クルーズ運航会社

クルーズ運航会社の世界シェア、業界ランキング、市場規模について分析をしています。カーニバル、ロイヤルカリビアン、MSCクルーズ、ノルウェージャンクルーズライン等のクルーズ運航会社大手の動向も掲載しています。

世界シェア

クルーズ運航会社は上位4社にほぼ集約されるつあります。「クルーズ船運航会社の世界売上高ランキング(2020年版)」に記載されている各社の売上高を分子に、クルーズ業界の市場規模を分子にして、クルーズ業界の2019年の市場シェアを簡易に計算しますと、1位はカーニバル・コーポレーション、2位はロイヤル・カリビアン、3位はノルウェージャンクルーズラインとなります。

クルーズ運航会社市場シェアランキング

  • 1位 Carnival Corporation/カーニバル・コーポレーション 46%
  • 2位 Royal Caribbean/ロイヤル・カリビアン 24%
  • 3位 Norwegian Cruise Line/ノルウェージャンクルーズライン 14%
  • 4位 MSC Cruise/MSCクルーズ 8%

上位4社で約9割のシェアとなる寡占市場でもあります。2020年は新型コロナウィルスの影響もあり、クルーズ業界は大きな影響を受けております。1位のカーニバル・コーポレーションは盤石の位置づけです。2020年には船上にローラーコースターも付設する超巨大豪華客船の5000人乗りマルディグラを投入するなど、客船の大型化を図っています。2位はロイヤル・カリビアンで、もともと大型客船を得意としていました。カーニバルの戦略でどのような一手を打ってくるのか、注目が集まります。3位はノルウェージャンクルーズライン、4位は大手海運会社MSC傘下のMSCクルーズとなっています。5位以下は、客船を数隻もつ小規模のクルーズ船運航会社が数多くあります。ディズニークルーズ、高級メガヨットで有名なクリスタルクルーズ、シルバーシー・クルーズ等が比較的有名です。

市場規模

調査会社のクルーズマーケットウォッチによれば、2018年のクルーズ業界の市場規模は456億ドルです。

クルーズ業界の動向

カーニバル

1972年に創業された米国に本拠を置く世界最大級のクルーズ会社です。上場後も創業家のArison家が大株主として残っています。英海運大手のP&O(当時)からPrincess Cruises(プリンセスクルーズ)の買収、イタリアのCosta Cruises(コスタクルーズ)、オランダのHolland America Line(ホーランド・アメリカン・ライン)、クイーンエリザベスで有名な英国のCunard Line(キュナードライン)、Ocean Village(オーシャンビレッジ)、ドイツの AIDA Cruises(アイダクルーズ)等のクルーズ会社を買収し、世界最大級のクルーズ会社となりました。

Royal Caribbean(ロイヤル・カリビアン)

1968年に設立された米国に本拠を置くクルーズ会社です。クルーズ業界においてはカーニバルと双璧をなしています。Celebrity CruisesやAzamara Club Cruisesを傘下に保有しています。

ノルウェージャンクルーズライン (Norwegian Cruise Line)

1966年に創業された米国に本拠を置くクルーズ会社です。マレーシアのコングロマリットであるゲンティン(Genting)傘下のスタークルーズが2000年に買収後、株主の一部を投資ファンドへ売却しました。現在は上場会社です。Norwegian Sky等のクルーズ客船を保有しています。

MSCクルーズ

コンテナ船御三家の一角であるMSC(メデタレニアン・シッピング・カンパニー)傘下のクルーズ運航会社です。伊ラウロ家が祖業したクルーズ会社のフロッタ・ラウロを1987年に買収し、2000年以降事業を急速に拡大しました。

ディズニークルーズライン

ディズニーが運航するクルーズ会社です。

業界団体

クルーズライン国際協会(CLIA)

業界関連書籍

  • 世界のクルーズ 2017 (双葉社スーパームック)
  • ゼロからわかる 豪華客船で行くクルーズの旅
  • クルーズシップ・コレクション 2016・2017

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