フィットネスクラブ運営業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。業界の主要プレーヤーであるLAフィットネス、ライフタイム、24アワーフィットネス、クラブコープ、エクイノックスホールディングス、プラネットフィットネス、デビッドロイドレジャー、ベーシックフィット、コナミ、セントラルスポーツ、SATS、ライザップの概要や動向についても掲載しています。
【フィットネスクラブ運営業界について】

フィットネスクラブは、月会費(サブスクリプション)を中心とした安定的な会員料金が主たる収益源となります。支出は、施設の賃借料、フィットネス機器の購入・リース料、およびインストラクターや店舗スタッフの人件費といった固定費が大部分を占めます。
今後の収入の拡大方法(マネタイズの多角化)としては、直営依存からの脱却を図るフランチャイズビジネスによるフランチャイズ料**(ロイヤリティ)収入**、会員の健康データに基づく未病・ヘルスケアビジネス、およびアプリ等を活用したフィットネスコンテンツのリモート提供などが考えられます。
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【フィットネスクラブ運営業界の世界市場シェア+ランキング】
フィットネスクラブ運営業界の2025年度の売上高⇒参照したデータの詳細情報を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして、2025年のフィットネスクラブ運営業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はライフタイム、2位はLAフィットネス、3位はベーシックフィットとなります。
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*2025推定値を採用
| 順位 | Company name (English) |
企業名(日本語) | 市場シェア |
| 1位 | Life Time | ライフタイム | 2.22% |
| 2位 | LA Fitness | LAフィットネス | 1.60% |
| 3位 | Basic-Fit | ベーシックフィット | 1.15% |
| 4位 | Planet Fitness | プラネットフィットネス | 1.01% |
| 5位 | 24 Hour Fitness | 24アワーフィットネス* | 0.84% |
| 6位 | SATS | SATS | 0.44% |
| 7位 | Rizap | ライザップ | 0.40% |
| 8位 | Konami | コナミ | 0.29% |
| 9位 | Central Sports | セントラルスポーツ | 0.28% |
*2025年推定値を使用
1位は米国とカナダで展開するライフタイム(Life Time)です。大型の高級フィットネスリゾート路線を確立しており、豊富なアメニティと手厚いサービスで高い顧客単価と会員維持率を誇る業界のリーダーです。
2位は米国に本拠を置き、Esporta Fitnessのブランドでも展開をしているLAフィットネス(LA Fitness)です。米国内に広大なネットワークを持ち、手頃な価格帯でありながらプールやコートなどの充実した設備を提供する、ファミリー・中間層向けのメガチェーンです。
3位はオランダに本拠を置くベーシックフィット(Basic-Fit)です。欧州市場を中心に「低価格・高付加価値(ハイバリュー・ローコスト)」モデルで急成長を遂げており、近年も大規模な買収を通じてシェアを拡大している欧州最大手のチェーンです。
なお、数値取得できなかった企業(非上場企業など)については、今回のランキングから除外しています。
一例として、Anytime Fitness を展開する Self Esteem Brands と Orangetheory Fitness が統合して 2024 年に誕生した Purpose Brands が挙げられます。世界最大級のウェルネスフランチャイズグループとなりましたが、Anytime Fitness はフランチャイズモデルのため 本部売上が非公開 で、取得可能なのは systemwide(加盟店全体)売上の推計値のみ です。このため本ランキングでは 売上比較ができず順位付けから除外 しています。
【フィットネスクラブ運営業界の世界市場規模】
当データベースでは、2025年のフィットネスクラブ運営業界の市場規模を1,313億ドルとしております。参照した各種調査データは次の通りとなります。
調査会社フォーチュンビジネスインサイツによると、2025年の同業界の市場規模は1,313億ドルです。2032年にかけて年平均9.3%で成長し、規模は2,447億ドルへと拡大することを見込んでいます。
| 年 | 市場規模 | 年平均成長率 |
| 2025 | 1,313億ドル | – |
| 2032 | 2,447億ドル | 9.3% |

【M&Aの動向】
2015年 ライフタイムフィットネス、レナード・グリーン・アンド・パートナーズおよびTPGの関連会社による買収を完了
2019年 Basic-Fit、 Fitlandを買収
2020年 RSGグループ、Gold’s Gym(ゴールドジム)を買収
2020年 SATS、Fresh Fitness、Bare Trening ASを買収
2022年 プラネット・フィットネスがサンシャイン・フィットネスの買収と借り換え取引を完了
2024年 BASIC-FITがRSGグループのスペイン47クラブの買収を完了
2024年 Self-Esteem BrandsとOrangetheory Fitnessの合併によりPurpose Brandsが設立
【フィットネスクラブ運営業界の概要】
Life Time Fitness(ライフ・タイム・フィットネス)
1992年に創業した米国とカナダで展開するフィットネスクラブです。2015年にTPG等の投資ファンドが買収しました。2021年にニューヨーク証券取引所に上場をしました。豊富なアメニティを備えた直営施設を展開し、2021年の再上場以降も高所得者層をターゲットに高い顧客単価を維持しています。
LA Fitness(LAフィットネス)
大手メガチェーンとして、ファミリー・中間層をターゲットに「Esporta Fitness」やプレミアム路線の「City Fitness」などの複数ブランドを使い分けながら、米国市場で高いシェア(第2位層)を維持しています。
Basic-Fit(ベーシックフィット)
欧州全域に1,400以上のクラブを展開する最大手のチェーンです。「低価格・高付加価値」モデルを主軸に、2024年のスペイン国内の競合クラブ買収など、積極的なM&Aを通じてヨーロッパ市場での圧倒的なシェアを拡大しています。
Planet Fitness(プラネットフィットネス)
米国を本拠にメガフランチャイズを展開する低価格ジムの代表格です。初心者向けの「ジャッジメント・フリー・ゾーン(批判のない空間)」を掲げ、2022年のサンシャイン・フィットネス買収などを経て圧倒的な会員数を維持しています
24 Hour Fitness(24アワーフィットネス)
米国に本拠を置くフィットネスクラブですコロナ禍でのチャプター11(連邦破産法第11条)手続きを経て、AEAインベスターズ等の主導のもとで経営再建・デジタルシフトを完了し、米国の中間層向け主要チェーンのポジションを守っています。
Anytime Fitness(エニタイム・フィットネス)
2002年に設立された世界最大級の24時間型フィットネスフランチャイズです。2024年に、従来の親会社であるSelf Esteem Brandsと、高強度グループトレーニングを展開するOrangetheory Fitness(オレンジセオリー)が対等合併(経営統合)を完了しました。 これに伴い、現在は新設された巨大ウェルネスフランチャイズグループ 「Purpose Brands(パーパス・ブランズ)」 の中核ブランドとなっています。展開国数は世界40カ国以上、5,500店舗を突破しています。(日本国内は2010年より展開中)
SATS(サッツ)
北欧(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク)の4カ国で圧倒的なシェアを誇るリーディングカンパニーです。プレミアムな総合フィットネスクラブを中心に、デジタルレッスンとの融合を進め安定した基盤を築いています。日本を代表するフィットネスクラブです。ゲームソフト製造等を手掛けるコナミホールディングスに属しています。
RIZAP GROUP, Inc. (ライザップグループ)
フィットネスに成果保証型のビジネスモデルを持ち込み事業を拡大させています。chocoZAP(チョコザップ)を主軸に急成長を遂げる日本の企業です。従来の高級パーソナルジムからコンビニジムへと舵を切り、セルフ美容や簡易医療サービスを巻き込んだ全世代型ウェルネスへと進化を続けています。
Konami Sports Co., Ltd. (コナミスポーツ株式会社)
日本最大級の直営ネットワークを持つ総合フィットネスクラブです。伝統的に強みを持つキッズ向けスクールや公共施設の運営受託に加え、近年はピラティス専門店などの小規模・特化型スタジオの展開も強化しています。
Central Sports Co., Ltd. (セントラルスポーツ株式会社)
日本を代表するフィットネスの専業会社です。全国に広範なクラブ網を持ち、創業以来の強みである水泳などのキッズ・ジュニア向けスクール運営や、高齢化社会に対応した介護予防サービスの展開を主軸に安定した基盤を誇ります。
