決済処理(ペイメントプロセッシング)業界

クレジットカードやデビットカード等の決済処理(ペイメントプロセッシング)業界の市場シェアと市場規模について分析しています。ファイサーブ、FIS、ワールドライン、グローバルペイメンツ等の決済処理大手の情報も掲載しています。

市場シェア

最新業界別売上高ランキング」に記載の決済プロセッシングプロバイダーの売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の順位となります。

1位 ファイサーブ 20.4%
2位 FIS 15.8%
3位 ワールドライン 11.8%
4位 グローバルペイメンツ 9.8%
5位 シエロ 4.2%

1位のファイサーブは米国の銀行口座の決済処理という強い顧客基盤をベースに成長を続けています。2位は同じく米国のFISです。ワールドペイを買収しファイサーブを追い上げます。3位のワールドラインは、フランス出自で、決済端末会社を買収し、欧州で1位となっています。4位の米国のグローバルペイメンツも決済プロセッシングに強いTSYSを買収しています。5位は南米1位のブラジルに本拠をおくシエロとなっています。

市場規模

調査会社のマーケッツアンドマーケッツによれば、2020年の決済処理業界の市場規模は744億ドルです。2025年までに年平均約10.2%で成長すると見込まれています。
調査会社のグランビーリサーチによれば、2019年のペイメントプロセッシングソリューション業界の市場規模は334億ドルです。2020年から2027年までに年平均14.5%の成長を見込みます。
当サイトでは、市場シェア算定に際して500億ドルを同業界の市場規模として採用しています。

世界の主要な決済プロセッシング会社

Fiserv(ファイサーブ)

米国に本拠を決済プロセッシング大手です。主に銀行口座のバックエンドのプロセッシング処理で高いシェアを維持しています。イーコマースやP2P決済等の分野にも参入しています。2019年に同業のFirst Dataと経営統合をしました。

FIS(フィデリティナショナルサービス)

米国に本社をおく1968年に設立された金融機関の口座管理といったオペレーションのバックエンドソフトウェアを提供する会社です。決済処理の分野にも強みを持っています。2019年に決済プロセッシング大手であるワールドペイ(Worldpay)を買収しました。

Globalpayments(グローバルペイメンツ)

米国に本社をおく決済プロセッシング大手です。2019年に同業のTSYS(ティーシス)と経営統合を果たしました。カードの発行、決済端末、決済処理管理等のサービスをオンライン・オフライン問わず提供しています。

Worldline (ワールドライン)

フランス本社をおく決済プロセッシング大手です。クレディアグリゴールの決済部門に源流があり、現在はスイス証券取引所の運営会社であるSIXグループやシステムベンダーであるAETOSが大株主となっています。2020年2月に決済端末大手であるインジェニコを買収しました。

Cielo(シエロ)

ブラジルに本社をおくクレジットカードやデビッドカードの決済プロセッシング大手です。南米では最大です。大株主はバンコブラデスコやブラジル銀行となっています。

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