人材派遣業界の市場シェア

人材派遣業界の世界市場シェア、市場規模、業界再編について分析をしています。アデコ、ランスタッド、マンパワー、アレギス、リクルート、中国国際技術知力合作公司等の世界大手人材派遣会社の動向も掲載しています。

人材派遣業界の市場シェア(2019年)

人材派遣会社の世界売上高ランキングの分析(2020年版)に記載されている各社の売上高を分子に、市場規模を分母にして、2019年の人材派遣業界の世界市場シェアを簡易に算出すると、1位はランスタッド(Randstad)の5.2%、2位はアデコ(Adecco Group)の5.1%、3位はマンパワーグループ(Manpower Groug)の4.2%となります。

人材派遣業界シェアランキング
  • 1位    ランスタッド    5.2%
  • 2位 アデコ    5.1%
  • 3位    マンパワーグループ    4.2%
  • 4位    アレギス    2.7%
  • 5位    リクルート    2.3%
  • 6位    中国国際技術智力合作公司(CIIC)    2.3%
  • 7位    ヘイズ    1.5%
  • 8位    テンプスタッフ    1.8%
  • 9位    ロバート・ハーフ    1.2%
  • 10位    ケリーサービス    1.1%
  • 11位    パソナグループ    0.6%

2019年もスイスのアデコ、オランダのランスタッド、米国のマンパワーの上位御三家は不動です。1位はスイスのアデコ社となっています。第二集団で、上位3社を追い上げるのが、米国のアレギス、日本のリクルート、そして中国のCIICです。欧州、米国、中国そして日本の有力プレーヤーが世界上位を占めています。

市場規模

当サイトでは、市場シェアの計算にあたり、公表データ等の情報も参考にし、2019年の人材派遣の市場規模として5000億ドルを採用しております。参照にした情報は以下の通りです。調査会社のスタッフィングインダストリーアナリシスによれば、2019年の同業界の市場規模は5000億ドルです。同社の集計によれば2018年の同市場規模は4900億ドルでしたので、前年比2%成長しています。

再編の歴史

  • 1999年 アデコによる米国のIT業界向け人材派遣会社のOlstern Corporationの買収
  • 2003年 マンパワーによる米国のRight Management Consultantsの買収
  • 2006年 アデコによるドイツの人材派遣会社のDIS Deutscher Industriesの買収
  • 2007年 ランスタッドによるオランダの人材派遣会社Vediorの買収
  • 2007年 リクルートによる日本のスタッフサービスの買収
  • 2007年 アデコによるドイツの求人会社のTuja Zeitarbietの買収
  • 2009年 アデコによる米国の人材派遣会社のMPS Groupの買収
  • 2010年 ランスタッドによる日本のフジスタッフの買収
  • 2011年 アデコによる米国の人材関連会社のDrake Beam Morinの買収
  • 2011年 ランスタッドによる米SFN Group買収
  • 2012年 リクルートによる米Advantage Resourcingの買収
  • 2012年 リクルートによる米求人サイトのIndeedの買収
  • 2015年 リクルートによるオランダの人材派遣会社のUSG Peopleの買収

人材派遣会社とは

人材派遣会社とは、人材派遣会社が営業所、工場、事務所等に人材を派遣する会社の総称です。人材派遣会社から派遣される社員を派遣社員といいます。派遣社員と契約社員や正社員との違いは、派遣社員は派遣会社との間で雇用契約を結んでいて、派遣先企業との間では雇用契約が結ばれていない点にあります。派遣会社は派遣社員への賃金や社会保険料等を負担する形となります。また人材派遣と業務請負(業務委託)も誰が社員に対して指揮命令を行うかという点から性質がことなっています。

派遣社員の受入企業にとっては、人件費を変動費用化できる点や迅速に人材を確保できる点等のメリットがあり、市場は拡大しています。

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