資産運用・アセットマネジメント会社の世界市場シェアの分析

資産運用・アセットマネジメント会社の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。ブラックロック、バンガード、ステート・ストリート、フィデリティ等世界の世界大手の運用会社の動向も掲載しています。

世界市場シェア

調査会社シンクアヘッドオーガニゼーションが公表した2018年度末の資産運用会社の運用残高を分子に、後述する市場規模を分母にして運用会社の市場シェア計算すると以下の通りとなります。

1位 ブラックロック 6.7%
2位 バンガードグループ 5.3%
3位 ステートストリート 2.8%
4位 フィデリティインベスト 2.7%
5位 アリアンツグループ 2.4%
6位  J Pモルガン・チェース 2.2%
7位  バンクオブニューヨークメロン 1.9 %
8位 アムンディ 1.9 %
9位  キャピタルグループ 1.9 %
10位  アクサグループ 1.8 %

世界シェア1位の資産運用会社は、米国のブラックロックです。買収を重ねて、頭ひとつ抜きに出た形となっています。運用資産の総計は、東証1部の時価総額に匹敵する規模です。世界シェア2位は、米国のバンガード・グループです。ETFを中心としたパッシブ運用に強みを持ちます。3位は、米国のステート・ストリート・グローバルです。カストディなどの資産管理業務に強みを持ちます。インベスターズ・バンク・アンド・トラストを買収して、更なる業容の拡大を目指します。
4位は、米国のフィデリティ・インベストメンツです。ジョンソン一族による同族経営の資産運用会社です。5位は、ドイツのアリアンツ・グループです。欧州最大の保険会社です。ピムコを買収し、資産運用の分野も強化しています。6位は、JPモルガン・チェースです。米国の大手銀行ですが、ヘッジファンドの資産管理等に強みを持ちます。ランキングの上位は、運用資産残高が1兆ドルを超えていることから、1兆ドルクラブと言われています。日本勢では、資産管理業務に強い三井住友信託や三菱UFJグループ、保険会社の日本生命が上位入りを狙っていますが、規模では大きく引き離されています。

市場規模

コンサルティング会社のBCGによれば、2019年の資産運用会社の運用残高は89兆ドルです。また、調査会社のシンクアヘッドオーガニゼーションとウィルズタワーズワトソンによれば、2018年度末の運用会社上位500社の運用資産額は91.5兆ドルです。一方、コンサルティング会社のPWCによれば、2016年の残高は84.9兆ドルです。
当サイトでは市場シェア算定にあたり、運用残高を90兆ドルとしてています。

世界の主要な資産運用会社の一覧

BlackRock(ブラックロック)
米国に本拠を置く世界最大級の資産運用会社です。もともとはブラックストーンの債券運用部門として1995年に誕生しました。2005年にメットライフからステートストリート・リサーチ・マネジメント、米大手銀行のPNCの資産運用部門、2006年にメリルリンチ・インベスト・マネジャーズ、2009年にバークレイズより株価指数連動型上場投資信託(ETF)につよいバークレイズ・グローバル・インベスターズを買収し事業を拡大しています。リスク管理等の情報システムであるアラディンを、他の資産運用会社に開放するプラットファーマー型の戦略でさらなる成長を模索しています。

Vanguard(バンガード)
米国に本拠を置く資産運用会社です。ETF商品の運用残高で世界有数の規模です。

Allianz(アリアンツ)
ドイツに本拠を置く世界最大級の保険会社です。債券投資商品に強いピムコを傘下に保有しています。

State Street(ステート・ストリート)
米国に本拠を置くファンドの資産管理業務大手です。インベスターズ・バンク・アンド・トラストを買収し資産運用業務を強化しています。

フィデリティ
米国に本拠を置く独立系の資産運用会社大手です。非公開企業です。

Capital Group(キャピタル・グループ)
米国に本拠を置く独立系の資産運用会社大手です。1931年に設立され、非公開企業です。

銀行系の運用会社
J.P. Morgan Chase(JPモルガン・チェース)、Bank of New York Mellon(バンク・オブ・ニューヨーク・メロン)、BNP Paribas(BNPパリバ)、Deutsche Bank(ドイツ銀行)が資産運用の分野では大手です。

保険会社系の運用会社
AXA(アクサ)、Prudential Financial(プルデンシャル・フィナンシャル)が資産運用の分野では大手です。

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