自動車用ライト業界の世界市場シェアの分析

自動車用ライト(ヘッドランプ、ヘッドライト)業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。小糸製作所、ヴァレオ、ヘラーといった大手自動車用ライトメーカーの動向も記載しています。

自動車用ライトの世界市場シェア(2019年)

最新業界別売上高世界ランキング第9巻」に記載の自動車用ライトメーカー各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の自動車用ライト業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位は小糸製作所、2位はヴァレオ、3位はマニエッティ・マレリとなります。

  • 1 位 小糸製作所 28%
  • 2 位 ヴァレオ 24%
  • 3 位 マニエッティ・マレリ 15%
  • 4 位 スタンレー 11%
  • 5 位 ヘラ 10%
  • 6 位 オスラム 7%

2強の日本の小糸製作所とフランスのヴァレオが首位争いを演じています。

市場規模

当サイトでは、各調査会社等の公表データを参考にし、自動車用ライト業界の2019年の世界市場規模を250億ドルとして市場シェアを計算しております。参照にしたデータは以下の通りです。調査会社のアライドマーケットリサーチによると、2018年の同業界の市場規模は180億ドルです。2026年にかけて年平均6.7%の成長を見込みます。調査会社のマーケッツアンドマーケッツによると2020年の同業界の規模は270億ドルと見込まれます。⇒参照したデータの詳細情報

主要な自動車用ライトメーカーの動向

小糸製作所

日本を代表する自動車用照明機器メーカーです。光源からの製造に強みを持ちます。

Valeo(ヴァレオ)

1923年に設立されたフランスに本拠を置く大手自動車用部品メーカーです。パワートレイン、空調・電装等の分野で強みを持ちます。日本の市光工業と照明・ランプ分野で資本提携しています。2019年にLED照明のCreeとの自動車照明分野での合弁会社を設立しました。

Hella(ヘラー)

1899年に設立されたドイツに本拠を置く独立系自動車用部品メーカーです。車載用電装品や照明・ランプ分野に強みを持ちます。自動車照明分野では、キセノンヘッドライトやLEDヘッドライトを手掛けています。

Automotive Lighting(オートモーティブ・ライティング)

イタリアに本拠を置く自動車部品メーカーMagneti Marelli(マニエッティ・マレリ)傘下の自動車用照明会社です。自動車大手FCA(フィアット・クライスラー)がマニエッティ・マレリの大株主でしたが、2018年に分社化しました。その後、KKR傘下であるカルソニックカンセイが買収をしました。

Osram(オスラム)

オスラムは、ドイツに本拠を置く照明・ランプ・LED素子の大手メーカーです。ドイツ大手電機メーカーのシーメンス傘下から分社化して独立しました。一般照明や産業用・自動車用LEDを展開しています。LEDについては特にLED素子に強く、他にパッケージ、照明器具の販売とLEDの全領域をカバーしています。自動車用照明(インテリジェンスライト)ではドイツのコンチネンタルと2018年に合弁会社を設立しましたが、2020年に解消しています。日本では三菱電機と提携しています。カーライル、ベインキャピタル、アドベント等を巻き込んだ2019年以降のオスラムに対する公開買付合戦の末に、現在はオーストリアに本拠を置きアナログ集積回路を手がけるamsが筆頭株主となっています。

スタンレー電気

1920年に設立された自動車用照明の大手メーカーです。Stanleyブランドの照明を展開しています。

ZKWグループ

オーストリアに本拠を置く自動車用ライトメーカーです。メルセデスベンツ、BMW、アウディ等の自動車用照明を手掛け、LEDの自動車用ライトに強みを持ちます。2018年にLG電子が11億ユーロで買収をしました。

LGグループとは

LGグループは1952年にク・インフェ氏によって設立された韓国を代表する財閥グループです。1958年にLuckyとGoldStarが経営統合をして設立されました。電機事業、化学事業、通信事業が3本柱です。子会社は、家電メーカーのLGエレクトロニクス、電子部品の製造を手掛けるLGイノテック、液晶ディスプレイを手掛けるLGディスプレイ、総合化学メーカーのLG化学など多岐にわたります。さらに詳しく