コネクター業界の世界市場シェアの分析

コネクター業界の世界市場シェアや市場規模の情報を分析しています。TEコネクティビティー、アンフェノール、モレックス、アプティブ、日本航空電子工業等世界の主要なコネクターやスイッチメーカー概要も掲載しています。

コネクター業界の世界市場シェア(2019年)

最新業界別売上高世界ランキング第7巻」に記載のコネクターメーカー各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の順位となります。

1位 TEコネクティビティー 21%
2位 アプティブ 16%
3位 アンフェノール 13%
4位 モレックス 6%
5位 日本航空電子工業 3%
6位 ベルデン 2%
7位 ハベル 1.4%
8位 日本圧着端子製造 1.3%

コネクター業界の世界シェア(2019年)は、1位がTEコネクティビティー、2位がアプティブ、3位はアンフェノールです。

市場規模

当サイトでは、調査会社等の公表データを参考にし、コネクター業界の2019年の世界市場規模を650億ドルとして市場シェアを計算しております。参照にしたデータは以下の通りです。
調査会社のビショップ&アソシエイツによれば、2019年の業界の市場規模は641億ドルです。また調査会社のルシンテルによると、2025年には775億ドルまで拡大すると見込まれています。

コネクターとは
コネクターとは電子回路等において機器を接続するために利用される部品です。機器同士を接続してしまうと分離することが難しくなりますが、コネクターを通じて接続することでより柔軟な機器の組み合わせによる設計が可能となります。データ転送容量や高圧対応等が技術的な差別化に繋がっています。電子情報技術産業協会によると、コネクターには、光コネクター、角形コネクター、丸形コネクター、同軸コネクター、プリント基板用コネクター等の種類があります。

世界の主要なコネクターメーカーの動向

TE Connectivity(TEコネクティビティー)
スイスに本拠を置くコネクター大手です。元々は警備サービスや防犯機器製造大手のタイコ・インターナショナルのコネクター部門でしたが、Tyco Electronicsとして分社化後、TEコネクティビティーに社名変更をしました。現在はニューヨーク証券取引所に上場しています。

Amphenol(アンフェノール)
米国に本拠を置くコネクター・スイッチ大手です。1932年創業。航空宇宙や産業機器向けのコネクターに強みを持ちます。

Belden(ベルデン)
1902年に創業されたケーブルやコネクターのメーカーです。電線や光ファイバー等も展開しています。

Molex(モレックス)
米国に本拠を置くコネクター大手です。元々はGE向けにコネクター製品を供給し発展しました。2013年に米複合企業体大手のKoch Industries(コーク・インダストリーズ)の傘下に入りました。同社はコーク兄弟が所有する会社です。

Foxconn Technology(フォックスコン)
台湾に本拠を置く電子機器受託生産(EMS)世界大手の一角です。OEMの供給先のパソコンや電子機器メーカーに対して各種コネクターやスイッチを供給しています。

Aptiv(アプティブ)

アプティブ(Aptive)はもともとはゼネラルモーターズ(GM)の自動車部品子会社でした。1999年にDelphi(デルファイ)として分社化しました。さらに2017年にパワートレイン等の事業をデルファイテクノロジーズとして分社化し、コネクター、ワイヤーハーネス、車載センシングを含む事業はアプティブへと社名を変更しました。なお、2020年にデルファイテクノロジーズはBorgWarnerと経営統合をしました。

日本航空電子工業(JAE)
1953年に設立されたコネクター等のメーカーです。NECグループの上場子会社です。

日本の有力プレーヤー
JAE以外の日本におけるコネクターの有力企業としては、矢崎総業、日本圧着端子製造、住友電装、ヒロセ電機などがあります。

業界関連書籍
電子部品 営業利益率20%のビジネスモデル
電子部品が一番わかる
トコトンやさしい電子部品の本

コメント

タイトルとURLをコピーしました