プラチナ業界の世界市場シェアの分析

プラチナ業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。アングロアメリカンプラチナ、シバニースティルウォーター、ノーザムプラチナ、ノリリスクニッケル、インパラ、アフリカンレインボーミネラルズなどプラチナ生産の世界大手の動向も掲載しています。

プラチナ生産会社の採掘量市場シェア(2020年)

「最新業界別売上高世界ランキング第10巻」に記載のプラチナ生産会社各社の年間採掘量を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2020年のプラチナ業界の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の順位となります。

1位 アングロアメリカンプラチナ 34.2%
2位 シバニースティルウォーター 18.0%
3位 ノーザムプラチナ 15.0%

4位 ノリリスクニッケル 11.6%
5位 インパラ 10.6%
6位 アフリカンレインボーミネラルズ 2.0%

市場規模

当サイトでは、各調査会社等の公表データを参考にし、プラチナ生産業界の2020年の採掘量ベースの世界市場規模を6百万オンスとして市場シェアを計算しております。参照にしたデータは以下の通りです。調査会社のグランドビューリサーチによると、2019年のプラチナ業界の市場規模は65億ドルです。2027年にかけて年平均5%の成長を見込みます。調査会社のスタティスタによると、2019年のプラチナの採掘量は263.2トンです。用途としては、自動車の触媒が34%、宝石が24%となっています。インパラプラチナホールディングスによると、2019年のプラチナ採掘量(リサイクルを除く)は6百万オンス、リサイクルを含むプラチナ生産量は8百万オンスです。⇒参照したデータの詳細情報

プラチナの重要性

プラチナとパラジウムは、自動車触媒として、エンジンから発生するHC,CO,NOxという毒性ガスを無毒化するために必要不可欠な工業用触媒です。プラチナはどちらかというとディーゼルエンジン、パラジウムはガソリンエンジンに多く使われます。内燃エンジンがEV(電動化)していった時に、プラチナの触媒としての需要も影響を受ける可能性があります。

業界の再編

2016年 シバニースティルウォーターによるアクエリアスプラチナの買収
2019年 インパラによるノースアメリカンパラジウムの買収
2019年 シバニースティルウォーターによるロンミンの買収

世界の主要なプラチナメーカーの一覧

Anglo American Platinum(アングロアメリカンプラチナム)

南アフリカに本拠を置く世界最大のプラチナ生産会社です。ヨハネスブルグ証券取引所に上場しています。資源大手のAnglo American(アングロアメリカン)子会社です。

Impala Platinum Holdings Limited(インパラプラチナムナホールディングス)

南アフリカの本拠を置くパラジウム、プラチナ生産大手です。略称Implats(インパラ)です。2019年にカナダに本拠を置くプラチナ・パラジウム生産大手であるNorth American Palladium(ノースアメリカンパラジウム)を買収しました。

Sibanye Stillwater(シバニースティルウォーター)

米国に本拠を置くプラチナ・パラジウム生産大手です。ニューヨーク証券取引所に上場しています。プラチナ以外にもロジウムやパラジウムに強みを持ちます。2016年にオーストラリアのプラチナ大手であるAquarius Platinum(アクエリアスプラチナ)、2019年にプラチナ生産大手のロンミンを買収しました。

Lonmin(ロンミン)

英国に本拠を置くプラチナ生産大手です。主な鉱山は南アにあり、Anglo Platinum(アングロ・プラチナ)、Implats(インパラ)と併せてプラチナ生産会社の御三家と称されていました。

African Rainbow Minerals(アフリカンレインボーミネラルズ、ARM)

南アフリカに本拠を置くベースメタルの生産会社。アングロアメリカン、インパラ、ロシアの資源大手であるNorilsk Nickel(ノリリスク・ニッケル)等とプラチナ生産を共同で行っている。ニッケル、金、銅等の採掘も行っています。

Northam Platinum(ノーザムプラチナ)

南アフリカに本拠を置くPG​​M生産会社です。プラチナ以外にもパラジウムやロジウムを生産します。南アフリカのブッシュフェルト、ゾンデラインデ鉱山やブイセンダル鉱山で生産をします。

Norilsk Nickel(ノリリスクニッケル)

Norilsk Nickel(ノリリスクニッケル)は、ロシアに本拠を置くニッケル・銅・パラジウム・プラチナ等の非鉄金属生産会社です。副産物としてコバルトも生産しています。大株主には、ロシアの財閥であるインターロス(Interros)やロシアのオリガルヒであるオレグ・デリパス氏率いるアルミニウム大手のルサール社です。同社が権益を保有するロシア北東のノリリスク-タルナフ地区は、世界最大のニッケル・銅・パララジウム鉱床です。アルミニウム製錬大手で、ルサールが筆頭株主です。ロンドン証券取引所に上場しています。ルサールは米国によるロシアの制裁の対象となっています。ロシアのKola (コラ)Divisionが主要鉱山です。

 

参照したデータの詳細情報について


このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。
会員の方はログイン下さい。
会員登録はこちらです。