風力発電機・風車・ウィンドタービンの市場シェア

風車や風力発電機(ウィンドタービン、Wind Turbine)の世界市場シェアについて分析をしています。ヴェスタス、金風科技(ゴールドウィンド)、GEリニューアブルエナジー、シーメンスエナジーといった風力タービンの世界大手動向も掲載しています。

市場シェア

風力発電メーカーのよる2021年度の設置済み発電容量を分母に、後述する市場規模を分子にして、メーカー別の設置済み発電容量の市場シェアを計算すると、1位はヴェスタスとなります。⇒参照したデータの詳細情報

風力発電メーカーの市場シェア(2021年)

順位会社名市場シェア
1位ヴェスタス10.21%
2位シーメンスエナジー9.35%
3位ゴールドウィンド8.78%
4位GEリニューアブル・エナジー7.84%
5位ENVISION6.15%
6位Mingyang4.79%
7位Widney2.19%
8位ノルデックスアシオナ2.09%
9位上海電気1.82%
10位中船重工海装風電1.55%
風力発電メーカーの市場シェア(2021年) ©ディールラボ

風力発電メーカー別市場シェア(2021年)
風力発電メーカー別市場シェア(2021年)

市場規模

当サイトでは、2021年の風力発電の増加容量を94GWとして市場シェアを計算しています。参考にした情報は以下の通りです。

世界風力エネルギー協会によると、2021年の風力発電の総容量は現在837GWです。全世界で約94GWの容量が追加されました。今後5年間で557GWの新規容量が追加されると予想されています。

同協会によると、2019年に、発電容量63ギガワット超の2万2893基の風力発電所が設置され、風力発電のタービンは33社のメーカーが担っています。

世界大手風力発電会社の動向

GEリニューアブルエナジー

世界を代表する総合電機メーカーです。風力発電機の分野は2020年にエンロンから同事業を買収して参入しました。フランスのアルストムから送電網と風力発電事業を買収し規模を拡大しております。

GEについて

GE(ジェネラル・エレクトロニック)は、1878年にトーマス・エジソンによって設立されたエジソン電気照明会社を源流に持つ世界を代表する総合電機メーカーの老舗です。世界シェア1位か2位以外の事業からは撤退するというナンバーワン・ナンバーツー戦略を実施し、積極的な事業ポートフォリオの入れ替えを行うことでも有名です。インダストリアル・インターネットを成長戦略にしたジェフ・イメルト氏が退任した後、2017年に生え抜きのジョン・フラナリー氏が社長に就任したものの、2018年には外部のダナハーからラリー・カルプ氏が招聘され、新CEOとなるなど、経営陣の交代が続きます。2021年にGEをヘルスケア部門、電力・エネルギー部門、航空部門の3社へと分社化することを発表しました。さらに詳しく

 

シーメンスガメサ・リニューアブル・エナジー(Siemens Gamesa Renewable)

ドイツを代表する総合電機メーカーであるシーメンスの風力発電機事業とスペインの風力発電メーカーが2016年に経営統合して誕生しました。洋上風力向けの風車に強みを持っています。2019年にセンビオンから陸上風車事業を買収しています。シーメンスエナジーが親会社です。

シーメンスエナジー

シーメンスエナジー(Simens Energy)は、2020年にシーメンスからスピンオフ上場をした、電力機器メーカーです。火力発電等の発電所プラント向けガスタービン、蒸気タービン、Dresser-RandやADGT&Compを含むコンプレッサー、高電圧直流(HVDC)機器等を提供しているパワー&ガス事業と、洋上や陸上の風力発電所に風力タービンを含めた総合的なサービスを提供している風力発電&再生可能エネルギー事業を展開しています。さらに詳しく

ヴェスタス(Vestas)

1945年に創業したデンマークに本拠を置く風力発電機器メーカー大手です。洋上風力の分野では、三菱重工業と2016年に提携して、MHIヴェスタスを設立しています。2021年にMHIヴェスタスの株式をヴェスタスが買収し、一方、三菱重工はヴェスタスへ出資をしました。

三菱重工について

1884年に創業された日本を代表する重工業グループです。三菱グループの中核企業の1社と言われています。戦前は軍産複合体として成長し、戦時中は戦艦武蔵やゼロ戦を手掛け、当時から技術力では世界最高水準を維持しています。戦後は民間向けの重工分野を強化し、発電所システム、航空機エンジン、航空機、船舶、ターボチャージャ、フォークリフト、機械システム、エンジニアリング、防衛関連機器の製造販売を行っています。さらに詳しく

エネルコン

1984年に設立されたドイツに本拠を置く風力発電機器メーカー大手です。ギアレス型の陸上風力に強みを持ちます。

Nordext Acciona(ノルデックス・アクシオナ)

2016年にドイツの風力発電機メーカーのノルデックスがスペインの風力発電機メーカーのアクシオナを買収して誕生しました。

センビオン(Cenvion)

ドイツの風力発電機器メーカーです。インドのスズロン傘下から2015年に米投資ファンドのCenterbridge Partners傘下となり、2019年に破綻しております。再生プロセスの中でシーメンスガメサに陸上風車事業を売却しました。

スズロングループ

インドの風力発電機器大手のスズロン社です。インド国内では圧倒的なシェアを持ちます。

中国の風力発電機メーカー

中国は陸上風力の市場として大きく、数多くの風車メーカーが誕生しています。その中でも最大手は1985年に設立された中国に本拠を置く風力発電機器メーカーのゴールドウィンドです。陸上と洋上風力の風車のどちらも手掛けています。その他にも大手中国電力傘下の聯合(ユナイテッドパワー)、Mingyang(ミンヤン)やエンビジョン、遠達、東方電気などがあります。

新疆金風科技(ゴールドウインド)

1998年に設立された風力発電機メーカーです。中国国内の需要拡大という追い風を受け、世界トップクラスの納入実績を誇ります。売上の9割は国内需要ということもあり、中国国外への風力発電機の展開に力を入れております。株主は政府系の新疆風能です。

遠景能源(ENVISION)

中国の上海に本拠を置く風力発電メーカーです。

参照したデータの詳細情報について


このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。
会員の方はログイン下さい。
会員登録はこちらです。