データセンター・コロケーション業界の世界市場シェアの分析
  • 市場シェア

データセンター・コロケーション業界の世界市場シェアの分析

データセンター・コロケーション業界の世界シェアと市場規模について分析をしています。エクイニクス、デジタル・リアルティ、NTT、KDDI、サイラスワン、グローバルスイッチといったデーターセンター大手の動向も掲載しています。

【データセンター・コロケーション業界の世界市場シェア】

データセンター運営会社各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2020年のデータセンター業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はエクイニクス、2位はデジタル・リアルティ、3位はNTTとなります。

データセンター運営会社の世界市場シェア(2020年)

順位会社名市場シェア(2020年)
1位Equinix(エクイニクス)12.0%
2位Digital Realty (デジタル・リアルティ)7.8%
3位NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION(NTT、日本電信電話株式会社)7.3%
4位KDDI CORPORATION(KDDI株式会社)3.8%
5位セコム株式会社2.3%
6位Cyrus One(サイラスワン)2.0%
7位Global Switch(グローバルスイッチ)1.2%
データセンター運営会社の世界市場シェアと業界ランキング(2020年) ©ディールラボ
データセンターの世界シェア(2020年)
データセンターの世界シェア(2020年)

【データセンター・コロケーション業界の世界市場規模】

当サイトでは、調査会社等の公表データを参考にし、データセンター(コロケーション)業界の2020年の世界市場規模を500億ドルとして市場シェアを計算しております。参照にしたデータは以下の通りです。

調査会社モードーインテリジェンスによると、2019年と2020年の同市場規模は、372億ドルと489億ドルです。2026年にかけて年平均13.69%で成長し、同年には1056億ドルへと拡大する見込みです。
調査会社のファクツアンドファクターによると、2018年の同業界の市場規模は390億ドルです。2027年にかけて年平均10%での成長を見込みます。
調査会社のアライドマーケットリサーチによると、2020年の同市場規模は518億ドルです。⇒参照したデータの詳細情報

推定市場規模成長率(見込み)
2020年489億ドル~518億ドル13.69%
2019年372億ドルn/a
2018年390億ドル10%
データセンター(コロケーション)業界の推定市場規模の推移 ©業界再編

コロケーションとホスティングの違い

データセンターのスペースやネットワークを外部の顧客に貸し出すサービスをコロケーションといいます。サーバーの管理は借り主の顧客が行い、米国ではコロケーションサービスベンダーは税制メリットのある不動産投資信託(REIT)の形態をとる会社が多くなっています。レンタルサーバーと言われる、サーバー領域の一部貸出サービスはホスティングと言われ、サーバーの貸主がサーバーの運用を含めマネージドサービスと言われる関連サービスを一括して提供します。

M&Aの動向】

2021年 KKRがサイラスワンを買収
2019年 デジタル・リアルティがインターシオンを買収
2016年 シクステラがセンチュリー・リンクのデータセンター事業を買収

【会社の概要】

Equinix(エクイニクス)

米国に本拠を置くデータセンター世界大手です。1998年に創業後2000年にはナスダックに上場しております。大手通信キャリアやIT大手も顧客に持ちます。欧州データセンター大手のテレシティ、NImbo、日本のビットアイル、Verizonのデータセンターを次々と買収し、業容を拡大しております。

Digital Realty (デジタル・リアルティ)

米国に本拠を置くデータセンターの運営会社です。金融、ITサービス、エネルギー等の分野の顧客を持ちます。2019年にオランダに本拠を置くデータセンター大手であるInterxion(インターシオン)を買収しました。

NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION(NTT、日本電信電話株式会社)

NTTは1952年に日本電信電話公社として設立された国策通信キャリアです。1985年にNTTとして民営化されました。数度の再編を経て、現在は固定通信のNTT東西、モバイル通信のNTTドコモ、データサービスのNTTデータ&NTT Ltd.という体制で世界的に事業を展開しています。
国内では、その出自や規制業種ということもあり、公正な競争を維持しながらの成長、一方海外ではM&Aによる巨額減損を再度発生させないような事業展開が課題となっています。通信における技術力では引続き世界最高水準を維持していると言われ、様々な柵の中で成長戦略を遂行しています。さらに詳しく

KDDI CORPORATION(KDDI株式会社)

NTTと並ぶ通信キャリアの双璧です。データセンター事業は、1989年よりテレハウスブランドで欧州を中心に展開しています。

Cyrus One(サイラスワン)

2001年に設立された北米に本拠をおく独立系のデータセンター運営会社です。世界に40拠点を超えるデーターセンターを保有し、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドのサービスを提供しています。2021年にKKRが買収をしました。

Cyxtera(シクステラ)

米国に本拠を置き、データセンター及びセキュリティ・データ分析事業を提供しています。2016年に、BCパートナーズが、Medina Capital等とともに、米国の総合通信会社であるCenturyLink(センチュリー・リンク)より、57のデータセンターを18.6 億ドルで買収しました。

Lumen(旧Century Link)について

米国に本拠を置く総合通信会社です。Lumenブランドで、音声、ネットワーク接続、マネージドホスティング等も手掛けています。ネットワークサービスを手掛けるレベルスリー・コミュニケーションを買収しました。データーセンター事業は2016年に売却しました。

Global Switch(グローバルスイッチ)

1998年に設立されたイギリスに本拠を置くデータセンター大手です。親会社は中国系の不動産投資会社であるElegant Jubilee(エレガントジュビリー)で、情報漏洩のリスクが懸念されております。なお、Jiangsu Shagang Group(江蘇沙鋼集団、シャーガン・スチール)がエレガントジュビリーへの主要な投資家の1社とされています。⇒参照したデータの詳細情報

参照したデータの詳細情報について


参照したデータは以下の通りです。リンク切れなどありましたら、お問い合わせのページからご連絡頂けますと大変有難く存じます。

参照した市場規模の情報※以下のsourceは御覧いただきますタイミングにより上記市場規模と数値が異なる場合がございます。
Mordor Intelligence
Facts and Factors
Allied Market Research

Global Switchの株主
Chinese investors gain control of Global Switch

シェアをする

  • facebook
  • hatebu
  • linkedin
  • line
EN