自動車用シート・シート部品における世界最大のグローバルサプライヤーです。世界33か国、208拠点で約75,000人の従業員が自動車用シート生産に携わっています。日本では国内9拠点を展開し、大手自動車メーカーに製品を納入しています。世界中の車の4台に1台がアディエントのシートを利用しています。元々は建築用空調機器を設計・製造していたJohnson Controlsが1985年にHoover Universalを買収してシート事業に参入し、2016年にシート事業をスピンオフしてアディエントが設立されました。
2019年度
売上高は前年度比5%減の16526百万ドルになりました。営業利益は46百万ドルの赤字になりました。売上の減少は、主にEMEAとアジアでの生産量の減少と、為替変動による影響によるもので、アメリカ大陸での生産量の増加によって部分的に相殺されました。
2020年度
売上高は前年度比23%減の12670百万ドルになりました。営業利益は204百万ドルの赤字になりました。売上の減少は、第2四半期から始まったCOVID-19に関連した大幅な業務中断により全地域で売上が減少したためです。
2021年度
売上高は前年度比8%増の13680百万ドルになりました。営業利益は268百万ドルになりました。営業利益率は2%となりました。売上高の増加は、前年度に発生したCOVID-19による業務中断からの回復や為替変動によるものです。
2022年度
売上高は前年度比3%増の14121百万ドルになりました。営業利益は前年度比31%減の184百万ドルになりました。営業利益率は1%となりました。売上高の増加は、アメリカ大陸における生産量の増加によるものです。営業利益の減少は、輸送費の上昇、全体的なコスト上昇、EMEAでの全体的な生産量の減少によるものです。
2023年度
売上高は前年度比9%増の15395百万ドルになりました。営業利益は前年度比139%増の439百万ドルになりました。営業利益率は3%となりました。売上の増加は、全ての地域における生産量の増加と販売価格上昇によるものです。
2023年第3四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比16%増の4,055百万ドルになりました。営業利益は148百万ドル、営業利益率は4%となりました。売上の増加は、全ての地域における生産量の増加と販売価格上昇によるものです。
2023年第4四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比2%増の3,729百万ドルになりました。営業利益は113百万ドル、営業利益率は3%となりました。
2024年第1四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比1%減の3,660百万ドルになりました。営業利益は88百万ドル、営業利益率は2%となりました。売上の減少は、アメリカでの生産量の低下(UAWストライキによる生産中断のため)と、アジア地域での生産量低下による影響です。
2024年第2四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比4%減の3,750百万ドルになりました。営業利益は10百万ドルの赤字となりました。売上の減少は、アメリカおよび EMEA 地域における生産量の減少や為替変動などによる影響です。
2024年第3四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比8%減の3,716百万ドルになりました。営業利益は70百万ドル、営業利益率は2%となりました。売上の減少は、全地域における生産量の減少や為替変動などによるものです。
希薄化後EPSは前年度比0.4%増の2.70円になりました。1株当たりの配当は前年度比18%減の0.56円になりました。配当性向は21%になりました。
セグメントは、アメリカ大陸、EMEA、アジアに分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。
アメリカ大陸
主にアメリカとメキシコがこのセグメントに含まれます。
EMEA
主に、ドイツ、ポーランド、チェコ、スペインがこのセグメントに含まれます
アジア
主に、中国、対、韓国、日本がこのセグメントに含まれます
2017年
自動車シート分野の製品を製造するFuturis Groupを買収
2020年
自動車用ファブリック製造事業(ラミネート事業を含む)を旭化成グループ会社であるSage Automotiveへ売却
2020年
高級シートを製造するRECARO事業をRaven Acquisitionsへ売却