に手動イスへのパワーアシスト機能を加えたSmartDrive PushTrackerE2を発売しました。

Ottobock(オット―ボック)

1919年に設立されたドイツに本拠を置く福祉機器メーカーです。義肢、車いす、座位保持装置、歩行器等を取り扱っています。

Drive Medical(ドライブ・メディカル)

米国に本社を置く医療ケア用器具メーカーです。車いすにも強みがあります。

Pride Mobility(プライド・モビリティ)

米国に本社を置く車いす大手です。電動車いすに強みを持ちます。

日本の車いすメーカー大手

松永製作所、日進医療器、カワムラサイクル、ミキ、ニック、WHILL (ウィル)といった、日本の車いすメーカーも手動及び電動車いすメーカーも機能性・デザイン性に優れた車いすを開発しています。