ホームセキュリティや警備会社の世界市場シェアと業界ランキングの分析

ホームセキュリティや警備業界の世界シェア、業界ランキングや市場規模について分析をしています。セキュリタ、セコム、アライドユニバーサル、ADT、プロセグル、ガーダ・ワールド・セキュリティ、ベリシュア、SISといった主要警備会社の概要や動向も掲載しています。

市場シェア

警備会社の2020年度の売上高(⇒参照したデータの詳細情報)を分子に、後述する市場規模を分母にして、2020年の警備業界の世界市場シェアを簡易に算出すると、1位は英米連合のアライドユニバーサル+G4S、2位はスウェーデンのSecuritas AB(セキュリタ)、3位は日本のセコムの7.3%となります。

2020年警備会社の世界シェアと業界ランキング

  • No1 アライドユニバーサル+G4S 13.6%
  • No2 セキュリタ 9.8%
  • No3 セコム 4.1%
  • No4 ADT 4.0%
  • No5 プロセグル 3.1%
  • No6 ガーダ・ワールド・セキュリティ 2.9%
  • No7 綜合警備保障 2.5%
  • No8 ベリシュア 1.7%
  • No9 ヴィヴィント・スマート・ホーム 1.0%
  • No10 SIS 0.9%

警備業界の世界シェア(2020年)
警備業界の世界シェア(2020年)

2020年の世界1位は、英国のPMSC(民間軍事・警備会社)であるG4Sを買収したアライドユニバーサルとなります。2位は2019年に1位のセキュリタ、3位は日本のセコムです。4位は米国のADTに入っています。5位はスペインのプロセグルが入っています。6位はカナダのガーダ、7位は日本の綜合警備保障です。

1位 Securitas AB(セキュリタ)
2位 セコム
3位 G4S plc(グループフォーセキュリコー)
4位 Allied Universal(アライドユニバーサル)
5位 ADT Corporation
6位 Prosegur SA Security Company(プロセグルSA)
7位 Garda World Security Corporation(ガーダ・ワールド・セキュリティ)
8位 Verisure(ベリシュア)
9位 Security and Intelligence Services India Limited(SIS)

市場規模

当サイトでは、2020年の警備業界の市場規模を1320億ドルとしております。参照にしたデータは以下の通りです。警備サービス会社のセキュリタによると、2020年の同業界の市場規模は1320億ドル(欧州360億ドル、アジア370億ドル、北米320億ドル、南米150億ドル、中東・アフリカ120億ドル)です。調査会社のstatistaによれば、2019年の同市場規模は1340億ドル(欧州360億ドル、アジア(除く日本)360億ドル、北米310億ドル、中東・アフリカ120億ドル、南米190億ドル)です。⇒参照したデータの詳細情報

推定市場規模前年成長率
2020年1320億ドル-2%
2019年1340億ドルn/a
警備業界の世界市場規模の推移
©業界再編の動向

警備の種類

警備業の種類には多く分けて1)ビルマンションの警備、2)交通誘導、3)現金輸送車等の警備、4)身辺警備の4種類あります。
1)ビルやマンションの警備:よくビル等の受付に立っている人が警備員です。
2)交通誘導:工事現場等に立って車の誘導等を行っています。
3)現金輸送車等の警備:銀行のATM回収等の現金輸送車に立ち会っています。
4)身辺警備:いわゆるボディーガードです。

業界の再編

投資ファンドが警備会社大手を買収する動きが続きます。2021年にはファンド傘下にある業界3位のアライドユニバーサルが業界1位のG4Sを買収し、業界の断トツの1位となりました。買収倍率(売上高倍率)は0.7倍~3倍超とバラツキが大きいのも特徴です。

2021年 アライドユニバーサルがG4Sを買収
2019年 ウォーバーグピンカスがアライドユニバーサルを買収
2016年 アポログローバルマネジメントがADTを買収
2012年 KKRがヴィヴィント・スマート・ホームを買収

警備業界のM&Aマルチプル(売上高倍率)の分析
警備業界のM&Aマルチプル(売上高倍率)の分析

主要警備・ホームセキュリティ会社一覧

Securitas AB(セキュリタ)

スウェーデンを代表する大手民間警備会社です。欧州を中心に世界53ヶ国で展開し、ナスダックOMX市場に上場しています。企業からの受託が多い点が特徴です。

セコム(Secom)

1962年に飯田亮氏によって設立された日本におけるホームセキュリティ・警備保証のガリバーです。海外にSECOM方式が根付くか挑戦をしております。集配金・現金警備に強いアサヒセキュリティを豊田自動織機から買収しています。

綜合警備保障

1965年に設立された警備会社です。金融機関の警備に強みがあります。ALSOKブランドで展開しています。

ADT Corporation

ADT社は北米及びカナダにおける民間警備会社最大手です。1997年にTyco International(タイコ)に買収されますが、ホームセキュリティ大手のBroadview Securityを防弾装甲車メーカー大手のBrink’s Companyを買収し、2012年NYSEに上場を果たしました。35ヶ国でサービスを展開しています。2016年にアポログローバルマネジメントが買収し、同ファンドのポートフォリオカンパニーである米大手民間セキュリティ会社のProtection One(プロテクションワン)と統合しました。

Allied Universal(アライドユニバーサル)

投資ファンドのウォーバーグピンカス傘下にある北米大手の民間警備会社です。2016年にAlliedBartonとUniversal Services of Americaが経営統合して誕生しました。企業の所有する建物・工場等に警備員を派遣しています。2018年にUS Security Associatesを買収しています。2021年にイギリスの同業大手であるG4Sを買収しました。

G4S plc (Group 4 Securicor、グループフォーセキュリコー)について
イギリスのいわゆるPMSCs(Private Military and Security Companies)民間軍事・警備会社です。125ヶ国に展開する世界最大の警備保障会社です。政府からの受注が多いことが特徴です。2004年に英警備会社セキュリコー(Securicor)と合併しました。2021年にアライドユニバーサルが買収しました。

Verisure(ベリシュア)

スウェーデンに本拠を置く大手セキュリティサービス会社です。Securitas Direct(セキュリタス・ダイレクト)の名称でも知られています。スウェーデンの警備大手セキュリタスABの家庭用警備事業が分社化して誕生しました。2011年にPEファンドのべインキャピタルが買収し、その後、ヘルマン&フリードマンが支配株主となりました。

Prosegur SA Security Company(プロセグルSA)

1976年にHerberto Gut氏によって設立されたスペインを本拠にする警備会社です。マドリッド証券取引所に上場しています。

Vivint Smart Home(ヴィヴィント・スマート・ホーム)

北米大手ホームセキュリティ会社です。太陽光エネルギー分野にも進出しました。2012年にPEファンドのBlackstone Groupに買収され、2019年にソフトバンクのビジョンファンドも出資する上場買収ビークルと合併することで上場を果たしました。

Garda World Security Corporation(ガーダ・ワールド・セキュリティ)

カナダに本拠を置く大手民間警備会社です。現金輸送、空港セキュリティ等を行なっています。2012年に経営陣がMBOをし、Apax Partners傘下を経てRhône Capital傘下となっております。

Security and Intelligence Services India Limited(SIS)

インド大手の民間警備会社です。ビル、商業施設等に警備員を派遣しています。施設管理や現金輸送サービスも手がけています。

参照したデータの詳細情報について


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