銀(シルバー)鉱山会社の世界市場シェアの分析

銀鉱山開発会社・シルバー生産会社の世界市場シェアやランキングについて分析をしています。フレスニロ、ポリメタル・インターナショナル、KGHMポルスカ、グレンコア、ゴールドコープ、コンパニア・デ・ミナス・ブエナベンチュラ等主要な銀鉱山開発会社・シルバー生産会社の概要も掲載しています。

銀・シルバーの世界生産量

当サイトでは、銀鉱山開発会社の世界市場シェアを計算するにあたり、下記の情報を基に、銀・シルバーの年間産出量を1000百万オンスとしています。
トムソン・ロイターGFMS 社によれば、2018年の銀の世界生産量は、998.4百万オンスと発表されている。1オンスは、28.349グラムなので、998.4百万オンスは約2万8千トンと計算されます。
民間調査会社のStatista社によれば、2018年の銀の産出量は2万7千トンと推計されています。年間5千トン前後が再利用されています。

世界市場シェア

「世界の銀(シルバー)生産量 企業別トップ10ランキング」を基に、2018年の市場シェアを計算すると以下の通りとなります。

1位 フレスニロ 5.9%
2位 KGHM 4.4%
3位 グレンコア 3.5%
4位 コンパニア・デ・ミナス・ブエナベンチュラ 2.7%
5位 ポリメタル・インターナショナル 2.5%
6位 パンアメリカンシルバーコープ 2.5%
7位 ゴールドコープ 2.5%
8位 ホックシールド・マイニング 2.0%
9位 ヒンドゥスタン・ジンク 1.9%
10位 ボルカン・カンパニア・ミネラ 1.7%

フレスニロは、もともとはペニョーレス社の事業部門でした。2008年に分社化しています。金の生産でも世界大手です。2位のKGHMはポーランドの銅・銀鉱山開発会社です。3位はスイスの資源商社・資源開発会社のグレンコアです。石炭でも大手です。4位はペルーに本拠を置くコンパニア・デ・ミナス・ブエナベンチュラです。ヤナコッチャ金山を筆頭に金鉱山開発にも強いです。5位はロシアに本拠を置き、ロンドンに上場するポリメタル・インターナショナルです。

銀の用途

銀の用途で最も多いのは工業用・産業用の利用です。需要全体の約55%となっています。工業用では、太陽光パネルの材料、電池、歯科用途(銀歯)、鏡等で用いられている。次の多い用途としては、宝石(20%)、貨幣(20%)です。4番目の用途は食器となっています。

銀の用途
銀の用途 出所:フレスニロ社

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世界の主要な銀の生産会社の一覧

Fresnillo(フレスニロ)

メキシコを代表する金・銀鉱山開発会社です。2008年にペニョーレス(Peñoles)の事業部から分社化して誕生したのち、ロンドン証券取引所に上場しました。ぺニューレスは、同社上場後も約75%のフレスニロの株式を保有していなす。フレスニロ社の操業を開始している鉱山には、基幹銀山であるフレスニロ、Saucito鉱山、San Julián鉱山等を有shています。なお、ペニョーレスは、メキシコのコングロマリットであるGrupo BAL傘下にあります。

銀生産量
銀生産量 出所:フレスロニ社

BHPグループ(ビーエイチピー)

BHP(ビーエイチピー、BHP)は、世界最大の鉱業会社です。2001年に豪ブロークンヒル・プロプライエタリー・カンパニー(Broken Hill Proprietary Company Limited、BHP) と英ビリトン(Billiton plc) の統合により誕生しました。2018年にBHPビリトン(BHP Billiton)からBHPグループへと改称しています。合併後もロンドンとオーストラリアの2つの株式市場に上場するdual-listed companyとして存在しています。
銅、鉄、ダイヤモンド、石炭、石油、ニッケル、ボーキサイト等の鉱石の生産に携わっています。豪州のOlympic Dam鉱山でウランの生産・開発を行っています。銅鉱山では世界最大規模の生産量を誇るチリのEscondida(エスコンディーダ)を保有しています。ニッケルは、ウェスト・オーストラリア鉱床が、世界最大級の良質なニッケルブリケットやパウダーを生産しています。ウェスト・オーストラリア鉱床においては、Mount Keith(キース山)が、良質なニッケル鉱山です。

BHPビリトン キース山

BHPビリトン キース山
出所:同社

KGHM Polska Miedź(KGHMポルスカ)

ポーランドに本拠を置く銀の生産会社です。銅の生産量でもトップクラスです。

Glencore(グレンコア)

グレンコア(Glencore)はスイスに本拠を置く資源商社です。1974年にスイスのトレーダーであるマーク・リッチによって設立されました。2012年にカナダの穀物流通大手バイテラを、2013年には資源メジャーであるエクストラータを買収しています。亜鉛、原料炭、一般炭、銅、コバルト、ニッケル等マイニングや、エネルギー及び穀物トレーディングが事業の柱となっています。トレーディング機能と上流権益の開発機能をあわせもつ資源メジャーとも言えます。コバルト事業では、コンゴ民主共和国の世界最大のコバルト鉱山であるMutanda(ムタンダ)を所有しています。2018年に、中国の格林美(GEM)と3年間5万トンのオフテイク契約を締結しました。なお、GEMは、中国のEVバッテリー大手である寧徳時代新能源(CALT)のサプライヤーです。

ムタンダ鉱山

ムタンダ鉱山

ムタンダ鉱山
出所:Bing

穀物トレーディング事業では、麦やとうもろこし等の商品を取り扱います。2017年1月に穀物部門を分社化し、グレンコア・アグリカルチャーを設立しました。カナダの穀物商社であるバイテラを所有しています。

Goldcorp(ゴールドコープ)

カナダの資源大手です。金と銀の生産ではトップクラスです。

Polymetal(ポリメタル)

ロシアに本拠を置く貴金属生産大手です。ロンドン証券取引所に上場しています。Dukatが同社の中核銀山でです。

Pan American Silver(パン・アメリカン・シルバー)

カナダに本拠を置く銀の生産大手です。

主要な業界団体
The Silver Institute:年間生産量等の統計が掲載されています。