ATM・キャッシュディスペンサー業界

ATM・キャッシュディスペンサー業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。NCR、ディボールド、ウィンコー・ニックスドルフ等世界大手ATMメーカーの動向も掲載しています。

市場シェア

最新業界別売上高世界ランキング第3巻」に記載のATMメーカー各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の順位となります。

  • 1位    NCR    17.0%
  • 2位    ディーボールド・ニックスドルフ    16.0%
  • 3位    トリトン    6.3%
  • 4位    GRGバンキング    4.4%
  • 5位    ユーロネット    4.2%
  • 6位    富士通フロンテック    2.3%

世界1位は米国のNCRです。ATM以外にも小売りでのPOSレジ等を手掛けています。2位は米国のディーボールドです。ドイツのニックドルフを買収し、欧米を中心に事業を展開しています。3位も米国のトリトンである。ATM専業メーカーです。4位は中国のATM大手であるGRGバンキングです。5位はATMメーカーの世界シェア・ランキング1位は米国のNCR社を抜いてWincor Nixdorf(ウィンコー・ニックスドルフ) を買収したDiebold(ディボールド) となります。

市場規模

調査会社のアライド・マーケット・リサーチによれば、2019年のATM業界の市場規模は206億ドルです。2020年から2027年に年平均5.2%での成長を見込みます。調査会社のアイマークによれば、2019年の同業界の規模は200億ドルです。当サイトでは市場規模を200億ドルとして市場シェアを計算しております。

世界の主要なATMメーカーの一覧

NCR

米国に本拠を置くATMメーカーの世界大手です。キャッシュレジ等の製造販売が祖業です。AT&T社傘下となった時期もありますが、現在はニューヨーク証券取引所に株式を上場しています。事業の柱は銀行向けATM関連事業と小売向けのPOSやレジシステム事業となっています。

Diebold Nixdorf(ディボールド・ニックスドルフ)

米国に本拠を置くATMメーカー大手です。2015年にドイツの同業であるWincor Nixdorf(ウィンコー・ニックスドルフ) 買収しました。同社は、シーメンスのATM事業であり、その後ゴールドマンサックス系の投資ファンドとKKRに買収され、フランクフルト市場に株式を上場しました。

Hyosung  TSN(ヒョスンTNS)

韓国に本拠を置くATMメーカーです。韓国の財閥のHyosungグループ傘下にあります。米国等でのATM事業に強みを持ちます。

GRG Banking(广州无线电集团)

中国政府系のATM会社です。中国においては圧倒的な存在感です。

Triton(トリトン)

米国に本拠を置くATM専業大手です。リース形態でATMを顧客に提供しています。

Euronet(ユーロネット)

米国に本拠をおくATMメーカーです。外貨送金、外国為替、POSシステム等の機器を提供しています。

EURONETの売上構成
EURONETの売上構成 出所:同社ホームページ

日本勢の主要なATMメーカー

富士通フロンテック、沖電気、日立オムロンターミナルソリューションズの3社で日本国内シェアの90%を占めるといわれる。

業界関連図書

銀行ATMの歴史―預金者サービスの視点から [単行本]

銀行激変を読み解く (日経文庫) [新書]

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