データセンター(コロケーション)業界の世界市場シェアの分析

データセンター(コロケーション)業界の世界シェアと市場規模の情報について分析をしています。エクイニクス、デジタル・リアルティ、NTT、KDDI、サイラスワン、グローバルスイッチ等のデーターセンター大手の動向も掲載しています。

データセンター業界の世界市場シェア(2019年)

最新業界別売上高世界ランキング第9巻」に記載のデータセンター運営会社各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年のデータセンター業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はエクイニクス、2位はデジタル・リアルティ、3位はサイラスワンとなります。

1位 エクイニクス 12.4%
2位 デジタル・リアルティ 7.1%
3位 サイラスワン 2.2%
4位 NTT 1.6%
5位 グローバルスイッチ 1.2%
6位 KDDI 0.6%

市場規模

当サイトでは、調査会社等の公表データを参考にし、データセンター(コロケーション)業界の2019年の世界市場規模を450億ドルとして市場シェアを計算しております。参照にしたデータは以下の通りです。
調査会社のファクツアンドファクターによると、2018年の同業界の市場規模は390億ドルです。2027年にかけて年平均10%での成長を見込みます。調査会社のアライドマーケットリサーチによると、2020年の同市場規模は518億ドルです。⇒参照したデータの詳細情報

コロケーションとホスティングの違い

データセンターのスペースやネットワークを外部の顧客に貸し出すサービスをコロケーションといいます。サーバーの管理は借り主の顧客が行い、米国ではコロケーションサービスベンダーは税制メリットのある不動産投資信託(REIT)の形態をとる会社が多くなっています。レンタルサーバーと言われる、サーバー領域の一部貸出サービスはホスティングと言われ、サーバーの貸主がサーバーの運用を含めマネージドサービスと言われる関連サービスを一括して提供します。

より業界に詳しくなるための書籍
クラウド&データセンター完全ガイド
データセンター調査報告書

データセンター業界の動向

Equinix(エクイニクス)

米国に本拠を置くデータセンター世界大手です。1998年に創業後2000年にはナスダックに情報しております。大手通信キャリアやIT大手も顧客に持ちます。欧州データセンター大手のテレシティ、NImbo、日本のビットアイル、Verizonのデータセンターを次々と買収し、業容を拡大しております。

Digital Realty (デジタル・リアルティ)

米国に本拠を置くデータセンターの運営会社です。金融、ITサービス、エネルギー等の分野の顧客を持ちます。2019年にオランダに本拠を置くデータセンター大手であるInterxion(インターシオン)を買収しました。

NTT

日本を代表する通信キャリアです。データセンターの分野では、NTTコムがドイツのデータセンターのLuxイーシェルターを買収する等、積極的に海外展開を図っています。

KDDI

NTTと並ぶ通信キャリアの双璧です。データセンター事業は、1989年よりテレハウスブランドで欧州を中心に展開しています。

Cyrus One(サイラスワン)

2001年に設立された北米に本拠をおく独立系のデータセンター運営会社です。世界に40拠点を超えるデーターセンターを保有しています。

Cyxtera(シクステラ)

米国に本拠を置き、データセンター及びセキュリティ・データ分析事業を提供しています。2016年に、BCパートナーズが、Medina Capital等とともに、米国の総合通信会社であるCenturyLink(センチュリー・リンク)より、57のデータセンターを18.6 億ドルで買収しました。

Lumen(旧Century Link)について
米国に本拠を置く総合通信会社です。Lumenブランドで、音声、ネットワーク接続、マネージドホスティング等も手掛けています。ネットワークサービスを手掛けるレベルスリー・コミュニケーションを買収しました。データーセンター事業は2016年に売却しました。

グローバルスイッチ(Global Switch)

1998年に設立されたイギリスに本拠を置くデータセンター大手です。親会社は中国系の不動産投資会社であるElegant Jubilee(エレガントジュビリー)で、情報漏洩のリスクが懸念されております。なお、Jiangsu Shagang Group(江蘇沙鋼集団、シャーガン・スチール)がエレガントジュビリーへの主要な投資家の1社とされています。⇒参照したデータの詳細情報