太陽光パネル業界の世界市場シェアの分析

太陽光パネル業界の世界シェアや市場規模について分析をしています。ロンジ、JAソーラー、トリナ、カナディアンソーラー、ジンコ、ファーストソーラーといった主要パネルメーカーの概要や動向も掲載しています。

世界市場シェア

太陽光パネルメーカー各社の2020年度の売上高(⇒参照したデータの詳細情報)を分子に、また後述する太陽光パネル業界の市場規模を分母にして2020年の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はロンジとなります。

太陽光パネルメーカーの世界市場シェアと業界ランキング

  • 1位 ロンジ 4.80%
  • 2位 ジンコソーラー 3.17%
  • 3位 トリナソーラー 2.59%
  • 4位 JAソーラー 2.27%
  • 5位 カナディアンソーラー 2.05%
  • 6位 ハンファ 1.93%
  • 7位 ライセンエナジー 1.04%
  • 8位 ファーストソーラー 1.00%

太陽光パネルの世界シェア(2020年)
太陽光パネルの世界シェア(2020年)

2004年の太陽光パネル業界のランキングと比較すると日本やドイツのパネルメーカーが脱落し、中国のメーカーが急成長したことが伺えます。

現在は中国メーカーが上位を独占していますが、2004年はシャープが世界シェア1位、京セラが2位、三菱電機が3位と日本勢がトップ3を独占していました。Q-Cells、三洋電機等その後破綻・消滅した会社も多くトップに入っています。

2004年太陽光パネルシェア
2004年太陽光パネルシェア
©業界再編の動向

業界の動向

2021年 パナソニックが太陽光パネル製造からの撤退を発表

市場規模

当データベースでは、太陽光パネル業界の2020年の世界市場規模を1705億ドルとして市場シェアを計算しております。参照にしたデータは以下の通りです。
フォーチュンビジネスインサイツによると2020年の同規模は1705億ドルです。2028年にかけて年平均6.9%での成長を見込みます。調査会社のグランドビューリサーチによると、2019年の同業界の市場規模は1152億ドルです。2020年は1310億ドルを見込みます。⇒参照したデータの詳細情報
ターンキーメーカーと言われる太陽光パネルの製造設備を一括導入する会社が生まれた結果、太陽光パネルメーカーが急増しました。各国の再生エネルギーへの補助金制度(固定買取価格)の見直しによって需要側の影響があるものの、再生エネルギー追い風が吹いており、今後も規模の拡大が見込まれる市場です。

太陽光セルの種類
太陽光パネルは、セル・モジュール・アレイから成り立っています。太陽光を電力へと変換する太陽光セルは、単結晶・多結晶と言われる結晶シリコン、薄膜シリコンと言われるアモルファスシリコンや薄膜化合物があります。化合物にもCIS(銅・インジウム・セレン)、テルル化カドミウム、ガリウムヒ素等の種類があります。現在の主流は結晶シリコン型となっています。

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世界の主要な太陽光パネルメーカーの動向

JA Solar(JAソーラー)
2005年に創業された中国の上海に本拠を置く大手モジュールメーカーです。太陽光のセルの生産でも大手です。太陽光向けウエハ、セル、モジュールそしてソーラー発電所の運営まで一貫して行っています。

Hanwha(ハンファ)
韓国の中堅財閥であるハンファグループに属する太陽光モジュールメーカーです。ドイツのQセルズを買収しまし、ハンファQセルズのブランドで太陽光分野を展開しています。

Trina Solar(トリナソーラー、天合光能)
1997年にJifan Gao氏によって設立された中国の江蘇省に本拠を置く中国大手太陽光モジュールメーカーです。

Canadian Solar(カナディアン・ソーラー)
2001年に設立されたカナダに本拠を置く中国系太陽光モジュールメーカーです。

Jinko Solar(ジンコ)
2006年に創業された中国の大手太陽光モジュールメーカーです。単結晶ウェハの供給でもLongi(ロンジ)、Zhonghuan Semiconductor(ジョンホワン・セミコンダクター、天津中環半導体)に次ぐ第3位です。

Longi Solar(ロンジソーラー)
2000年に設立された太陽光モジュールメーカーです。単結晶ウエハからモジュール製造まで一貫して行っています。

First Solar (ファーストソーラー)
米最大手太陽光モジュールメーカーです。結晶シリコンではなくカドミウム を利用したモジュールを製造しています。

Risen Energy(ライセンエナジー)
1986年に設立された太陽光発電モジュールメーカーです。

GCLシステムインテグレーションテクノロジー
2003年に設立された中国に本拠をおく太陽光モジュールメーカーです。

Yingli Green Energy(インリー、英利緑色能源控股有限公司)
中国の河北省に本拠を置く中国大手太陽光モジュールメーカーです。2020年に法的整理に入りました。

Talesun(中利)
1998年に設立された中国の太陽光モジュールメーカーです。

ReneSolar(レネ)
中国の大手太陽光モジュールメーカーです。

Sharp(シャープ)
日本を代表する太陽光モジュールメーカーです。

Kyocera(京セラ)

日本を代表するセラミックメーカーです。セラミックにおける焼結技術を活用するべく、工具の分野では、2011年にデンマークの超硬工具メーカーのユニメルコ、2016年に米超硬工具メーカーのSGSツールカンパニーを買収しています。電動工具でも2017年に住宅向けくぎ打ち機大手の米SENCOホールディングスを買収して事業を拡大しています。複写機分野も手がけ三田工業を買収しドキュメントソリューションを強化しています。太陽光のモジュールも展開しています。

参照したデータの詳細情報について


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