貨車リース・鉄道車両リース業界の世界市場シェアの分析

貨車リース・鉄道車両リース会社の世界シェアや市場規模の情報を分析しています。ウェルズファーゴレール、GATX(ガテックス)、ユニオンタンクカー、CITレイルカー、SMBCレールサービシーズといった貨車車両リース大手の動向も掲載しています。

世界市場シェア(2020年)

貨車リース・鉄道車両リース各社の2020年度のリース台数(⇒参照したデータの詳細情報)を分子に、後述する市場規模を分母にして、2020年の貨車リース業界の世界市場シェアを算出すると、1位はウェルズファーゴレイル、2位はガテックス、3位はユニオンタンクカーとなります。

  • 1位 ウェルズファーゴレイル 11.3%
  • 2位 ガテックス 11.2%
  • 3位 ユニオンタンクカー 9.9%
  • 4位 トリニティ 9.9%
  • 5位 CITレイルカー 9.2%
  • 6位 VTG 6.6%
  • 7位 グローバルトランス 5.6%
  • 8位 SMBCレール 4.3%
  • 9位 Emewa 3.3%
  • 10位 ブランズウィック 3.1%
  • 11位 Wascosa 1.1%
  • 12位 Touax 0.9%

業界の最大手は、北米の金融機関大手である、ウェルスファーゴです。GEキャピタルから貨車リース事業を買収して、世界大手となりました。世界2位は、同じく北米のガテックスです。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場する、独立系の貨車リース会社です。世界市場シェア3位は、北米のユニオンタンクカーです。同社は、バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイの子会社です。4位は北米のトリニティ、5位も北米のノンバンク大手であるCITレイルカーです。6位は欧州最大でドイツに本拠を置くVTG、7位はロシアの貨車リース大手であるグローバルトランス、8位にはアメリカン・レール・リーシングを買収したSMBCレールサービス、9位はフランス国鉄傘下のEmewaです。

市場規模

鉄道車両の種類には、客車に加え、ホッパーカー、ボックスカー、タンク車、フラットカー、ゴンドラ、インターモーダル、冷蔵ボックスカーなどが挙げられます。当サイトでは、下記の業界統計データも参照して、1297千両を2020年の鉄道車両・貨車リース業界の市場規模としております。

GATXとGlobaltransによれば、2020年の北米、欧州、インド、ロシアの車両・貨車の台数ベースの市場規模は3848千両となります。そのうちのリースされている市場規模は1297千両となります。調査会社のファクトエムアールによると、2020年の同業界の金額ベースの市場規模は142億ドルです。2030年にかけて9%での成長を見込みます。⇒参照したデータの詳細情報

貨車リース・車両リース大手の動向

Wells Fargo Rail(ウェルズファーゴレール)

米国の銀行大手であるウェルズファーゴ傘下の貨車リース会社です。2015年にGEキャピタル・レールを買収して、世界最大手となりました。貨車及び電動機関車のリースを主に北米で展開しています。

GATX(ガテックス)

1898年に北米シカゴで設立された老舗貨車リース会社です。五大湖での貨物船の運航や、ドライバルク船による輸送も手掛けていますタンク車、貨車、機関車のリースに強みを持ちます。

Union Tank Car(ユニオンタンクカー)

北米に本拠を置く貨車リース会社です。Marmon社が直接の親会社ですが、Marmon社はバークシャー・ハサウェイに買収されています。

CITレイルカーリーシング

北米でノンバンク事業を展開する独立系のCITグループに属しチェいます。貨車リース子会社を通じて、事業を展開しています。欧州はNacco Groupを通じて事業を展開していましたが、2017年に欧州同業のVTGが買収を行っています。

Trinity Rail(トリニティ・レイル)

北米の鉄道や輸送船などの輸送機メーカーであるトリニティ・インダストリーズ(Trinity Industries)グループの貨車リース会社です。タンク・貨車、内地ホッパー船・タンク船等を製造・販売・リースしています。メーカー出自のリース会社である点が特徴です。

VTG

ドイツのハンブルクに本拠を置く貨車リース会社です。欧州最大手です。2017年に北米のCITよりNacco Groupを買収しました。主に欧州を中心に事業を展開しています。

Ermewa

フランス国鉄傘下の貨車リース会社です。

SMBCレールサービシーズ

日本の三井住友銀行傘下の貨車リース会社です。2016年に著名投資家のカール・アイカーン氏からアメリカン・レールカー・リーシングを買収し、北米大手のリース会社となりました。日本勢では、他に丸紅が北米、三菱UFJリースが北米、三井物産が欧州で貨車・鉄道リース事業を展開しています。

Brunswick Rail(ブランズウィックレイル)

2004年に設立されたロシアに本拠を置く鉄道向け車両リース会社です。タンク、自動車運搬、コンテナボックなど幅広い貨車のリースを行なっています。

Beacon Rail Leasing(ビーコンレイルリーシング)

欧州を拠点に電気機関車、客車、貨車のリース事業を展開しています。元々はMUFG傘下でしたが、現在はJPモルガン傘下となっています。

Globaltrans(グローバルトランス)

Andrey Filatov氏、Nikita Mishin氏及びKonstantin Nikolaev氏によって設立されたロシアに本拠を置く貨車リース会社です。ゴンドラ車に強みを持ちます。

参照したデータの詳細情報について


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