電話・移動体通信・テレコム業界

通信テレコム業界(電話会社、携帯電話キャリア、移動体通信)の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。AT&T、チャイナモバイル、ボーダフォン、アメリカモビル、テレフォニカ等主要通信キャリア概略も掲載しています。

市場シェア

「テレコム・通信業界の世界売上高ランキングの分析(2020年版)」に記載されている各社の売上高を分子に、市場規模を分母にして、2019年のテレコム・電話業界の世界市場シェアを簡易に算出すると、1位は米国のAT&Tの5.7%、2位はVerizon(ベライゾン)の5.3%、3位はNTTの4.4%となります。

1位 AT&T 5.7%
2位 Verizon(ベライゾン) 5.3%
3位 NTT 4.4%
4位 China Mobile(チャイナ・モバイル) 4.2%
5位 Deutsche Telekom/(ドイツテレコム) 3.5%
6位 America Movil(アメリカ・モビル)2.1%
7位 Telefonica(テレフォニカ)2.1%
8位 China Telecom(チャイナ・テレコム) 2.1%
9位 Vodafone Group(ボーダフォン)2.0%
10位 KDDI 1.9%
11位 Orange Group(オランジュ) 1.8%
12位 ソフトバンク 1.8%
13位 China Unicom(チャイナ・ユニコム) 1.6%
14位 Telecom Italia 0.8%
15位 Etisalat(エティサラート) 0.6%
16位 Telenor ASA(テレノール) 0.5%
17位 Bharti Airtel(バーティ・エアテル) 0.4%
18位 VimpelCom(ウィンペル・コミュニケーションズ) 0.4%
19位 Mtn Grou 0.4%

AT&Tが堂々の売上高ランキングの1位となっています。AT&Tは2014年にディレクTVを買収、2016年にはメディア大手のタイムワーナーの買収を実施しています。2位には、同じく米国のベライゾンがつけています。ベライゾンの主力は携帯事業のベライゾン・ワイヤレスとなります。
3位には、日本のNTTグループです。
4位には、中国最大の携帯電話会社のチャイナモバイルが入っています。チャイナモバイルは加入者数では世界1位です。、5位にはドイツのドイツテレコムがランクインしています。通信会社の売上高には、純粋な通信・電話事業以外の収入も含まれることには注意が必要です。

携帯電話会社の加入者数ベースでは、チャイナ・モバイル、グローバル展開で先行したイギリスのボーダフォン、インドのバーティが上位になっています。加入者ベースでは、人口が多い国の携帯キャリアが世界シェアの上位にくる傾向があります。日本勢は加入者数ではトップ10から脱落しています。また先進国の携帯キャリアも加入者数ベースでは劣勢です。

市場規模

調査会社のマキシマイズ・マーケット・リサーチによれば2019年のテレコム市場の規模は2.4兆ドルです。

調査会社のリサーチ・アンド・マーケットによれば2018年のテレコム市場の規模は2.7兆ドルです。2022年に向けて年率6.4%で成長を見込みます。

上記から、当サイトではテレコム業界の市場規模を2.5兆ドルとして市場シェアを計算しております。

世界の主要通信・携帯電話会社の一覧

AT&T


米国最大級の電話会社です。電話を開発したグラハム・ベルによって設立された世界初の電話会社の流れをくみます。長距離と地域電話会社(ベビーベル)への分割後、ベビーベルの1社のSBCコミュニケーションが買収後AT&Tへと社名を変更しました。携帯分野はAT&Tモビリティが担当しています。ルーセントテクノロジーやリバティメディア等はもともとはAT&Tより派生した会社群です。2016年にタイムワーナーを買収しました。

China Mobile(チャイナ・モバイル、中国移动通信集団、中国)


世界最大の携帯電話キャリアです。6億人超の加入者を擁します。元々はChina Telecom(チャイナ・テレコム)の移動通信部門でした。

Vodafone Group(ボーダフォン、英)


英に本拠を置く世界最大級の固定及び携帯電話キャリアです。欧米を中心に世界展開しています。

NTT


日本の誇る最大級の通信キャリアです。NTT東西、NTTドコモ、NTTコムによる体制で世界的に事業を展開しています。

America Movil(アメリカ・モビル、メキシコ)


世界有数の富豪であるCarlos Slim(カルロススリム)率いる固定及び携帯電話キャリアです。中南米で圧倒的な地位を占めます。

Telefonica(テレフォニカ、スペイン)


スペインに本拠を置く固定及び通信会社です。南米のスペイン語圏を中心に世界展開しています。

China Unicom(チャイナ・ユニコム、中国联通、中国)

1994年創業の中国第2位の国営固定及び携帯電話キャリアです。

Verizon(ベライゾン)

米国最大級の通信キャリアです。ベル・アトランティックが前身です。VodafoneとのJV解消に伴う取引で親会社のVerizon Wireless(ベライゾン・ワイヤレス)を完全子会社化しました。

VimpelCom(ウィンペル・コミュニケーションズ、蘭)

ロシアの通信会社Altimo(アルティモ)とノルウェーの携帯キャリアであるTelenor(テレノール)との合弁会社です。旧ソ連圏に強みを持ちます。

Orange Group(オランジュ、仏)

仏最大手の通信キャリアです。旧国営のフランス・テレコムグループ傘下ですが、フランステレコムはオレンジブランドを統一ブランドとして利用しています。

Bharti Airtel(バーティ・エアテル、印)

インド最大手の通信キャリアです。ボンベイ証券取引所に上場しています。

China Telecom(チャイナ・テレコム、中国电信集団、中国)

中国の固定回線最大手の通信キャリアです。China Mobile(チャイナ・モバイル)を分割後、2009年に携帯キャリア事業に参入しています。移動体通信では中国内3位です。

Deutsche Telekom(ドイツテレコム)

ドイツ最大の通信キャリアです。携帯キャリアはT-Mobile(ティーモバイル)で展開しています。Telekomといえばドイツテレコムを指す。2020年にソフトバンクから米国の通信会社であるスプリントを買収しました。

Mtn Group(mobile telecommunications Netork、南ア)

南アに本拠を置き、アフリカ・中東にて通信事業を展開する大手通信キャリアです。

Telenor ASA(テレノール、ノルウェー)

ノルウェー国営の通信キャリアです。オスロ証券取引所に上場しています。

Telecom Italia Mobile(テレコム・イタリア、伊)

通信大手のTelecom Italia傘下の伊最大の携帯キャリア会社です。TIM(Telecom Italia Mobile、テレコム・イタリア・モービレ)のブランドでイタリア・ブラジル(TIM Brasil)で携帯事業を展開しています。テレビ、音楽、ゲーム等のエンターテイメントコンテンツの配信サービスも手掛けています。国際キャリアはSparkleブランドで展開しています。

Softbank

日本の大手通信キャリアです。ボーダフォンより日本事業を買収し成長しました。米第3位の携帯キャリア会社であるスプリントを2013年に買収しましたが、2019年にドイツテレコム傘下のTモバイルへと経営統合しています。

Etisalat(エティサラート、エミレーツ・テレコミュニケーションズ・コーポレーション)

アラブ首長国連邦に本拠を置く携帯キャリアです。アラブ圏を中心に事業を展開しています。

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